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政治と修煉をはっきり区別し、修煉の道を正しく歩む


文/静慧

(明慧日本)政治は権力を中心としています。いわゆる「武力で天下を征服し、王者が国を治める」なのです。これは人類社会の次元の理で、政治の強力な権力を用いて人民を統治しています。当然、暴君は権力を乱用して悪事を働き、明君(賢明な君主)は権力を用いて良いことを行います。

 天国では、佛が慈悲なる善をもって世界を主宰することを、私たち修煉する者は皆知っています。

 修煉者は圓満成就を求め、常人社会の権力に対しては興味を持たないのです。大法弟子は長年迫害を受けていますが、政治には参加していません。師父は次のようにおっしゃいました。「私たちは政治に参与しておらず、人類の本当のこの邪教と張り合っているのではなく、なおさら人類の何かの政権を手に入れたいとも思っていません」(『新年の挨拶』)、「『九評』が発表されて以来、多くの常人は悪党の邪霊の虚言に動かされ、私たちが政治に参与していると言っています。しかし、皆さんが分かっているように、私たちは政治に参与していません。迫害されている中の人は政治に参与しても、憚るべきことではなく、当然のことです。しかし、私たちは政治に参与しておらず、政治に参与しないのです。本当の修煉者がなぜ世の人々の政治に参与し得るのでしょうか?宇宙は今法を正しており、このとき大法を修煉している人は法を実証し、衆生を救い済度することを目的としています」(『各地での講法五・2005年マンハッタン国際法会での説法』)

 大法弟子は皆、『九評』は悪党の本質を暴露するものであり、邪悪を解体し衆生を救い済度する目的であることを知っています。しかし、悪党は政治をやっていると中傷するのです。大法弟子が行っていることの基点、目的、方式から見ても政治をやっているのではありません。

 2008年1月1日、常人は中国暫定政府(米国、オーストラリア、欧州など在住の華人が2008年1月1日、米国ニューヨークで設立した。その宗旨は、中共の独裁体制を平和的に解体させ、未来中国に民主・自由・人権に基づいて憲政制度を確立させることである。総統の伍凡氏は今年72歳、米国在住の華人、1980年に米国に渡り、1982年に海外の中国民主化運動に参加し始め、経済学者と政治評論家でもある)を成立させました。常人にはこの政治の綱領と目的があり、表面的に見て悪党を暴露し、『九評』も伝え、悪党を暴露しているのです。しかし政治組織は政治組織で、政治行為は政治行為です。彼らは反乱を起こし、民衆暴動、軍事運動が起きてもおかしくありません。政権交代もあります。そして、これらのことは常人社会の政府にとって特に変わった話でもありません。歴史上の「封神演義」の中の武王・伐紂のようで、神仙が手伝うこともあります。

 今日の邪悪に直面して、大法弟子は法を実証しているのです。大法弟子が行っている三つのことの中で、すでに邪悪に反対する中国人を手伝っているのです。そうではありませんか? 平和で理性で暴力に反対する方式、真相を伝えることを含み、臨時政府も同じ方式を使って中国共産党を解体することを促進しているのではありませんか? 皆さんが分かっている通り、常人が法を実証することは大法弟子が法を実証することと違います。表面的に見ても、背負っている責任は違います。彼らには高次元の阻止や妨害のようなことはないかもしれません。なぜなら、彼らは世間の次元の理に符合すればよいのです。彼らが到達したい目的は世間の正義、政権などのこの次元のものを得ることです。しかし、大法弟子は衆生を救い済度するために行っているのです。なぜ真剣に臨時政府のことに参加し、他人へ参加を勧めるのですか? 私の国内に住む家族の郵便受けにこれらに関する資料が届いています。全てが政治に関する資料です。心の中で心地良くないと感じています。

 その組織に参加している大法弟子は、私たちとともに以下の二段落を学びましょう。

 「これほど大きな法、大法によって修煉してできたこれほど多くの偉大な未来の神、偉大な大法弟子がなぜ、常人の誰それに希望を託し得るのでしょうか? これは私たち自身に対する侮辱ではありませんか? 人類は神を左右することができるのでしょうか? しかし、私たちの多くの大法弟子はこのように考えました。一人や二人がこのように考えても構いません。それは個人修煉の問題です。皆さんがこのように考えていれば、大法弟子という集団の中で、これはどういう現象になるのでしょうか? それは大きな起伏であり、強大な執着なのです。」(『各地での講法二・2002年米国フィラデルフィア法会での説法』)

 弟子:師父にお伺いしますが、国内外の民主運動活動家は大陸で起きた、人権擁護のためのハンストを応援していますが、大陸にいる大法弟子はこの運動に参加し、大法弟子の信仰の自由を守るべきでしょうか?

 師:やはり、先ほどお話したように、大法弟子の修煉と衆生を救い済度することは第一義のことで、必ず行わなければならないことです。これらの活動の現れは、実は大法弟子に協力するためのものです。もちろん、大法弟子のために訴える弁護士が、悪党に迫害されているので、彼らを助けるべきです。彼らに協力していくらかのことを行なってよいのですが、度合いを正しく判断すべきです。私たちは政治団体ではありません。あなたは修煉者なのです。(『ロサンゼルス市での説法』)

 大法弟子が衆生を救い済度するために行う全ては師父が認めているのです。政治と修煉の本質は違います。基点を見直して、一歩一歩を正しく歩み、本当に自分と衆生に責任を持てるようにしましょう。大法が利用されることは許されず、大法弟子が利用されることは許されないのです。大法弟子の行っていることはとても難しいので、もっと自分の道を正しく歩むべきです。大法弟子の行っていることは最も正しい、最も清浄なことです。ですから、しっかりと行えるのです。

 2009年4月23日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/4/18/199157.html