日本明慧
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肝心なことは、今しっかり修煉することである


文/広東省の大法弟子 法縁

(明慧日本)人は、常に往事(過去の事がら)を追憶し、未来を待ち望んでいますが、今のこの貴重な時間を大切にすることを知りません。今日、よく行わなくても、明日があるから大丈夫だと思い、明日で全てが終わるかも知れないということを分かっていません! 私達修煉者もこの過ちを犯しているのではありませんか? 過ぎ去った1年の時間を考えてみると、本当に師父に顔向けが出来ず、自分の世界の衆生にも面目がたちません。この1年間、親戚や同修が中国共産党に捕まったことに落ち込み、実は、旧勢力に厳しく妨害されました。私は親戚や同修と一緒に1995年に法輪功の修煉を始めた大法弟子で、当時私たちは十数歳の若者でした。十数年来、師父の保護下で修煉してきましたが、いつの間にか非常に重い肉親への情が生じていました。そのため邪悪に隙に乗じられ、同時に同修に害を与え、家族を巻き添えにしました。

 昨年の今ごろ、同修が突然中共の警官に不法に捕えられ、労働教養所に監禁されました。私はこの話を聞いて、完全に理性を失い、自分が修煉者であることさえすっかり忘れて、法理で物事を量らず常人の方法を採ってしまいました。強い闘争心を持って当地の「610弁公室」に行きました。邪悪に操られている警官に向って、心には一点の慈悲心もなく、恨みと衝動に駆られ常人の状態になってしまいました。常人がどうやって修煉者のことを解決する事ができるのでしょうか? そこで私は、旧勢力に弱みを掴まれ、妨害はずっと続きました。警官は私の家族と同修との面会を許可せず、陰で私を監視しながら、いわゆる証拠を探しました。あの時は家族の者も邪悪に操られたかのように、私を家から追い出し、何回も私との関係を絶ち切ると言い、無知に大法に対して罪を犯しました。あの時は自分が真相をよく伝えておらず、法をよく学んでいませんでした。

 大雨の中で、私は深夜街の片隅みで泣きました。家から追い出されたからではなく、ずっと師父が要求された通りに行わなかったからです。非常に腹立たしくて堪りませんでした。

 状態が悪い状況下で私は商いを始めました。段々忙しくなり修煉の本流から離れていきました。1年が経って、残ったのは借金だけでした。老年の同修がわざわざ遠路はるばるやって来て、厳粛に当時私に存在していた問題点を指摘してくれました。私も自分の問題点を知っていましたが乗り越えることができず、常に自分が同修を害したために、邪悪に監禁され迫害されたのだと思い、自分を責めました。他の親戚や同修も「もうこのように行ってはいけない」と注意してくれました。師父は、『妨害を排除せよ』の中でこのようにおっしゃいました。「法は一切の執着を打破することができて、法は一切の邪悪を打破することができますし、法は一切の虚言を打破することができて、法は正念を固めることができるのです」 それで私は多く学法をし、現実の生活も少しよくなりました。私は商いを止め、楽な仕事を探しました。私はこの一切は師父の按排なのだと理解しました。

 人心とは複雑なもので、新しい環境、楽な仕事の中でまた安逸心が生じました。私は限られた時間内で人を救うことをせず、時間にゆとりがある時は世間の幸せな生活をし、円満な婚姻を幻想していました。婚姻のことに執着すると、周りに結婚する人が多くなり、どこを観ても恋人同士の姿ばかりでした。頭の中がこのことで一杯になり、本を読んでいても心が静かになれませんでした。

 ある日突然、自分が情に執着していることに気が付きました。修煉者としての基本的な要求さえ忘れていました。私達は一切の名、利、情を修めて捨て去るのではありませんか? 現実生活の中では、結婚してもいい年齢になりましたが、私達はここで心情を用いてはいけません。師父はずっと終わる時間を延長して、よく行っていない弟子が表に出て来るのを待っていらっしゃいます。私達は師父が下さった貴重な時間を浪費してもいいのでしょうか? 今になって、この理を悟り師父に対して本当に顔向けが出来ません。

 修煉とは厳粛なことであり、一切の心情は自分が前に歩むための足かせであり、妨害するものです。旧勢力は隙さえあれば乗じてきて、私達を引っ張って妨害します。そのたびに慈悲深くて偉大なる師父は、一回一回私達を引き上げてくださいます。私達が大法に同化する強い信念さえあれば、邪悪の按排を除去することが出来ます。私達が心の中で、衆生を救い済度することを考えて前進すれば、常人の中の色々な困難や妨害も、大法を修煉している私達の意志を動かすことは出来ません。

 同修たちよ! 私と同じ年齢の同修たちよ! 頑張って修煉に励み、落ちないでください。 師父はずっと私達が追いついて来るのを待っていらっしゃいます!

 文章の中で間違ったところがあれば、慈悲なる同修のご指摘をお願いします。

  合掌

  2009年7月21日


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/19/204813.html