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河北省:唐山市の国家保安課は王希文さんを連行し、弁護士との面会を拒否

(明慧日本)河北省唐山市豊潤区の法輪功修煉者・王希文さんは2009年3月23日、自宅から連行された。海外のウェブサイトを閲覧したのを理由に、不法な判決を受けた。情報によれば、この連行は豊潤区の検察院が不法に逮捕状を許可したためと言う。4月15日午前、王さんの家族と弁護を依頼された2人の弁護士が留置場を訪ね、王さんとの面会を要求したが、留置場側は面会の許可の権限はなく、警察国家保安課にあると言った。そこで、国家保安課に面会の許可を求めたが、分隊長の陳瑞民曰く、「法輪功の案件は『秘密』に処理するようにと上層部からの指示があり、勿論、面会もさせてはならない」とのことである。

  5月6日午前8時30分ごろ、劉巍弁護士と母親、姉が面会の件で再び分隊長の陳瑞民を訪ねた。応対したのは警官の楊安だった。

  話を聞いた楊安は全く気に留めず、9時ごろ会議を開こうとした。母親は出入り口で楊安に結果を聞こうとしたが、楊が怒り出し、椅子を地面に叩きつけて壊し、罵声を浴びせ始めた。 

  その後、楊は弁護士を事務室に呼び、法輪功に対する決定事項の多くは「610弁公室」によるもので、自分らの苦境を理解して欲しいと言った。 

  午後2時ごろ、劉巍弁護士は楊に電話をかけ、面会について尋ねた。楊は分隊長の陳瑞民とその話をしているところで、明朝、はっきりした結果を連絡すると言った。 

  翌日の午前、楊からの電話はなく、弁護士は楊に電話をかけた。楊は外出中であり、分隊長がいるから警察署へ行くようにと言い、自分が言ったことを内緒にするようにとも言った。そこで、弁護士と姉は国家保安課を訪ねた。2人を見た分隊長の陳瑞民は表情が変わり凄い剣幕で、「出て行け! 出て行け! 出て行け、ここはお前らの来るところではない」と追い出そうとした。その時、奥の部屋から4〜5人の警官が口汚なく罵りながら飛び出して来て、2人の服をわし掴みにして威嚇した。弁護士は落ち着いて「私は弁護を依頼された王希文さんに面会したい」と申し出た。陳は「弁護士資格証明書を見せろ!」と言い、弁護士が証明書を差し出したところ、本物なのに偽物だと言った。

  その時、隊長の董福存は姉に対し、まるで犯人を尋問するかのように「何しに来た?」と言い、姉は「弁護士を連れて来ました」と答えると、隊長「誰が弁護士を頼めと言った?」、姉は逆に聞き返した「家族として弁護士を依頼する権利もないのですか?」、隊長は「依頼できるが、ここからは立ち去れ、でなければお前を逮捕する」と言い、姉は負けずに、「弁護士と共に行動するのは私の役目です」と言い返した。 

  警官の行為が法律に違反しているのは明白である。弁護士は彼らを提訴すると忠告したが、陳は得意げに「弁護士の資格証明書がいらないのなら、どうぞ、提訴してもいいよ。私は恐れるものは何もない、海外の法輪功から電話が毎日のように掛かってくるが、何とも思っていない」と言った。

  警官として国民を守るべき責務があるにもかかわらず、口を開けば罵声が飛び、脅迫や恐喝などの手段で国民を騙し、今国民の間ではこのような言葉が流行している。「昔の悪者は深山におり、現在の悪者は警察署にいる」  

  現在は法輪功に対し、次第に多くの人々が真相を知り、正しい認識を持つようになり、また法輪功学習者のために弁護をする正義ある弁護士も次第に多くなってきている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年5月23日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/5/9/200473.html