日本明慧
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無私に内に向けて探し、間隔を取り除いて全体を円融する(二)

(明慧日本)交流は睦まじく相手の意見を尊重し合って穏やかな雰囲気でした。同修は「あなたは確実に向上しました。同修のみなが向上しています。間にあった壁が雪崩のようになくなりました。以前より心が近づきました」と感想を言いました。「あなたも向上しています。今日の雰囲気はとてもよいと感じました。こんなに気持ちよく交流できたことが嬉しいです」と返し、過去のことを水に流そう、あの汚い物を掴まないようにしよう、悪い物質は新宇宙に持ち込めないからと話して、「これからは、最後の機縁を大切にしましょう。時が再び来ることはありません。間隔に挟まれて誰が最も喜ぶでしょうか? もちろん、邪悪です。誰が最も悲しいでしょうか? 私たちの師父です。害を受けたのは誰でしょうか? 私たち大法弟子です。邪悪は私たちをバラバラにすることに力を尽くしており、我々は正念正行を説かれているのに、一旦旧勢力の罠に落ちたら、そこから出て来られません。こうして、邪悪勢力の望みどおり、迫害者を喜ばせてしまいました」と話しました。最後に、以前の矛盾を忘れて邪悪の要素を解体し、二度と邪悪に利用されないで、私たちの師父に心配をかけないようにしましょうと話しました。

  こうして交流し、頭上から重い黒色の塊が落ちたと感じ、人心を放下して間隔をなくした爽やかな心境でした。その次に、自分の姉とも交流をしようと決めました。去年、不祥事で相互の意見がすれ違って争いました。彼女の理解したことは法理に従っていないと思い、顔を会わせても声をかけませんでした。一時法理から恨みが薄れてきたかと思いましたが、まだ違う目で彼女のことを見ていました。現在、1年間の積もった気持ちを彼女に知らせたいです。

  このような思いを姉に知らせることが実現し、姉にも喜んでもらいました。しかも、姉は私の思ったことに同感してくれて、2人の間隔をなくしました。それから、また3人目の姉との間隔もなくしたいです。法理において言い争ったことがあり、その後、付き合わなくなっていたのです。

  突然、その姉から家に線香を取りにくるように電話がかかってきました。弟子の一念が正しければ、師父はすぐ按排してくださると感じました。行く前に、風呂から出て濡れた頭を乾かしながら、「姉を訪ねに行き、必ず一番純浄な心で最近の悟った法理を一緒に分かち合いたい」という思いが浮かびました。突然、師父の一言が飛び込んできました。「間を隔て一つに除き尽す、世上に油の鍋を擺(ひら)く」(『洪吟二』「報応」)と悟り、体が震えました。現在はまだ邪悪が存在して、迫害が終わらず、悪人が悪報を受けていないなどは、私たちが間隔を除き尽くしていないからです。私たちが人心を取り除かなければ、邪悪に利用されて互いの間隔を作ってしまい、邪悪に惑わされるひどい場合がありました。天目が開いた同修は、ほかの空間にまだたくさんの邪悪の類が散在している実態を見ました。それは、人の世にいる私たちの間に存在している間隔を除き尽くさなかったからではないでしょうか?

  姉と会って、純浄の心で法理の交流をしました。当時、他の同修も一緒に交流に入ってきて、ともに法理を分かち合いました。大勢の弟子は人心を重んじて、同修のことを嫌う人がいて、全体が円融できなくなったことに言及しました。それに対して、一旦人心が邪悪に乗じられたら、すぐ間隔を形成させて執着が強められることになると分かり、みなで自らが修煉を見直して正念で間隔を除き尽くしたいと示し、その場でみな強い正念を発しました。当時、正念を発した同修はみな軽快な爽やかな気持ちを感じました。姉も「人心を取り除いて、人の殻を一層一層抜け出した気がします」と言いました。よい結果の展開に感銘を受け、そこからたくさんのことを得ました。

  間隔は私たちの人心が造成したものです。自我を放下しないからできたのです。この放下しない心は邪悪に利用され、同修の間に間隔を作り、みなをバラバラにしました。自分のことを言うと、去年から全体のある出来事で、同修たちは法理において別れてバラバラになりました。私たちは一刻も早く人のものを放下して、邪悪の手口を見破り、邪悪を消滅して、邪悪の私たちに対する妨害を停止させましょう。

  早く法理から理解して上がっていきましょう。心に同修と隔てる壁が隠れていれば、それを取り出して捨てましょう。また、同修のことを気にしないふりをしても、心中穏やかにできず自らを大事に思い、同修を排斥したり、素直に会話できなかった人は、早く心の扉を開いて立ち直りましょう。

  早く自分から行動して、同修との間隔を無くして以前のことを許しましょう。あの時はあの時の状態で、次元により現れたもので、それも一つの修煉の過程ではないかと理解すべきです。未だに執念をもって以前の是非を批判しても何にもなりません。師は私たちのそばにおられ、法に従って、同修は時々刻々向上しています。自分の修煉を見直して法理上においてともに交流することで、全体を正しく整えるように頑張りましょう。

  師父が言われたように「みなさんに教えましょう。あなたは敵を愛せなければ、あなたは円満成就ができません」(『カナダ法会での説法』) ことさらに、同修同士に対して、無怨無恨、人が先で自分は後、無私無我となるようにと師父は期待しておられます。私たちが今のような状態を続けたら、どうやって師父の期待に添えるでしょうか? しかも、間隔を完全に取り除かないと、だれも円満成就はできません。なぜかというと、私たちで一つの全体を成しているからです。あの間隔を作っている悪い物質は私たちのいる空間に相互に関連して横向きにも縦向きにも存在して、矛盾のある2人の間を挟み込んできます。誰1人間隔を切断しない限り、物質の類が存続していきます。2人が切断して取り除けば、悪い物質の類が徹底的に消滅されます。間隔を取り除きたければ、内を探すしかなく、無私に内を探さなければなりません。師父のお教えの『洪吟二』の「別哀」によれば、「静かに思う幾多の執着の事、卻(かえって)心悪き人自ずから敗れる」です。

  これからは、矛盾に出遭った時、「私の修煉がしっかりできているかどうかを試練するチャンスが来ました。決して邪悪の罠に落ちないように、悪い物質を存続させません」と戒めます。さらに、師父の『オーストリア法会での説法』によって、「あなたたちが、私を褒めても、私を貶しても、私を神にしても、私を人間と見なしても、私は心一つ動じません。誰も私の心を動じさせることができません。みなさんが、私のような状態に達すれば、修煉の円満成就は遠くないでしょう」と言われたように行動します。これで、自分を1人の修煉者と自覚することで、真に円満成就に向かっていく道になると思います。

  かつて高層空間からともに降り、純浄の時に戻るよう手を繋ぎながら、師の正法に遵って一心同体で邪悪を消滅しましょう。まだ邪悪に乗じられそうな隙をすぐになくして、邪悪の妨害を目にしたら、「一つも心が動じなければ、あらゆる動きを制することができるのです」(『進要旨二』「最後の執着を取り除こう」)に従いましょう。私たちの全体を円融不破、堅固不滅の形に成し遂げる上で、一刻も早く迫害を終結させ、ともに師に従って新しい宇宙に帰りましょう。

 (完)

  2009年7月21日


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/5/9/200487.html