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四川省:中国共産党の10年来の雷新蓮さんに対する迫害

(明慧日本)雷新蓮さんは(女性58歳)は四川省広安白市鎮に生まれ、現在は白市鎮第一中学校の教師寮に住んでいる。以前、明慧ネットで「雷興蓮」又は「雷心蓮」の名前で迫害の真相を報道したことがあった。以下は雷さんが受けた迫害をまとめたものである。

  雷さんの夫・王家富さん(72歳)は、白市鎮第一中学校の元教師であった。王さんは若い頃から肺結核を患い、数十年間、薬を切らしたことがなく、何度か生死の渕に立たされたこともあった。雷さんには決まった仕事がなく、夫妻の生活は質素であった。1996年、雷さんの子供が出稼ぎ先で事故に遭い、死亡し、2人にとって言い知れぬ大変なショックを受け、苦難の中に居た2人に更なる追い打ちをかけた。

  精神的な打撃を受けた夫妻は、1997年から法輪功を修煉し始めた。2人は「真・善・忍」に基づいて自分を律し、心性を高め、数十年間、王さんを苦しめてきた病は奇跡的に消え去り健康を取り戻した。『転法輪』を勉強したことによって人間の因縁関係を理解するようになり、子供の死に落ち込んでいた2人は精神的に楽になり、楽しい毎日を送ることが出来るようになった。

  1999年7月20日に広安市の役人、610弁公室、白市鎮の役人らが雷さん夫妻を連行し不法な家宅捜索を行なった。警官は拷問をもって雷さん夫妻を自白させようとし、二度と煉功しないという「誓約書」を書かせようとした。2人は固い意志で断ったため、不法に拘束された。

  2000年、雷さんは陳情のため北京を訪れた際に、警官に拘束され四川省に送り返された。そして、渠県留置場、広安留置場、岳池留置場に転々とされ合計数カ月間拘禁され、耐えがたい迫害を受けた。後に、夫は北京に陳情に行く途中警官に足止めされ、地元の留置場に収監された。すでに釈放された雷さんも再び連行された。夫妻は白市にある洗脳施設で強制的に洗脳教育を受けさせられた。

  2000年から2001年の約1年間、夫妻は拘束されたり、私生活を妨害されたり、恐喝され、仕方なく放浪生活を強いられたりしている間、白市鎮の前共産党書記の呉念平、警官の蒋裕平、白市第一中学校の前校長の劉文中らが結託して、王さんの年金を山分けして持ち逃げした。随意に王さんの退職金を引き出し、法輪功修煉者の迫害資金に回した。ある日、共産党の役人らは雷さん夫妻が兄の家にいるという情報を聞きつけ、警官の蒋裕平、白市鎮の前福書記の游建忠らが拳銃を持って、恐ろしい形相をして王さんの兄の自宅に突入したが、雷さん夫妻を発見出来ず、彼らは狂ったように兄(70歳過ぎ)の頭に拳銃を突きつけ、2人の行く先を白状するよう強要した。

  2001年7月前後、雷さんは不法に四川資中楠木寺女子刑務所に送られ、2年の労働教養を科された。刑務所において、日常的にひざまずかされ、眠らされなかったり、顔面に平手打ちされたり、拷問で痛めつけられたりした。この時夫の王さんは迫害されるのを避けるため、放浪生活を余儀なくされた。

  2003年、雷さんは釈放され、王さんも家に戻った。2人は白市鎮の共産党書記の曾平、政治法律委員会書記の周世華を訪ね、年金の支給を再開するよう要求した。このことは2人を怒らせ、2人は警察と610弁公室と結託して、20人あまりの役人と警官が、再び雷さん夫妻を連行するため、雷さん宅にやって来た。雷さんは連行されたが、王さんは幸いなことに外出していたため、難を逃れた。しかし、自宅に戻ることなく放浪して、日雇いのアルバイト収入で生活しなければならなかった。

 連行された雷さんは不法に3年の労働教養を科され、四川資中楠木寺女子刑務所に収容を命じられた。しかし、身体検査した際、雷さんは重い糖尿病であることが分かり、刑務所側は収容を拒否した。役人らは諦めず、雷さんを華エイ洗脳施設に送り、2004年8月末まで迫害し続けた。 洗脳施設で迫害に加わったのは、役人の喩孝福、610弁公室の役人の蘇必華、頼玉普、熊昌勇らである。

  2005年5月、雷さんは白市鎮第一中学校の校長の賀成、白市鎮共産党書記の楊徳高を再び訪ね生活を維持するため、年金の支給再開を求めた。役人らはその場で雷さんを拘束しようとしたが、良心のある人の手助けにより危険から脱出することが出来たが、家に戻ることが出来ず、放浪生活を強いられた。

  役人らの追跡により、2008年6月、不幸にも居場所を知られ、中共は大勢の警官、役人を動員して、結婚式に参加していた雷さんを連行した。さらにその場にいた数人の法輪功修煉者も連行された。この度の連行事件で主な役割を果たしたのは悪辣な警官の王偉、張強羅である。雷さんはオリンピック前に新疆伊犁に送られ、臨時に設けた裁判所で8年の懲役刑を科せられた。そして、内モンゴルのウルムチ女子刑務所に送られた。情報によれば雷さんの糖尿病はますます悪化しているとのことである。

  1999年7月20日以後、この9年間に雷さんは2度の連行と家宅捜索、拘禁期間は合計5年以上にわたり、4年半の放浪生活を強いられたのである。王さんは2カ月の拘禁と9年の放浪生活を強いられ、9年間の年金が役人に横領された。

  法輪功への迫害に参加しているすべての人々に呼びかける。悪事を即時にやめ、悔い改め、脱党すれば、自分に未来への生きる道を残すことが出来る。そうしなければ、共産党が解体される時、あなたたちは共産党の副葬品になるに違いないのである。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年6月16日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/6/9/202449.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/6/21/108460.html