日本明慧
■印刷版   

中国共産党はASEAN首脳会議開催中、法輪功への迫害に圧力をかける

(明慧日本)2009年のASEAN首脳会議の主催国として、タイは今年2月28日から3月1日に海辺の名所チャアムでのASEANサミットを開催することを発表した。4月11、12日、沿岸都市パタヤのロイヤルクリフリゾートでサミットを終えた後、各ASEAN諸国と主要6カ国のパートナー(オーストラリア、中国、インド、日本、ニュージーランドと韓国)と首脳会議を続ける予定であった。輝かしく美しいアジア太平洋地域の国際的なイベントに、いったん中国共産党が参加すると、パタヤには猛雨と暴風が襲ってきた。

 2009年3月末から4月にかけて、長年パタヤビーチの観光スポットで無料で法輪功の真相資料と『九評共産党』を配っていたグローバル脱党センターの法輪功修煉者たちは、怪しい人物が観光スポットで法輪功修煉者の写真を撮影し、ツアー団体客にまぎれて資料を要求し、真相資料や修煉者の運搬道具(自転車)を盗んだのを見た。そして、彼らは修煉者を家まで追跡し、家の大家にデマをとばして、修煉者を追い出そうと企んだが、修煉者が真相を伝えていたので、大家には理解と支持があり、陰謀は失敗に終わった。パタヤの警察と相談する中で知り得た情報では、これらの行動はすぐに始まるASEAN首脳会議に、中国共産党の頭目が来るからだという。当地の警察の関係者はそのようなことはしたくないと示した。

 2009年4月9日午前10時頃、過去初めてタイで法輪功修煉者逮捕事件を起こした警官(タイ特別警察署)がパタヤに住む法輪功修煉者の家に不法に侵入し、居留を理由として家にいた中国から国連難民署の保護を受けている3人の法輪功修煉者・韓麗さん、楚桂芝さん、魏利生さんを連行した。魏利生さんはまだ保護の申請中である。警官は住居をくまなく捜査し、鍵のかけてある部屋はドアを破ってまで捜査して、全ての法輪功書物、真相資料、CD、3台の携帯電話とパソコン、1台のカメラと現金が入っている封筒を奪い取った。その後、3人の法輪功修煉者はパタヤ警察局に拘禁された。

 4月10日の午後4時頃、3人の法輪功修煉者に対して審判し、不法入国、居留の罪でそれぞれ6カ月の刑罰、執行猶予2年、罰金それぞれ3800タイバーツを言い渡した。その後、バンコク移民局の刑務所に護送して無期限に拘禁した。そして法廷は携帯電話とパソコンを差し抑え、パソコンを検査すると公言した。

 パタヤ地域の法輪功修煉者は国際社会にASEAN首脳会議に注目すると同時に、中国共産党が国際政治、経済、外交を用いて、海外での人権、信仰に対する迫害を行っていることに注目するよう示した。また、タイと特別警察署が長期にわたり中国共産党の圧力に屈して、悪人を助けて悪事をする行為を厳しく譴責し、国際社会が中国共産党の悪質なやり口をはっきり見分けるよう呼びかけた。そして、くれぐれも中国共産党に協力してこの歴史の上で最も邪悪な人権の迫害の共犯者にならないようにと示した。

  2009年4月15日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/4/13/198874.html