日本明慧
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自分を奥深く追求し、全体を考えて一体となる


文/聊城大法弟子

(明慧日本)去年のこの時期から現在に至るまで、我々のところでは、たくさんの不祥事が起こりました。特にこの2か月の間に数人の同修が迫害に遭い、ある同修の家族は1万元、2万元、5万元を没収されてから、やっと釈放されるという事件が起きました。こうした中国共産党の一連の迫害は、被害者の家族、及び世間の人々が真相を得ることに影響し、衆生を救い済度することに困難をきたしました。

 もちろん、この地区全体にも多くの問題があったからこそ起きた迫害だとみんなは分かっています。全体で精進出来なかったため、こうした迫害を招いたと見ています。私自身が内に向かって探してみると、多くの根が深い汚い物を見つけることができました。これをここで明らかにすることで、皆さんの修煉にもお役に立つかもしれないと思います。

 まず、法をよく学びませんでした。正念が足りない。慈悲心が足りない。

 師父は『法輪佛法大円満法』「一、功法の特徴」の中で、「法輪大法は正法であり、修煉者は大法の要求通りに心性を保ち守れ、執着心を取り除き、修煉の過程ですべての不正の追求を放棄すれば、一つの正が百の邪悪に勝ち、どんな邪魔もあなたを恐れて、あなたの精進と関係ないすべての人はあなたを侵害することは出来ない」と教えている。

 自分の思想の中にある常人のものを無くし、常人から出て来て、高い次元の法理で自分を要求してはならない。そうでないと我々を済度する師父の慈悲なる心を裏切ってしまうのだ。自分は以前法を学ぶ時、集中できなかったし、心の奥深いところまで入れなかった。法の表面上の法理に留まり、毎日学んでも、暗記しても厳格に言えば、法を本格的に学んでいなかったことに等しい。何を求めるかは自分で決めることである。法を学ぶ時、我々の主意識は自分が何を求めているのかをはっきりさせなければ、高い次元の法理は現れてこないのである。その時、実は自分が既に悟ったレベルの法理に留まっていて、もっと高い次元へと精進することが出来ないのです。しかし、我々は意図的に何かを追求するのではなく、今まで悟ったレベルに留まるのでもなく、それを掴んで放さずとも、すべては師父がやってくださっているから自分が精進したいという願望だけがあればそれで十分なのである。

 我々は思想の中のものを放棄すれば、次元が高まって行きます。修煉の中で人のものを全部放棄すれば、人は出て行って、全部法の中で修煉するのです。

 他にも、自分の私心は重く、問題にあったらまず自己を保護するのです。これは所謂人々が言う「猿お化け」ではないでしょうか? 実はすべては私心のせいなのである。自分の利益だけは損を蒙らない心、これは人心であり、何かをやるとき、何かがあったとき、いろいろと考えている目的は何? それは自分が損を蒙る事を恐れ、自分に対する万全な策を考え、自己を保護するからである。ですから同修たちが迫害に遭ったとき、発正念をするにしても、邪悪を暴くにしても、同修を救うにしても心の奥深いところから本気で力を入れなければ、協力しなかったことであり、これこそが私心なのである。

 この私心は旧勢力に見られて利用されるのである。自分だけを万全に保護しようとするから、同修を孤立させ迫害させるのである。旧勢力が望んだように、旧勢力のやりたいことをやってしまう。大法弟子は他人のために全体を構成しているのであって、誰かが遭難したら必ずみんなで助け合い、正念を発して邪悪を取り除きます。また法理の下で交流をし、お互いの精進を促進しあい、同修の正念を強化するのです。同修へ汚い物を投げてはなりません。なぜなら同修の難を増やしてしまうからです。大法弟子は私心を放棄できたら一体となることが出来るのです。この整体の正のエネルギーはすべての邪悪を崩壊させ、被害を遭った同修を救うことが出来るのです。ですから、今日この私心を曝け出し、必ずこれを取り除かなければなりません。

 自分の心の奥深くまで掘り出した時、やっと自分は師父の要求から程遠いということが分かりました。今後は、法をよく学び、自分のすべての私心を捨て、師父の法を正す流れに追いつき、私を済度してくださる、師父の慈悲なる心を裏切らないように頑張ります。

 個人のレベルで悟ったものであり、何か不足がありましたらご指摘をお願い申し上げます。

 2009年6月29日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/6/27/203467.html
(英語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/6/27/203467.html