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周向陽さんは命の危険に晒され、信仰の放棄を強いられている(写真)

(明慧日本)元天津市鉄道第三測量設計院エンジニアである法輪功修煉者・周向陽さん(32)は2008年6月より300日にも及ぶ断食をして理不尽な迫害に抗議の意を表した。しかし、迫害による拷問を受けた上、断食を続けた今はすでに体力を消耗し尽くして命の危険に晒されている。

周向陽さん

 周さんは家族全員が修煉している。彼は監獄で極端なまでの拷問を受け、家族との限られた少ない面会の最中でも監視と録音をされるという状況で、いったん

 その会話に中共に都合の悪い禁じられた内容があったら、面会途中でも中止されたり禁止される。 

  港北監獄では断食中の彼に対して1日に5回も強制的に灌食の虐待を加えているという。危険な状態の彼は、両親との面会の時、禁じられそうな敏感な言葉を口にするだけで、それ以後面会が許されなかった。2カ月後、両親が面会を申し込んだら、2人の目の前に担がれてきた彼は衰弱して憔悴しきって顔が蒼白で死にそうな様子だった。そのとき彼の言葉に少しでも拷問を受けたという意味があれば、直ちに、足を蹴られた。常にダメージを受けている彼の体は、面会のたびに特別にシャワーで洗浄されて、面会する前にも限られたことしか話さないようにと脅されている。

  4月に危篤の周さんが病院に運ばれて15日間入院のあと、5月中旬にも再度入退院した。そのときは何れも死ぬ寸前だったという。

  最近、港北監獄から家族に周さんの治療のために一時出所させるという連絡が入った。しかし、彼が信仰を放棄して修煉をやめることを釈放の前提にするとしており、郷里に戻ることを禁じ、天津市から離れた知らない村に行かなければならないと家族に命じ、こういった事情を他に漏らしてはいけないと脅した。結局、最後には釈放せず、理由をつけて一時出所の話を反故にした。

  希望を断たれた家族は大きなショックを受けた。港北監獄でも「三書」という誓約書を書かない法輪功修煉者の釈放はしないことになっている。10年間たった今も、迫害の手口としての「三書」を断る人とその家族に対して、決して許すことはないという。

  2009年5月31日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2009/5/20/201279.html