日本明慧
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心から衆生のことを考え、正しい念を持ち正しい行いをする

(明慧日本)

 一、協調して一丸となる

 近年来、私が住んでいる地区の一部の同修はまだ個人修煉の状態に留まり、「正法時期の大法弟子」の責任と使命に対してはっきり認識せず、怖がる心が重く、あえて大法を実証することを行っていません。毎日法を学んでいますが、法の上で真に向上していません。

 師父は次のようにおっしゃいました。「責任者は実はコーディネーターであり、もっと多くの能力ある人が参加してくるようにすることこそ、大事なのです。あなた一人はどのくらいの作用を果たすことができるのでしょうか? 全体がみな作用することができれば、責任者が良く行ったことになります。責任者自身がしっかり行っていても、ただ一人の学習者が良く行っただけであり、それならば、普通の学習者になればいいのです。大事なのは責任者の責任です。この作用を働かさなければなりません。」(『米国西部国際法会での説法』)

 師父の法に照らして、責任者と相談した後、直ちに集団学法グループを作り、切磋琢磨しました。初めのころは一部の人はあえて参加しようとしませんでした。責任者は参加しようとしない同修に対して、法理の中で認識が向上するよう手伝ってあげ、こうして次第に参加する人も多くなりました。他地区の同修も月に三回私達の学法グループに来てもらって交流しました。

 みんなは集団学法の優れたところを体験してから、誰もが家で法を学ぶだけでなく、集まって集団学法をしました。それにより、皆の向上は速くなり、自分の使命と責任を認識してから、三つのことを良く行えました。過去にあえて法を実証しなかった人も、修煉を始めたばかりの人も、みな法を実証するようになりました。自分のこれまでに足りなかったところを認識して各種の方式で真相を伝え、衆生を救い済度し、早く追いつこうという決心もありました。

 二、大道無形で、各自自分ができることを行う

 当時、形勢が非常に邪悪だった2001年、同修の甲さんは自分の安危を放下して、自分で数千元を出して紙と昔の輪転謄写機(印刷機)を買って、真相資料を作りました。コピーして周りの同修に資料を提供してあげ、率先してこの一歩を踏み出しました。これは、それ以降の各地での資料点のための堅実な基礎となり、また同修たちが法を実証し、真相を伝えることに促進作用を働きました。

 その後、他地区の同修の助けのもと、同修甲さんは機械を買い、資料点を作りました。これで資料が足りない問題を解決し、後に資料点を作った同修に技術を教えてあげ、設備、消耗品などを買う時や修理をする時など、すぐに助けてあげました。9年来ずっとよく行い、問題があればすぐに同修と交流して解決し、今までずっと精進してきました。

 同修乙さんは、70歳過ぎで、7.20から今まで、邪悪がどんなに凶暴であっても、天気がどんなに悪くても、より多くの衆生を救い済度するために真相を伝えました。また、同修たちと共に向上するためにも、常に協調し、交流してきました。師に遵って法を正し、衆生を救い済度する道で止まることなくずっと精進し続けてきました。

 三、自我を放下し、心から衆生のことを考える

 師父は次のようにおっしゃいました。「歴史の偉大なる時期にあって、おだやかにしっかりと歩んできた一歩一歩はみな、光り輝く歴史の証であると共に、比べるものがないほど偉大なる威徳なのです。この一切が、みな宇宙の歴史に記されることでしょう。偉大なる法、偉大なる時代は、最も偉大なる覚者を造り出しているのです」(『弟子の偉大さ』)私達の同修は心から衆生のことを考えており、自我を放下しています。一人の若い同修は、数十万元で家を建て、借金もありますが、金の腕輪を売って得た8000元を、衆生を救い済度することに使いました。彼女は合計3万元を出しました。

 もう一人の年配の同修は、生活が非常に苦しいのですが、節約した百元を出して衆生を救うことに使いました。この百元は多くはありませんが、この同修にとっては貯金すべてです。これは、同修が衆生を救うための無私無我の心です。

 もう一人の若い同修は、かつて2回も中共から迫害を受けて、1万元の罰金を課されました。その後も、悪党は同修を放さず続けて迫害し、同修は路頭に迷いました。後に慈悲なる師父の按配の下で、良い仕事を探しあてることができました。同修は毎年数千元を出して人を救うことに使いました。彼女は良く行ったため、同修の家には常に大法の奇跡が現れました。これまで、彼女の夫は修煉を大変反対していて、常に同修を罵ったりしていましたが、今はまるっきり別人のようです。今は大法をとても支持し、お金も資料点に寄付しました。他の同修は「あなたの夫が寄付しましたが、なぜあなたも出すのですか」と聞くと、彼女は「これは私の気持ちです」と話しました。

 四、正しい念、正しい行いで危機を乗り越える 

 大法弟子が人を救うには形式を問わず、大道無形で、正々堂々と行うべきです。ある同修は真相を伝える時も、資料を配る時も正しい念をもち、正しい行いをして、ずっと良く行ってきました。何をしても、どこに行ってもずっと発正念をして真相資料を配り、配る量も多かったのです。受け取らず通報する人もいましたが、師父のご加護の下で危機を乗り越えました。

 去年の年末ごろ、同修は露店でCDを売っている人に真相資料を渡しました。この人はもらわないばかりでなく、かんしゃくを起こしながら、「ここにいつも資料を置く人がいるが、おまえか。よし、110番に電話して捕まえてもらおう」と言いました。同修はこの突如発生した事件に、少しばかり動揺しましたが、すぐに自分は神で、師父が相手を救うように按配してくださったのだと思い、発正念をしながら師父に加持をお願いしました。落ち着いて「電話をかけても通じませんよ」と私は言いました。その店員は「通じないわけがない。おまえは監獄に入りたいようだね」と言いました。しかし、同修は怖がる心はなく、穏やかに「私があなたにあげた資料は『法輪大法はすばらしい』と書かれています。どうか、真相を知ってください。今あなたがこの寒さの中でCDを売っているのは、お金を稼ぐためですね。でも、お金は取るに足りないもので、永遠の物ではありません。『法輪大法はすばらしい、真善忍はすばらしい』と信じて初めて良い体が得られるのであって、良いことが待っているのです」と店員に話しました。

 店員の手はポケットに入ったままで、携帯電話を出しませんでした。店員は同修の話を聞いて、すぐ別人になったように、笑いながら「よし、ありがとう。大変ありがたい話だ」と言いました。このようにして、師父のご加持の下で危機を乗り越えました。

 五、真相を広め、衆生を救う

 全体が向上した後、精進する同修は他の地区で広く真相を伝えました。このあたりの地区は全て大法弟子の足跡があり、同修たちは、真相が伝わっていない所は私達が全て行きます、と話しています。

 資料点の同修はもっと大変です。現在、毎週少なくとも2日間資料を作ってから初めて、充分に衆生を救い済度することができるようになります。同時に遠いところも資料を配りに行き、今までずっと堅持しています。

 2009年5月29日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/23/201472.html