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胃を全摘した年配者の新しい人生(一)

(明慧日本)今年73歳の魏さんは、同年齢の年配者のだれもが羨む穏やかな心境と健康な身体を持っています。しかし、誰も想像出来ないかもしれませんが、13年前、魏さんは三つの癌を患い、5年で4回の手術を行ない、1996年に胃の全部を切除しました。食事が摂れず、栄養が摂れない彼女は、長くても半年の余命と医者に宣告されたのです。ところが、13年過ぎましたが、魏さんはこの世を離れていないだけではなく、かえって生きれば生きるほど健康になりました。彼女の話では、現在大盛のラーメンも食べられるし、若者より結構食べられるというのです。もしかして、この世には、彼女を蘇らせた起死回生の処方箋があるのでしょうか?
新唐人テレビ局の取材を受けている73歳の高齢の魏さん


 事業で負けない魏さんは疾病に苦しめられて倒れた

 1955年に大学を卒業した魏さんはずっと設計事務所で働いており、主にダムの堤防の設計に従事していました。1986年、彼女はカナダに移住し、コンピュータで工事図面の制作に従事することになりました。コンピュータの操作がわからなかった魏さんは、昼間は働き、夜になって家に帰ってコンピュータを独学しなければならず、いつも徹夜でした。

  長年の苦労を経て、魏さんは疲労し、くらくらし、いつも下血をしていたため、病院に行きました。「私は詳しい診査を受け、結局、結腸癌と判明したのです。そこで1992年、私は最大の病院・TORONTO GENERAL HOSPITALに行って手術を受け、結腸を30センチ切除しました」と魏さんは言った。

  1994年、癌細胞が結腸の他の部位へ移転したと診断されました。癌細胞の転移を防止するため、結腸はすべて切除されました。1995年、魏さんはまた子宮癌を患ったため、3回の手術を受けたのです。

  1996年、いつも胃痛と疲労の上に、くらくらしていた魏さんはまた胃の噴門の癌と診断されました。当時、執刀医は同病院でかなり有名な医師で、胃の全体を切除するしかないと教え、魏さんは切除に同意しました。

  「実証科学の教育だけを受けてきたので、手術以外に何か治療方法があるとは思わなかったのです。癌の転移を阻止するため、私は胃がなければ食事ができないということを考えず、胃の全体を切除することに同意しました」と魏さんは語った。

  手術後の魏さんは死ぬより生きたほうが辛かった

  手術後の魏さんの身体の状況は段々悪くなりました。手術の前は少し軽微な家事労働はできましたが、手術後はベッドで横たわることしかできなくなり、終日身の回りは医者、看護師、介護者に囲まれていました。胃がないため、水さえ飲むことができず、まして食事はなおさらできなかったのです。

 魏さんさんは振り返って次のように語りました。「初めは、医者は点滴をすると言いましたが、私は、もし後半生を点滴にたよって生きていくしかないのなら、人生には何の意味があるだろうと思い、点滴注射を固く拒否したのです。医者は私に液体の栄養食品を食べさせ、鉄や血小板を補充しました」

 「暫くすると、私は饅頭やお粥を毎回一口くらい食べられましたが、正常に栄養が摂れなかったため、立つときには他人の支えが必要になるまで身体が衰弱してしまいました。いつもお腹がすいている状態で、食べたく、しかし、食べると、お腹は極めて辛くなってしまうのです。物を食べた後、ベッドで30分くらい横にならなければならず、さもないと、食べたものはすぐ排出されてしまい、毎回の食事の時、必ず顔が濡れるほど大汗をかきました」

 病院の臨床経験によると、魏さんのような病人は長くても半年の余命しかないと告げられたのです。

 (続く)

 2009年5月24日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/17/201085.html