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名利心を取り除いて衆生を救う


文/黒龍江省の大法弟子

(明慧日本)私は衆生を救い済度することについて、印象深い二例を挙げて、同修たちと交流したいと思います。師父は常に我々のそばにいらっしゃると身に染みて体験しました。

 一、名利心を取り除いて衆生を救う

 ある日、街で幼なじみの友達と会いました。偶然に出会えてとても嬉しかったのです。私は、友達とおしゃべりしながら「これは師父が按排して下さったことで、私はこの縁がある人を救わなければならない」と気づきました。しかし、名利心を持っている私は「彼に何も言ってはならない。あなたが現在どんな生活をしているか(不法に3年の労働教養を科され、家族も数多く嫌がらせを受け、精神面と経済面も大きなダメージを受けた)自分がよくわかっているでしょう。彼はあなたを軽蔑するかもしれません。大法のことも理解してくれないでしょう。大法の真相を伝えるなら、面識のない人に伝えればよいのです」と頭の中に大法の真相を伝える妨害の念が出てきました。

 友達と別れるとき、私の気持ちは本当に良くなかったのです。私は自分に「師父はあなたを見ておられます。この人は数億年を待ってきた生命ですから、もし、彼が大法の真相をわからず、「三退」しなければ、この生命の未来はありません。あなたは、目の前にもうすぐ死ぬ人を見て、救わないのですか、あなたの利己心は、もうすぐ死ぬ人を見ても救わないまでになっているのでしょうか?」と自分に問いかけました。 

 暫く歩いて、私は落ち着きました。心から「このような名利心を捨てたい。彼を救いたい」という強い念が湧いてきました。

 そして、彼が去った方向に追いかけていきました。しかし、あまりに人が多くて彼を見つけることができなかったのです。また、前へ約10分歩き、あるデパートの前で突然彼を見かけました。師父が私に再びチャンスをくださったことに感銘し、晴ればれとした気持ちになって、直接に大法の真相を伝えました。彼は大法を理解し、喜んで「三退」をしました。私の体は軽くなったように感じました。

 今回のことから「『修は己にありて、功は師にあり』なのですから、あなたにそういう願望があれば充分です。本当にこのことをやってくれるのは師で、あなたにはとてもそういう力はありません」(『転法輪』)と私は深く感銘を受けました。

 それと本当に師父は私たちの心を見てくださっていることがわかるようになりました。

 二、恐怖心を取り除いてチームワークで悪の首魁の肖像画を徹底的に取り除く

 市の中心部に魔の首魁の肖像画がありました。その絵は人には見えない毒素をふりまいていて、多くの人に害を与えています。1人の同修は数回この絵を取り除こうとしましたが、妨害が大きかったのです。同修がチャンスを待っている間に、警官に見つかり、連行され、一晩拘禁されました。何の口実もない下で、1500元も恐喝されました。この事件後、その同修は内に向かって探し「自分が家族に『情』の心を持っていること、同修を連座するかもしれないことに対して恐れていること、自分1人だけのことと思い込んでチームワークで協調できていないことなど」を認識して、交流しました。

 そして、チームで協力することに決めました。2人の同修は家で正念を発し、私ともう1人の同修が直接魔の首魁の肖像画を取り除くことにしました。私たちは前もって用意した「ペンキ団子」を持って、肖像画の近くに行きました。私はペンキ団子を直接投げ、もう1人の同修は近いところで正念を発しました。

 「タクシーが次から次へと通っていき、車のクラクションはとてもうるさく、肖像画を見る人々も多くなってきた」と私は感じ、自覚せず身震いをしました。しかし、私は「邪悪はすぐ死ぬとわかっているので、ただ擬相を使って私を脅しているだけだと自分に言い聞かせました。本当に怖がっているのは邪悪のほうです。師父は常に私のそばにおられる」と考えました。また、チームの同修は穏やかな表情で私の方を見ました。徐々に落ち着いてきた私は、私を支えてくださるように心の中で師父にお願いしました。そして、力いっぱい「ペンキ団子」を肖像画に向かって投げました。その絵は高さ10数メートルのビルの壁にかけてあり、絵の前は何らかのもので保護されているようで、的中しませんでした。同修の方を見たら、同修は正念を発していました。私は深呼吸し、再び支えて下さるよう師父にお願いし、今日絶対にこの肖像画を取り除くのだと決心しました。

 私の心は穏やかになり、再び「ペンキ団子」を肖像画に投げました。3回とも全部的中しました。同修と一緒に帰宅した後、家にいる2人の同修はまだ正念を発し続けていました。そして数日後、その絵がある街を通ったとき、常人は汚れている魔の首魁の肖像画を見て笑っているように感じました。暫く経つと、その肖像画は他の絵に替えられていました。

 このことから、私は「大法弟子は協調すれば全体になること、師父と法を信じること、正念で大法に従うことなどをよく行えば、大法の偉大な力は現れてくる」と体験しました。

 また、私は「本当に修煉する大法弟子なら、絶対に持っている執着心を取り除ける。師父に心配をかけず、師父が喜ばれるようにしたい」と誓いました。

 大法弟子のみんなが精進し、「三つのこと」をよりよく行い、衆生を救い済度できるように願っています。

  2009年4月26日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/4/18/199162.html