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新疆ウルムチ市:2人の法輪功修煉者が迫害され死亡

(明慧日本)

 一、法輪功修煉者・馬春旺さんは、迫害により死亡

 新疆ウルムチ市の法輪功修煉者の馬春旺さん(82歳男性)は先日、自宅で死亡した。馬さんの遺体は2009年7月12日に隣人に発見され、善良な隣人が馬さんを火葬した。

 2009年5月6日、ウルムチ市の高等裁判所、検察院は法輪功修煉者の曹洪旗さん、鄒科文さん、朱奎さん(仮釈放)、馬春旺さん(仮釈放)に対して、不法に開廷審査を行った。馬さんは仮釈放され自宅に戻った。

 馬さんは一人暮らしで、生前はウルムチ市沙依巴克区西山地区に在住していた。2009年7月12日、隣人が馬さんの自宅から異臭を嗅ぎつけたため、馬さん宅のドアをこじ開け部屋の中に入った。馬さんの体は黒く変色し、上向きに倒れたまま死亡していた。そして、馬さんの自宅にあった法輪功関連の書籍、mp3、身分証明書はなくなっていた。家には現金もなく、通帳の残高は5元しかなかった。

 1999年7.20以来、馬さんは幾度も不法に連行され、拘留されていた。2008年9月6日、馬さんをはじめ曹洪旗さん、鄒科文さんなどの10数人の法輪功修煉者が連行された後、馬さんは仮釈放された。

 7月1日以降、馬さんと会った法輪功修煉者はいないようだった。7月5日の新疆抗議事件が発生してからは、外出する人が少なく、インターネットも中断され、携帯電話の通話ができない状態が続いている。

 二、法輪功修煉者・劉朝坤さんの母親は、息子に会えないまま亡くなる

 新疆ウルムチ市の法輪功修煉者の劉朝坤さん、陳萍さん夫妻および姪の劉紅霞さんはいわれのない迫害を受けた。2008年7月12日、中共の警官らは不法に劉さんの自宅に侵入し、劉さん夫妻と姪の三人を連行した。劉朝坤さんの母親は80歳を過ぎており、息子の釈放を求めて幾度も「610弁公室」まで足を運んだが、釈放を拒否された。劉さんの母親は高齢なうえ孤独な生活を強いられたため、2009年6月26日に亡くなった。

 劉朝坤さんの姪・劉紅霞さんは、連行され迫害を受けるまでは、すでに亡くなった姉が残した2歳の子供の面倒を見なければならなかった。しかし、劉紅霞さんが連行されてからは、家族三人の面倒を見る人がおらず、劉朝坤さんの母親が毎日子供を抱きながら、劉さんの釈放を要求していた。

 2009年7月27日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/26/205320.html