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中国外交部長、カナダ訪問中に至る所で抗議を受ける(写真)

(明慧日本)中国外交部長の楊潔チは、2009年6月22、23日、カナダの首都オタワを訪問した。訪問団は至る所で、迫害の停止を要求する法輪功修煉者に出会った。

6月23日、楊潔チの車が国会前で、法輪功修煉者のスローガン前を通過

法輪功修煉者らが外務省前で、平和的に中国共産党の迫害に抗議する

6月23日の午後2時ごろ、楊潔チの車はFairmont Chateau Laurierホテルを出て、Wellington St.に向かった。ちょうどその時、赤信号になり、楊潔チの車は「法輪大法はよい」と書かれた横断幕の前で2分ほど停まった

 楊潔チは、オタワ訪問で一度も記者会見を行わず、インタビューも受けなかった。ただ、二度写真を撮る時間を提供しただけだ。

 23日、中国が資金を援助するカナダ中国貿易理事会(CCBC)の昼食会は、要請されたメディアしか入ることができなかった。そして記者は何の質問もできなかった。カナダ大手新聞のSun Mediaの記者であるChris Spencerさんも拒絶された。彼は、新聞に中国共産党を批判する文章を発表したことがある。

 2005年、胡錦濤がカナダを訪問した際、カナダ中国貿易理事会は、大紀元新聞と新唐人テレビのインタビューの申請を拒絶した。理由は「場所が小さい」ということである。事後、カナダのメディア数社がこれを暴露し、譴責した。

 カナダで最も影響力のあるGlobe and Mail新聞は「中国とメディア」という社説を発表し、大紀元新聞と新唐人テレビがインタビューを禁止されたことを例に挙げて、「悪いことばかりして、事実を隠す政権だけが記者を迫害する」と述べた。

 今度、楊潔チは記者と法輪功修煉者を回避するため、ホテルと外務省などを出入りする時、脇門とか裏口を利用した。

 楊潔チは、至る所で法輪功のスローガンを見て、迫害の停止を要求する呼びかけを聞いた。22日の朝、法輪功修煉者はホテル対面の道端にたくさんのスローガンを掛けた。当日、両国の外交部長の会談があり、法輪功修煉者の平和的な抗議は夜9時まで続けられた」

 国会は、国慶節の慶祝活動を準備するため、すべての抗議活動を禁止した。しかし法輪功修煉者の抗議の申し込みは非常に順調に許可を得た。そして、抗議の具体的な場所にも制限がなかった。

 23日午前、楊潔チが国会に入ろうとする時、赤信号になり、法輪功修煉者の横断幕前に止まった。楊潔チは、もう一度法輪功修煉者の迫害停止を求める声を聞いた。

 昼ごろ、楊潔チの車は国会を出た。道端には法輪功のスローガンでいっぱいになり、法輪功修煉者はスピーカを通じて「法輪大法はすばらしい」、「法輪功への迫害を停止せよ」、「江沢民を法的に処罰せよ」、「羅幹を法的に処罰せよ」、「劉京を法的に処罰せよ」、「周永康を法的に処罰せよ」、「天が中国共産党を滅亡させる、脱党して自分を救おう」などと叫び続けた。

 23日午後2時ごろ、楊潔チの車はFairmont Chateau Laurierホテルを出て、Wellington Stに向かった。ちょうどその時、赤信号になり、楊潔チの車は「法輪大法はすばらしい」とかかれたスローガンの前で2分ほど停まった。

 法輪功修煉者の周立敏さんは「彼の車が止まるのをみて、みんな一所懸命に『迫害を停止せよ』、『法輪大法はすばらしい』と叫びました。まるで時間が止まっている感じで、われらの声だけが上空に響きまわしていました。彼らの車はわれらの声に葬られ、行き来する人々も法輪功修煉者の平和な正念と慈悲の場を感じ取りました」と話した。

 辛奇華さんは「法輪功修煉者の平和で理性な行為は、オタワ市民に深い印象を残しました。ある人は私たちといっしょに法輪功を学ぼうとしました。われらは楊潔チの泊まっているホテルの外でこの人に出会いました。彼は迫害真相を分かった後、非常に驚いて、われらを助けてホテル内で真相資料を配ると提出しました」と話した。

 オタワの法輪功修煉者のほか、トロントとモントリオールの法輪功修煉者も今度の抗議活動に参加した。あるトロントの法輪功修煉者は「カナダ政府と中国役員に真相を説明することさえできれば、いかに辛くても、心の中はうれしいです」と話した。

 2009年6月27日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/6/25/203393.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/6/26/108609.html