日本明慧
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世間の人々に真相を伝え、大法が奇跡を起こす


文/大法弟子・慧園

(明慧日本)私は10年間修煉してきました。この10年間、慈悲で偉大なる師尊の済度、加護、啓示を受けて、一歩一歩今日まで歩いて来ることができました。広大なる師尊のご恩に対し、いかなる人間の言葉を用いても感謝し尽くせません。それでは、私が最も記憶に残っている、身の周りで起きた二つの奇跡を書き、佛法が超常であることを同修と分かち合いたいと思います。

  一、ニラについての出来事

  2002年大晦日の夕方ごろ、道端でニラを販売していた商人に、法輪功が受けている迫害などの真相を伝えました。中国の東北の冬はとても寒く、ニラは分厚い布を被されていました。私は一束のニラを指して、計ってもらいながら、真相を伝えていました。この時、2人の中年女性がニラを買いに来ました。この2人はニラを指しながら「このニラは凍っているのではないか」と言いました。商人は私まで買わなかったら困ると思ったようで、2人にこの場から離れるように「買わないなら、他へ行ってくれ」と言いました。

  目の前での出来事について、私は気に留めず、真相を伝え続けました。彼は真相を理解し始め、最後には「法輪大法は素晴らしい」と認識しました。私は感無量となり、また1人の生命が救われました。

  家に戻り、買い物袋を開けてみると、やはりニラは凍っていました。解凍して見たのですが、ニラがネチャネチャになり、新聞紙に包んで冷蔵庫に入れました。

  翌朝、今日は大晦日だから、姑の家に行って年を越さなければならないので、ギョーザを作るために、質のいいニラを買って行かなくてはと思いました。新聞紙に包んだ昨日のニラが使えなければ捨てようと思って、開いてみると驚きました。先ほど畑で取ってきたばかりのニラのように青々としているではありませんか! 本当に奇跡です。思わず感激の涙が流れ出ました。

  二、本当に神話だ

  ある晩9時頃、私が真相資料を配り終えてから家に戻ると、夜市の前でスモモを売っていた商人に出会いました。そこで私は彼女に真相を伝えようとしました。私は「娘さん、このスモモは500グラムいくらですか?」と聞きました。娘さんは「1キロ1元です」と答えました。注意深く見てみると、スモモは緑色をしていました。手で触ってみると、腐っていてネチャネチャしていました。思わず「品質が良くないのではないですか?」と言いました。彼女は機嫌が悪くなり、「良くないから安くしているのではありませんか? 良いものは先ほど500グラム2〜3元で売っていました。これを売らなければ晩ご飯も抜きですよ」と言いました。私は「そうですか。こんなに夜遅くまで大変ですね。1キロ下さい」とお願いしました。

  私の話を聞いた彼女に笑顔が出ました。私は彼女との会話をまた続けました。「あなたは、37〜38歳ぐらいでしょう?」と尋ねると、彼女は「私の年齢をズバリ当てるのはあなたぐらいです。皆さんに40過ぎだとよく言われます」と言いました。「あなたはあっさりした人ですね。ところで、共産党という組織から離脱すれば、自分自身の安全を保つことできると聞いたことがありますか?」と聞いたところ、彼女の表情は険しくなり、大きな声で「私はそのようなことを信じません。他の人に話したらどうですか?」と言い返されました。私は微笑みながら彼女の肩を軽く叩いて「なぜ信じないのですか?」と尋ねると、彼女は「同じ事を何人もの人から聞きました。私には関係のないことです。私には金儲けしか分かりませんし、他のことには興味がありません」と言いました。

  私はさらに言いました。「私はそうは思わないのです。私は法輪功修煉者ですが、真・善・忍を修煉していますので、嘘を言いません。私はあなたより年上で50歳過ぎです。今日お目にかかれたのは、これも縁によるものだと思います。先ほど話した事は天機であり、大切にしてください。あなたの生命の存亡に関わる問題です。金銭がなければ働いて稼げばよいのですが、生命がなければ何も始まらないと思いませんか? 今の共産党の腐敗ぶりを見てください、汚職しない役人が1人でもいますか? 金の使いぶりを見ても分かるでしょう、そのお金のすべてが私達の血税ですよ。私達庶民はお金を稼ぐのにどれだけ苦労しているでしょうか? あなただって晩ご飯抜きで働いているでしょう。執政している役人は今まで何をしてきたのでしょうか? 庶民を虐めるため政治運動ばかりやっているでしょう、良い人であればあるほど虐めの対象になります。この度の法輪功に対する弾圧もそうですが、真・善・忍に基づいて修煉する善良な人達を迫害していては、天理が容認しないでしょう。人が治めなければ天が治めます。天に従うものは生き残り、天に逆らうものは滅びます。中共が滅びるのは天意であり、人間ができるものではないことは確かです。私達は何も悪いことをしていないのに、なぜ中共の副葬品にならなければならないのでしょうか? あなたはそう思いませんか?」

  私の話を聞いた彼女は大笑いし、「私達はやはり縁があります。それではお姉さんと呼ばせてもらいますよ。お姉さんの話した通りです。私は共産党組織の『団員、少先隊』を脱退します」と、清々しい表情で言いました。「法輪功が素晴らしい、真・善・忍が素晴らしいと覚えておいてくださいね。きっとあなたに素晴らしい未来をもたらします」と言うと、彼女は肩から荷が降りたように嬉しそうな顔で「良く覚えておきますよ、お姉さん。安心してください」と答えました。

  家に戻った私は、購入した品質の悪いスモモを冷蔵庫に入れました。翌日の正午ごろ、目の前で主人がキュウリをかじっているのを見て、冷蔵庫にスモモがあるからと告げました。考えてみたらあのスモモは食べられるのかな、と心配になり冷蔵庫を覗いてみると、体が固まってしまいました。あのスモモがみずみずしい色に変わり、完熟しているではありませんか! 一つ手にとって味を見てみると、非常に甘くて美味しかったのです。感動の涙が知らず知らずのうちに流れ出て、止まらなかったのです。これこそ佛法神通の体現であり、広大なる師父のご恩でもあります。偉大なる師尊よ、弟子を励まして下さいましたことを、必ず心に銘じます。

 私の主人(常人)はスモモを食べながら、「こんなに美味しいスモモは高かっただろう」と聞きました。私は「500グラムで1元だったよ」と答えました。主人は「安いね、たくさん買えばよかったのに」と言いました。私はこの出来事を詳しく主人に説明しました。主人は「奇跡だ、不可思議だ、まるで神話を話しているようだ」と納得していないような顔で言いました。

  この二つの出来事を通して、師尊の説法をより深く理解できるようになりました。師尊は次のようにおっしゃいました。「『法は全てを救い済度することができ、私が全てのいくら悪くなったものでも最も良いものにすることができる』と師父が言ったのを皆さんも聞きました。私に、そして大法に、この全てをやり遂げることができます」(『2003年カナダバンクーバー法会での説法』)

  今生で大法を得ることができ、大法弟子となり、師尊が直接衆生を済度して下さっている時期に出会えたのは、私にとって何よりも幸運です。どんな人間の言葉を用いても、感謝の心を表せません。唯一、修煉を精進し、後天に形成した観念と執着心を取り除き、師尊が私達に言われた行うべき三つのことを完璧に行ない、多くの衆生を救い済度し、そして同時に自己の修煉をしっかり行い、師尊に遵って返本帰真し、師尊の慈悲なる済度に対し失望させないことが、師尊に対する恩返しだと思います。

  2009年4月13日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/2/21/195834.html