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スウェーデン人権組織主席:法輪功への迫害に対して譴責文を公表

(明慧日本)スウェーデン・エステルイェータランド県の最大のニュースサイトであるwww.corren.seにおいて、2009年7月21日、中国人の人権を支持する組織(SHRIC)の主席Petra Lindberg氏は、「法輪功に対する迫害を譴責する」という公開状を発表した。公開状の全文は次の通り。

法輪功に対する迫害を譴責

 中国で法輪功に対する迫害はすでに10年が経過しており、10年間の不法な拘禁、拷問、強制労働を受け、洗脳宣伝および虚言による迫害を受けてきた。10年来、法輪功修煉者は一貫して暴力を振るわず、ただ平和的手段でのみ信仰の自由を呼びかけている。このため、多くの修煉者は労働教養所や洗脳班に送られ、さらには近年、不法に内臓移植の被害者となっている修煉者が多数に上っている。

 筆者は、迫害されても幸いに生き残った法輪功修煉者の何人かに会ったことがあり、彼らは西洋諸国政府や国連の支援の下で生命の安全を確保できた。彼らが受けた迫害は人間の想像を超えている。残念なことに、一般社会でこの迫害を制止する動きはない。中国に労働教養所が1400カ所以上あり、約300万人から600万人の人が拘禁されていると、労働改造研究基金会は調査を通して明らかにした。これは、この国家政権が第2次世界大戦時のナチスドイツの政権と類似していることを裏付けている。

 人々が受け入れ難いのは、北京五輪が人権災難となった事実がある。たとえば、およそ1万人の法輪功修煉者が連行されたことである。彼らは自宅や仕事場から、学生達は授業中に連行され、一部の人は連行されて数時間後に拷問により死亡した。西側諸国において、このようなことがどうして起きたのか理解できる人はいないだろう。しかし、もっと理解できないのは、国際社会やEUはどうして中国共産党に圧力を加えないのかということである。

 10年来、アムネスティ・インターナショナルや国連は、中国で行われている迫害や人権活動家への拷問に対してレポートで重点的に強調した。法輪功修煉者から内臓を摘出した事実に対して、国連は厳しく譴責した。このことは、法輪功への迫害を10年後も停止しないだけでなく、かえって悪化したことを表している。多くの修煉者は正常な裁判を経ることなく、直接刑務所や労働教養所に送られ、そこでは、拷問、性的虐待、強制労働などの迫害を強いられている。

 10年! 10年はあまりにも長すぎる! スウェーデン政府はEUの主席国としての責任を負うべきで、法輪功への迫害を公式に厳しく譴責し、国連の人権公約を守るよう中国共産党に要求すべきである。

 Petra Lindberg

  2009年7月31日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/7/28/205522.html

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