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法輪功修煉者・龍観徳さんの親族一同が、中共当局に厳正な声明を発表

(明慧日本)広東省広州市の法輪功修煉者・龍観徳さんは2007年9月23日、警官に連行され、2008年8月4日、不法に裁判が開廷された。龍さんは不法拘禁中に、警官から殴打されたため、吐血し、血便も出た。しかし、警官は治療をさせなかったため、病状が一層悪化してしまった。龍さんの親族は数回にわたって、関係部門に龍さんの釈放を求めて、陳情に行ったが、何の結果も得られなかった。親族たちは、龍さんの命にかかわる病気のことをすごく心配していて、2009年4月15日、中共当局に厳正な声明を発表し、直ちに龍さんを釈放するように求めた。

  声明文は以下の通りである。

 私たちの親族である法輪功修煉者・龍観徳は、1995年から法輪功を修煉して以来、身体が健康になったばかりでなく、道徳心も向上し、礼儀も正しくなった。いかなる不法な犯罪行為もなく、人の世話をすることが大好きで、いつも人々からよい評判を得ている善良な良い人である。これらのことは、周りの人々もよく知っていることである。

 1999年「7・20」中国共産党政権が、法輪功への迫害を開始して以来、親族の龍は、仕事や、生活面において中共当局に嫌がらせをされたり、親族を連座されたりするなどの迫害を受けていた。2007年9月23日午前10時ごろ、龍は、広州市の公安局、東莞市の東城区公安分局の警官に連行されて、殴打された。酷い殴打を受けたため、広州市第3留置場に拘禁中、吐血と、血便が止まらなかった。しかし、当局は応急手当もしてくれなかったため、病状が悪化した。

  2008年8月4日、広州市の天河区裁判所で不法開廷されたとき、龍が、殴打を受けたことにたいして、留置場は何の応急手当もしてくれなかった、ということがわかった。そのことを聞いた私たち親族は驚愕し、憤怒した。私たちは、留置場での多くの人命にかかわる事実、特に法輪功修煉者に対する野蛮な暴力行為を知った。私たちの親族である龍の命の安全のために、私たち親族は、自分達が迫害を受ける危険に晒されていても、何度も広東省と広州市の関係部門に陳情に行った。我々は(親族の龍を釈放して帰宅させること)、(龍を即刻治療すること)、(殴打した犯人の責任追及と)、(それに対する厳罰な処分)、(龍への賠償)を求めた。しかし、何の返事もなく、ひたすらお互いに原因をなすりつけ合っていた。私達の求めに応ずることなく、かえって、2回も龍を広州市武警病院に監禁し、変わった手段を使って迫害していた。

  2009年3月6日、龍は監禁期間が1年半も超過し、聞いた話によると龍の病状はますます悪化した。そのため、我々は再び関係部門に陳情に行った。それらの行為は法律に違反している行為であることを指摘し、龍を釈放することと、龍を殴打した犯人の厳罰を要求した。しかし、当局は、我々の訴えに応えず、かえって、いつも庶民を虐げる手段を使った。その手段というのは、こちらからそちらへ、そちらからあちらへと、ボールをくるくる蹴るようなものである。天河区裁判所は、その責任を広州市中級法院に押し付け、広州市中級法院は、その責任を広東省裁判所に押し付け、何処もその責任を負おうとしなかった。どこも部門も庶民の叫び声を聞かず、次から次へと責任をなすり付け、責任逃れをしている。下から上層部の顔色をうかがうような官僚文化こそ、庶民が天安門で冤罪を叫びに行かざるを得ないようにになった原因ではないか?

  現在社会の「隠れん坊」(責任を取るべき人が法的責任を回避するための一種の口実のこと)と「腕たて伏せ」(自分と関わりがないことには無関心であることを表明する)、留置場で拘禁中の人を殴って死なせること、法輪功修煉者への残酷な迫害によって、死亡させたり、精神病にさせたりしたこと、利益のために臓器狩りを行うことを、我々は聞いたことがあるが、これらのことに関わる容疑者と責任者は誰1人として罰をうけることがなかった。私たちの目の前で、龍が暴力を振るわれた事件でさえ、対応してくれなかった。そのため、中共当局が国民に対して、いろいろなことを承諾すると言うことは真っ赤な嘘であるとわかった。最近、中共の「二つの会」で「獄牢の覇主を撃沈する」という話は、まったく嘘ではないか、我々は、本当に怒り絶望している。

 なお、私たちはここで厳正な声明を発表し、公開する。我々は、当局に不法に親戚の龍が監禁されたことに抗議する。直ちに無条件で龍を釈放することを強く要求する。私たちは再び中共当局の各級の政府と警察、検察、裁判所およびその関係者らの釈明を受け取らない。私たちはさまざまな犠牲を支払っても、関係部門の責任と責任者を追及し、必ず、彼らを法的に制裁することを表明する。 

  龍観徳の親族一同

  2009年4月24日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/4/18/199171.html