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吉林省:80歳の母親は息子を救おうとするが、当局は法を知りながら法を犯している

(日本明慧) 2009年7月10日は申全会さん(40代男性)が連行されて10カ月と2日になる日である。また申全会さんの80近い母親が吉林省延吉市から和龍市に行き、息子を釈放するように要求した34回目の日でもある。この10カ月間、母親は和龍市の公安局、検察院、裁判所などに行き、息子が法輪功を修煉して良い人になることは犯罪ではない、息子は世界で一番優しい人であると交渉したが母親が何を言ってもこれらの部門の担当者は申さんを釈放しなかった。

 裁判所では期限を超過して拘禁しながら、何ら決定理由も説明せず、母親とその友達は仕方なく政法委に行き事情を説明したが、彼らは「610弁公室」に責任を押し付けた。「610弁公室」は、この案件は裁判所にあると聞いており、再度裁判所に聞いてみると返事をした。

 申さんは現在不法に和龍市の留置場に拘禁されている。母親は最後まで諦めずに息子が帰宅するまで努力すると決心している。

 申全会さんは吉林省延吉市在住。2008年9月8日、申さんが和龍市頭道鎮の人々に法輪功の真相を伝えていた際に、長期間中国共産党(中共)の洗脳を受けたことがあり、また法輪功の真相を知らない人に通報され、和龍市頭道鎮派出所の4人の警官に強行に派出所に連行された。

 同派出所では、悪らつな警官は申さんに残酷な拷問を加えた。連続何日間も何人もの警官が交代しながら、頭や身体の急所を激しく蹴り、その場で命を失う危険性さえあった。警官は責任を逃れるため、申さんに薬物を注射し、やっと生き返らせた。その後、申さんは和龍市留置場に脅迫された。

 留置場では不法に尋問する時、非常に厳しく野蛮であり、自白を強要して拷問を加える。何人もの無頼な警官が手錠や足かせを嵌めて座らせ、背部から力を入れて両手足を引っ張り、足で背中を踏みつけ、非常に苦しめた。申さんは何人もの警官に虐げられて、3カ月間歩行もできず、何も食べられず、食べたらすぐ吐いてしまった。脛は感覚を失い、本日に至っても全身及び胸に依然として痛みがある。

 2009年2月10日、家族の強い要求で、捕えられて5カ月来、初めて龍西城留置場で家族との面会の機会を得た。申さんは何人もの警官が監視する中、厳しく自分が受けた拷問を暴露した。警官は犯罪行為が明らかにされるのを恐れ、面会を中断させ強行に連れ去った。

 家族の話によると、申さんは連行される前は健康で、体重は85キロぐらいあったが今は迫害されて骨と皮ばかりに痩せており、顔もまるで紙のように蒼白で、非常に衰弱している。申さんは家族に拷問で虐げられ、命の危険性もあり、彼らの犯罪行為を暴露するように頼んだと言う。

 (注:法輪功修煉者を迫害する主な容疑者らの情報は、中国語ページを参照)

 2009年7月26日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/7/24/205203.html