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河北省遷安市:趙春華さんに対する迫害の現状

(明慧日本)2008年8月20日、河北省遷安市の法輪功修煉者・趙春華さんが再び不法に連行され、2年の労働教養刑を科された。その後、石家荘労働教養所に移送された。当時、家族は多方面にわたって消息を尋ねたが、何の音沙汰もなかった。9月末になり、初めて家族に趙さんが2年の労働教養刑が科されたという通知が届いた。

 趙春華さん(43歳男性)は、元首都鋼鉄鉱業会社の労働者であった。2005年1月18日夜明け頃、法輪功の真相資料を配布していた時に密告され、遷安市公安局に連行された。そこで悪辣な警官に猛打されたり、スタンガンで電撃されたりした。

 朝5時過ぎ、警官らは趙さんに手錠を掛け、趙さんの家宅を捜査した。警官らは馬賊のように部屋中をひっくり返し、コンピュータ、ラジカセ、VCD放映装置、携帯電話と1000元余りを略奪した。ある警官はお正月用の爆竹さえ奪おうとした。そして、私有財産をパトカー2台一杯に積んだ後、領収書を出さずに去って行った。9時過ぎ、警官らは再び趙さん宅を捜査し、衣類を床に散らかしたまま、多くの私有財産を奪って行った。

 家族が趙さんに面会しに来た時、警官は「タクシーに乗らずに、私達の車に乗って行こう。せいぜいガソリン代がかかるだけだ」と言った。公安局から留置場までせいぜい2、3キロだったが、警官らは趙さんの家族にタンク一杯分のガソリン代を支払わせた。

 悪辣な警官らは趙さんを様々な手段で痛めつけた数日後に、1年の労働教養刑を科し、唐山市荷花坑労働教養所に移送した。そこでは、いわゆる「堅塁を攻略する組」が結成され、趙さんに法輪功を放棄させようと、暴力による洗脳を行い、「五書」を書くよう強要し、長時間直立不動の姿勢で立たせ、睡眠時間を奪うなどの迫害を趙さんに加えた。趙さんは毎日、十数時間にわたり奴隷的な労働を強要され、ノルマが達成できなければ、それを深夜まで続けなければならなかった。

  深刻な刑事事件の受刑者達は法輪功修煉者を監視する「官僚」となり、彼らは修煉者が口を開くことを禁止し、ずっと修煉者を尾行して厳しく監視した。受刑者は刑務所の中では自由自在に行動できた。刑務所内での、法輪功修煉者の食事は毎回2個の小さい饅頭しかもらえず、いつも空腹で、しばらく経つと、皆顔色が冴えなくなり、痩せていった。

 趙さんは迫害されてから腰を真っ直ぐにできないにも拘わらず、依然として毎日奴隷のように労働させられていた。1年後、刑期満了に伴い釈放されたが、会社から解雇された。2008年8月20日、趙さんは再び連行され、2年の労働教養刑を科された後、石家荘のある刑務所に移送された。

  2009年7月7日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/5/203990.html