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胃を全摘した年配者の新しい人生(二)

(明慧日本)

 1冊の『転法輪』が明るい未来を開いた 

 魏さんが人生の道を歩み終えるころ、ある日、偶然に、彼女は無意識に再び本棚に置いていた『転法輪』を開きました。

 実は、魏さんは4回目の手術を受ける前に、ある友人から法輪功を紹介してもらいました。「友人は気功を試してみようと私に勧めましたが、私はすでにこの年になったので気功をやっても意味がないと思いました。その後、また1人の法輪功修煉者が我が家に来て、私に『転法輪』をくださいました。当時の私は、実証科学の観念で本の中で述べた理や現象を量り、結局、法輪功を修煉する好機をみすみす逃してしまいました」

 再度この本を開いて、魏さんは以前のような観念がなくなりました。「私は人生に行き詰まり、再度本を開き、ゆっくりと2回拝読しました。今回、私は本の中の理を少し理解し、認めました。人生の生き甲斐、生命の生まれ変わり、人間が病気に罹る根本的な原因など・・・」

 「本を読んでいた時、私は本を通じて病気が治り、命が救われるなどを考えつかず、ただ、今生が駄目なら、来世で修煉しようと思ったのです。終日私を囲む医療関係者が大変だと思い、彼らの忙しい姿をもう見たくないので、全ての看護師などの医療関係者に去るように要請しました」

 「看護師達を去らせることは、自殺と変わらないと見なされ、家族は非常に心配しましたが、私はすでに決心をしており、他人にもう迷惑をかけたくありませんでした」

 『転法輪』を読み続けるにつれて、魏さんの観念は大きく変わりました。彼女はすでに本の教えによって、「真・善・忍」に従って律しており、いつも思いやりを持っています。「以前、私は目に異物が入らない(つまり心が狭い)人間でした。誰かが私の悪口を言えば、私は決して許さず、ひいては折を見て復讐したのでした。しかし、現在、私は変わりました。私は『真・善・忍』に従ってよりよい人間を目指し、いつも他人の立場でことを考えるようになりました」

 胃を全摘後も、正常に食べられるようになった

 その後、夫の支えと助けによって、彼女は煉功場での煉功に参加し始めました。初めは、数歩歩いたら必ず足を止めて休憩しなければなりませんでした。煉功場に着いて、骨と皮ばかりにやせこけた魏さんを見た皆は、よく面倒を見てあげて、彼女を囲んで読書し、煉功しました。初めて煉功したとき、魏さんは長く続けられなかったにも関わらず、我慢して堅持しました。1日また1日、1カ月また1カ月と過ぎ、いつの間にか彼女は元気になりました。

 「大体1年後、私は家の簡単な仕事、例えば台所やトイレの掃除などができるようになりました。法輪功の二式の功法『抱輪』は、以前のわずか数分間しかできなかったのが、現在は1時間以上できるようになりました」

 身体が元気になっただけではなく、もっと大きな奇跡は、胃を全摘した彼女は食事を消化できなかったため、1口くらいしか食べられなかった状況から、現在は干したものであれ、液体のものであれ、さらに、医学で厳禁された硬い果物であれ、魏さんは自由に食べられるようになりました。

 「私はどんな食べものでも食べられます。ご飯、お粥を1日4回食べています。さらに、現在一番好きな食べ物は、クルミ、落花生、ヒマワリの種のような硬いものです。排便も正常で、ほとんど形になっています」

 「その間、毎日幸せで、楽しかったのです。法輪功は私に元気な身体を与えただけでなく、私の人生観まで変えてくれ、私の心配をなくしてくれました」

 法輪功に恩を受けた魏さんは一心に報いる

 「一滴の恩を受けても、大きな泉で報わねばならぬ」ということわざがあります。命を救われる恩にはなおさら報いる必要があり、魏さんの10年来の行ないはまさにこのようです。

 「私は元々死の宣告をされた人間でしたが、法輪功が私に命を与えました。しかも、奇跡は私に止まらず、周りの多くの人が法輪功を通じて、元気になりました。私は自分の力を尽くして人々に『法輪大法は素晴らしい』ことを伝えなければなりません」

 魏さんは元気になった途端、自宅の近くに煉功場を設立し、風が吹いても雨が降っても、厳寒であれ、酷暑であれ、毎日苦労を惜しまずラジカセを持って煉功場に行き、10年を1日のように煉功を続けました。

 新しい修煉者に対して、魏さんは動作を教える以外に、心の修煉が第一だといつも伝えています。「私はいつも新しい修煉者に師父の教えを伝えています。必ず本に従って修煉し、心を修め、道徳を重んじ、より良い人間になることは、動作より重要なのです」

 この数年、魏さんの煉功場で、多くの人が法輪功を知り、中には法輪功を修煉し始めた人も少なくありません。

 中国で法輪功が弾圧されていることに対して、魏さんは真相を引き続き伝えています。「毎日の煉功や学法、家庭の仕事をする以外、他の法輪功修煉者と共に外で資料を配布し、各種の活動に参加し、中共の迫害を暴露しています。法輪功の素晴らしさをすべての人々に伝えたいのです。すべての人々に真相を知って欲しいですし、法輪功から恩恵を受けて欲しいと思います」

 (新唐人テレビ『人生を語る』の番組より抜粋)

 (完)

  2009年5月27日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/17/201085.html