日本明慧
■印刷版   

大連市:甘井子裁判所は法律を踏みにじり、不法に開廷

(明慧日本)2009年6月16日午後2時から5時半まで、遼寧省大連市甘井子裁判所第二ビル5号室にある法廷は法律を踏みにじり、罪のない良い人・叢日旭さんに対する裁判を行った。叢さんの弁護士は北京功道弁護士事務所の韓志廣さん、大連正義弁護士・王永航砂さんと陪同さん、大連唐大弁護士事務所の姚合香さんだが(陪同さんは大連司法局の中央政府の弁護士で、法輪功修煉者に無罪を弁護させず他の地域の弁護士は陪同さんが付添いでしか被告人と対面できない)、しかし、3人の弁護士は無罪弁護をし、法廷で検察院は反論できずに口をつぐみ、最後に何も言えなかった。

叢日旭さん

 当日は結果を発表しなかったが、裁判官は大連司法局の上級(政法委)の圧力に逆らえず、裏で裁判結果を決めようと企んだ。現在の中国では不法に法輪功修煉者を裁判するのは珍しくない。多くの修煉者のいわゆる裁判はすべて法廷で判決せず、合意を言い訳として、後で3年、5年、7年などの刑罰を言い渡している。

 2009年1月13日、叢日旭さんは大連香周路付近で私服警官に追跡された。その結果、大連市甘井子支局刑事大隊私服警官中隊116室の数人の私服警官に連行され、3人の警官(趙嘉奬、金中、劉文波)に香周路(春柳派出所の門前)で突然殴打され、続けて甘井子支分局刑事大隊に連行され、拷問で自供を迫られた。その夜、叢さんは大連市留置場第二ビル5−2監房に入れられ、迫害された。

 警官は何度も叢日旭さんを拷問して自供を迫った。叢さんの証言によると、刑事大隊の40歳前後の私服警官に殴られた。初めは2回平手打ちをくわされ、左胸を強く殴られた結果、肺が痛くなり、呼吸困難に陥った、その後、額を4〜5回殴られた。2回目は2009年3月2日、警官4人が審問を行うために叢さんを連れて外出した時、叢さんを大連市甘井子支局刑事大隊116号室に連れて行き、指紋を採取し、写真を撮ろうとしたが、叢さんがそれを拒否したため、中隊長らしき人(氏名不詳)が腰を蹴り、何度も平手打ちをくらわして、頭を壁に4〜5回ぶつけてから、蹴り倒し、体、頭、胸、腰を何度も蹴った。その時叢さんの鼻と口から血が出で、右のこめかみと右側頭部から後頭部が腫れ、下唇も腫れて傷ついた。その後、警官4人が叢さんを無理やり縛り、強制的に指紋を採取した。(4人の警官の名前は趙嘉奬、金中、苗健、ゾウ)。

 今年の5月、叢日旭さんの案件は大連市甘井子支局刑事大隊から甘井子検察院に渡した後、検察院は2回も有罪の証拠が不足すると主張し、却下した。しかし、井子支局は直ちに叢さんを釈放しなかった。井子支局の警官は自分の出世や報酬のため嘘の証拠を作り、罪をでっち上げ、再び検察院に渡した。叢さんは連行されて半年間大連市留置場に収容され、5月末に大連市甘井子検察院から5月19日付で起訴された。

  2009年7月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/6/22/203182.html