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神韻のチケット販売の過程で、大法に同化し、衆生を救い済度する(三)


文/カナダの大法弟子

(明慧日本)

 四、オタワの修煉者は協調して神韻のチケットを販売

 過去3年間、私は幸運にオタワでの神韻のチケット管理とチケット販売人員の按配を協調する仕事をすることができました。

 1年目、オタワでの神韻公演(当時は全世界華人新年祝賀祭と呼んでいました)の準備の仕事をする際、私はほんとんどの同修にそれぞれ電話をかけました。あまり表に出てこない同修にも電話をかけ、真心をもって彼らの神韻開催に対する考え、チケット価格に対する意見、宣伝する場所、宣伝方法、及び彼らが参加できる方面などについて尋ねました。私は同修からいろいろな方面のアドバイスをもらい、またわざわざアドバイスを文書にしてくれた同修もいました。一人ひとりの同修と交流することを通じて、彼らに自分は私たちが神韻をうまく行なえる重要な一員であると感じさせるようになりました。同時に、私はすべての同修が神韻に参加できる接点を探しました。当時、私たちはただ1回の公演しかなく、チケットは2200枚でした。後になって、本当に計画を実施するとき、全体が要求に達し、師父による加持があったため、チケット販売と宣伝はとても順調に進み、公演5週間前にチケットは完売し、また立ち見席のチケットも販売できました。これは将来のオタワでのチケット販売にとても良い基礎を作りあげました。

 翌年、オタワでは2回の神韻公演がありましたが、最初から心性の摩擦が出てきました。その一つの原因は1年目にあまりにも順調に進んだため、自我と歓喜心が生じ、同時に心性の摩擦が起きたときに、すぐ内に向かって探さず、ただ互いに文句を言い、他人に向けて探したためでした。こうして直接的な影響として、私たちはチケットを販売する大型のスーパーを見つけることができませんでした。公演3ヶ月前になって、協調担当の同修たちはみな、もう修煉しないといけない、再び互いに指摘ばかりしてはいけないと統一の認識を得ることができました。こうして、私たちは苦労して人波がわりに少ないスーパーを探すことができ、そこでチケット販売をはじめました。一日に十数枚のチケットが販売できたら、とても良いと言える状況でした。しかし、2回の公演しかなかったため、かつみなの修煉状態が正しくなったため、チケットは不思議に多く売れました。

 3年目、オタワでは4回の神韻公演がありました。首都のオタワは中型の都市であり、約87万の人口があり、周辺の小都市を含めると120万の人口があります。オタワはカナダの政治の中心であって、ビジネスと芸術の都ではなかったのです。4回の公演というのは100人に一人がチケットを買わないといけないということを意味します。ですので、計画を作るとき、とても早いうちに同修と相談して、みなの意見を求めました。当時、自分の修煉状態に限りがあったため、毎回自分の意見と異なる意見を耳にすると、心が痛くなりました。しかし、全体を協調しないといけない、神韻をうまく行なわないといけないという正念があったため、私を痛めるその人心という物質を取り除かないといけませんでした。少しずつ皆の心は一つにまとまり始めました。私たちは不定期に、企画した詳細を皆に報告し、同時に、協調グループにはまたさらに多くの佛学会の同修が参加し、みな仕事を手分けして協調し、チケット販売用のマーケットを探したり、スポンサーを探したり、マスコミ宣伝をしたり、ポスターを貼ったりして、非常によく協力できました。

 チケット販売を始めた後、宣伝においてある程度の勢いを形成し、オタワの人々は東西南北、各方位で神韻のチケット販売を目にし、同時に大量のマスコミ宣伝を補助手段としました。こうして、さらに多くの同修が日曜日には政府部門で、週末にはスーパーでチケット販売できるようになりました。平日に集団勉強に参加する同修だけでは、人数ははるかに足りませんでした。同時に、私の理解では、師父は「大法弟子は一つの全体として、法を実証する中で協調することができれば、法力が非常に大きくなります。」(『二〇〇三年旧正月十五日の説法』)と説かれましたので、神韻は個別の修煉者でやり遂げられることではなく、すべての修煉者が衆生を救い済度し、威徳を樹立する機会です。そして、私はすべての修煉者のために、いろいろな修煉状態の同修と神韻について交流し始めました。

 ある同修は、子供が生まれて数ヶ月しか経っていませんでした。彼女はチケット販売に参加したかったのですが、家庭収入もあまり多くなく、子供を保育園に預けることも現実的ではありませんでした。子供は法を得にきました。もし私たちが子供を最優先とし、私たちの法を正すという責任をきちんと全うできなければ、子供の分かっている一面も私たちに文句を言うはずです。私は彼女の代わりに子供の面倒を見れる大法弟子を探してみました。当時、私の認識では、老年の同修はチケット販売に参加できないが、サポート的な仕事ならできるということでした。最後になって、彼女は幼稚園を経営している大法弟子に子供を預けることにしました。こうして、彼女は平日のチケット販売を多く担当するようになりました。彼女が行ったところは、すべてチケット販売数が伸びました。彼女は体験で、すべては師父が行なっておられる、と発言しました。彼女は絶えず神韻の真相を説明し、人々に神韻の真相を分かるようにさせました。

 もう一人の同修は、普段は現地での大きな活動にしか参加していませんでした。彼女には下は4歳から上は16歳まで3人の子供がいて、夫は修煉していませんでした。彼女はチケット販売にとても参加したかったのですが、家庭の負担が重かったのです。私は彼女に、「チケット販売をあなたの仕事として、毎週末に一日参加し、習慣になれば、家族もあなたがこの日には家にいないということが分かり、最後には認めてくれる。もしあなたが今週は参加したが、来週は参加しなかったりすると、参加しないときに家族はとても楽になるから、家族はあなたが常に家にいてほしいと期待する。たとえ、あなたが家にいる時間が長くなっても、彼は文句を言い、あなたが出かけたことに文句を言う」と言いました。この同修は本当に毎週日曜日にチケット販売に参加しました。私も彼女に聞かず、毎週日曜日になると、たとえ人を必要とするスーパーが一箇所しかなくても、彼女を按配しました。彼女も家のことをとてもうまく按配できました。なぜなら、修煉の道を歩んでいるときこそ最も安全であり、私たちが大法にしたがって行うとき、家族の現した状態もその過程での現れであり、また私たちが修煉する過程でもあるからです。

 もう一人の同修はわりに年を取っていて、常人の仕事と他の大法の仕事の負担がわりに重かったです。私はそもそも彼女をチケット販売に按配しようと思っていませんでした。しかし、彼女はほかの同修を通して、彼女もチケット販売に参加したいと言ってきました。私は直ちに「それは問題ありません」と言いました。この同修は正念が非常に強く、人を救いたい心が純粋で、はっきりとしていて、その慈悲は人々に神韻のすばらしさを感じさせました。人々は興味津々に彼女の説明を聞きました。また彼女は記憶力がとてもすばらしく、往来する人の中で、真相を聞いたことのない人、真相をすでに聞いた人、どの程度まで真相を聞いたかなど、すべてはっきりと覚えていました。次回会うと引き続き真相を伝えました。

 もう一人の同修は子供が小さく、家庭の負担も重かったようです。最初のころ、どうやってその状態を突破すべきか、分かりませんでした。私は彼女に、チケット販売に参加するかどうかと聞きましたが、私にも解決策はありませんでした。ますます多くの同修が表に出てチケット販売に参加するようになったとき、彼女は子供を保育園に預けました。彼女はとても多くの困難を克服して、私と一緒に彼女のチケット販売の時間を按配しました。たとえ、彼女は2時間チケット販売ができるなら、彼女に2時間を按配しました。場合によっては、子供が突然熱を出して、事情が変わることもありましたが、私が目にしたのは彼女が努力して正念でこれらを対処したことでした。彼女にはチケットを販売したいという純粋な心があったので、毎回チケットを売ることができました。たとえ、人の流れが少ない政府ビルでも、彼女はチケットを販売できました。

 また、さらに多くの修煉者は、場所を決められると、どこと問わずその通りに行きました。多くの顧客はチケットを買う際に、「他のスーパーでもあなたたちを見かけました」と言ってくれました。

 すべての同修は個性が異なり、修煉状態が異なるため、チケット販売の中で私は人を按配するとき、ただスケジュールを埋めるだけではなく、また人手がいくら足りなくても、できるだけ、人員の組み合わせと場所を顧慮して按配しました。私はチケット販売の経験、性格の特徴、車の運転ができるかどうかなどを顧慮して、按配したので合理的であり、比較的強いチケット販売グループを形成し、チケット販売にプラスになりました。同時にすべてのチケット販売のチャンスと時間を大事にし、さらに多くの衆生がチケットを買うチャンスがあるようにさせました。

 また英語があまり上手ではない数人の同修がいましたが、彼女たちは正念を発する回数を増やし、正念を強くし、説明の内容を暗記していました。私は彼女たちを英語が話せる同修と一緒に按配しました。その結果、ある日、この英語がうまく言えない同修が正念を発したら、しばらくすると、一人がチケットを買いに訪れ、もうしばらくするとまた一人がチケット買いました。その日、人波があまり多くない状況下で、彼女らは20枚以上販売できました。後になって、英語の話せる同修は非常に喜び、とても多くの観念を取り除くことができ、自らその修煉者と一緒にチケット販売をしました。もちろん、この同修がいったん変わると、それは実質的な変化であって、彼女はそれからまた各地方に行き、チケット販売を行いました。たとえ、その同修と一緒にやらなくても、彼女もチケットを販売することができました。しかも、また積極的にさらに多くのチケット販売点を探し、集団チケットの販売も行いました。私が目にしたのは、彼女のとても大きな変化でした。

 またとても多くの例があります。いったん同修が自信を持つようになると、能力が向上し、チケット販売を妨げる観念もなくなり、彼らのエネルギーもとても大きくなり、それは大法の威力が修煉者の身に現れたのです。

 (2009年カナタ法会での発表原稿)

 (続く)

 2009年5月27日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2009/5/20/201312.html