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周向陽さんは天津港北刑務所にて危篤状態だが依然監禁(写真)

(明慧日本)2009年6月23日、天津市港北刑務所で家族が面会した時、法輪功修煉者・周向陽さんは骨と皮ばかりにやせこけており、彼の生命は危険な状態に陥っていた。しかし60歳の老母は法輪功修煉者だという理由で、面会することすら許されなかった。

元天津市鉄道第3設計院の技師である法輪功修煉者・周向陽さん

 周向陽さんの老母は午前5時に故郷の昌黎からオートバイタクシーで15キロも離れている駅まで行き、それから3時間列車に乗って天津に着き、更にバスで1時間かけて、昼ごろ港北刑務所に着いた。刑務所の役人が昼食を済ませるまで待たされて、息子の周向陽さんとの面会を申請したが、法輪功の修煉者という理由であっさりと断られ、面会の権利まで剥奪された。老母が命の危機に瀕した息子のために「服役中の、重病のため一時出所」の申請を要求すると、港北刑務所は言葉を濁して、次回の面会の時に返答すると言い逃れをした。

  周向陽さん(32歳男性)は天津鉄道第3設計院の技師であり、一家が法輪功の修煉を堅持したとして、何度も迫害に遭った。2003年5月末、周向陽さんは強制連行されて9年の刑罰を下され、相前後して期限を超過して天津市河西留置場で1年2カ月も拘留された。

  2004年 8月9日に天津市港北刑務所に移送され、2005年12月には、刑務所が法輪功の創始者および法輪大法を誹謗中傷することを毅然と制止したため、滅多打ちされた上、冬季、厳寒の最中に小屋に4カ月も閉じ込められ、一時、生命が危篤状態になった。

  かつて2006年、港北刑務所の警官らは周向陽さんを「深い溝掘り、灌水」という残酷な拷問手段を用いて、精神的肉体的に3カ月間も迫害したことがある。「深い溝掘り」というのは周向陽さんを小屋に閉じ込め警官以外のいかなる人との連絡をも断ち切ることである。「灌水」というのは数人の警官が彼を眠らせず、交替で周向陽さんに対し、中国共産党政権のデマの宣伝を強制的に注ぎ込む洗脳である。

  周向陽さんは断食で迫害に抗議したが、更に残酷に心身を蹂躪された。4月初め、周向陽さんは公安病院に緊急に運ばれ15日間点滴された。2009年5月12日には天津女子刑務所の新生病院で応急手当を受けたあと、6月2日に港北刑務所に運ばれ、刑務所内部病院で、50数歳過ぎの孟(音)という監獄の医者に預けられた。

  港北刑務所はかつて家族に周向陽さんを「重病のために服役中の一時出所」を許可すると知らせたが、家族には条件付の一時出所だと言い、それには修煉をしないという内容が含まれていた。しかも周向陽さんの戸籍を天津市から転出し、彼の郷里とは何ら関係ない村落に移すと言い、この事を秘密にし、絶対に外に漏らさないようにと家族を脅した。

  またこの事は周向陽さんにはこれ以上ない「特殊な配慮」だと言った。しかし家族がこのことで奔走している最中、突然周向陽さんの条件は「重病のための服役中の一時出所」と一致せず、彼の情況はすでに省をまたがって知られる有名事実になり、複雑なので帰って知らせを待つようにと急に変更を告知された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年7月5日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/7/3/203878.html