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春の使者を迎えた「音楽の都」ウィーン(写真)

(明慧日本)オーストリア最大の公演センターであるウィーン都市劇場は2009年4月5日午後、春の使者、神韻ニューヨーク芸術団を迎えた。

  ウィーンの観客にとって、神韻芸術団は見覚えのある芸術団だ。昨年3月にも神韻芸術団は、「世界の音楽の都」と呼ばれるウィーンで盛大な拍手を博した。今年の春、神韻は1年ぶりに再びウィーンを訪問した。

  バレリーナ:視覚の享受

バレリーナのIliana Chivarovaさん

 芸術の都の名にふさわしく、観客の中には地元の芸術家も少なくなかった。ウィーン国家歌劇院と民族歌劇院バレエ団のバレリ−ナであるIliana Chivarovaさんもその1人であった。

 公演の終了後、彼女は興奮して話し始めた。「扇の舞踊は本当に美しいものですね」

 Iliana Chivarovaさんはオーストリア籍のブルガリアダンサーで、2004年にウィーンでもっとも有名なバレエ団に入った。彼女はフランスのビアリッツ古典舞踊国際大会で金賞を獲得したこともある。

 彼女が話している扇の舞踊は、春の気配に満ちた「迎春」である。幕が上がった瞬間、春の雰囲気あふれる景色が観客の目に入り、20人あまりの少女たちが扇を持って花の海のように舞った。その瞬間、劇場には盛大な拍手が起こり、雰囲気はクライマックスに達した。

 「その衣装、特にその雰囲気、そしてその韻致は、本当に人を感動させます。衣装、音楽、扇、長袖は本当にきれいです」

  彼女にとって、中国は神秘ではるかな遠い国であった。神韻公演を通じて、彼女は自分が憧れていた中国文化の精神的な境地が分かるようになった。「音楽と舞踊を通じて、人々に善を行うことを勧める精神的な境地が好きです。最も印象に残ったのは法輪功修煉者が迫害される演目(「迫害の中で私たちは神の道を歩み続ける」)です。中国で発生しているこの迫害は非常に悲惨なもので、公演を見て驚きました」

  ブラジル・ピアニスト:中国芸術の境地を味わった

ピアニストのAntunesさん

 ウィーン音楽ホールなどで何度か演奏会を開催したことのあるAntunesさんは、ブラジルから来たピアニストである。彼女は音楽に興味を持っている数人の友人を誘って、全く違う雰囲気の神韻公演を鑑賞した。

 Antunesさんは神韻の音楽が大好きだという。「音楽は非常に美しいものです。変化が多い西洋音楽と違うのは、中国の音楽は抑揚があり、繊細です。中国音楽を聴くとすれば、その平和的な境地を味わう必要があります」

 彼女の友人のRienerさんはウィーン大学で校務管理を担当している。性格の問題かも知れないが、彼は勢いがよく、快い「迎春」の演目が気に入ったという。

  帽子デザイナー:色彩の組み合わせは一流

 オーストリアから来たHelga Neuhauserさんは娘の家族と一緒に、数十キロを走らせて神韻を鑑賞した。Helgaさんは「絹の生地と鮮やかな色彩、そして色彩の組合せはすべて一流でした」と語った。

  Helga Neuhauserさんは若い頃、正統的な帽子デザインのトレーニングを受けた。帽子のデザインも色彩、生地、スタイルなどのいろいろな領域にかかわり、特に衣装との組み合わせを重視する。

  インタビューに応じてHelga Neuhauserさんは「ダンサーの衣装はほとんど絹で作ったものです。そうすると踊る時、軽やかに見えます。色彩の変化に驚きました。オレンジと黄色からブルーに変化し、また、緑に変化するなんて、とても壮観です」と話した。

  彼女は「袖の舞」に出るダンサーたちの淡い黄色とブルーの衣装、そして「迎春」のバックスクリーンで盛んに開いた桜のピンク色に憧れた。

  長年の職業的な見方から、彼女は公演の細部も見逃さなかった。「女優たちがスカートの下に軽やかなズボンを穿いているのに魅了されました。本当に絶妙な組み合わせです」

  「最初の舞踊『五千年文化の開創』で、バックスクリーン上から神々たちが世に降りて、舞台上に現れる場面の設計は本当に素晴らしいです。彼らが舞台に現れる時、まるで風に吹かれているように飛び舞っていました。本当に天国から降りたようです!」

  彼女は幼い頃から中国文化に憧れ、中国レストランで食事をする時、壁にかかっている中国画を見ると親しみを覚えていた。今回、女婿が彼女を神韻に誘ってくれ、長年の夢がかなったという。

  2009年4月10日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/4/6/198505.html