■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/08/10/mh112044.html 



刑務所に監禁されている大法修煉者が体験したこと

文/不法に監獄に拘禁されている大法弟子

(明慧日本)刑務所に監禁され、迫害されている数年間、大多数の修煉者が正念を保ちながら行うべきことを行ってきた。その中の一人の正念がずっと私に衝撃を与え続けている。彼は邪悪の環境下で終始正念を保ちながら正しい行動を行ってきた。

 彼は2000年4月に看守所で法輪功に出会った。その時はちょうど迫害が最もひどい時期で、看守所に多くの大法弟子がいた。迫害が始まってから法を得たため、個人の修煉と法を正す過程が重なり、法を学ぶことや煉功を重視するとともに法を広げ、衆生を救い済度することに全力を注いできた。9年来、彼は多くを経験したが、ここではほんの一部を紹介する。

 刑務所には300人程度収容されており、そのうち35人が修煉者であった。修煉者たちは16箇所(一箇所に1〜3人程度)に分かれて監禁され、24時間中監視されていたため、なかなか対面して交流することが難しかった。2004年に彼がこの刑務所に移送されてから、邪悪のあらゆる迫害を否定し、毎日法の勉強や煉功を続け、他の大隊に監禁されている修煉者と交流する環境を作り上げた。その交流で修煉者たちが法の勉強ができないのが最も大きな問題だとわかると、すぐに手書きで『転法輪』を書き、ほかの修煉者に渡すようにした。数年にわたり彼は数十冊の『転法輪』及びほかの経文を書き写した。修煉者たちは法の勉強ができるようになり、正念も次第に強くなり、多くの修煉者たちが真相を伝えるようになった。もちろん、さまざまな邪魔もあるが、正念を保ちながら、対処しているうちに環境も徐々に良くなってきた(まだ完璧によくなったとは言えないが)。

 今、彼は毎日夜中の2時に起き、4時間ほど煉功してから発正念し、朝ごはんの時間帯を利用して、ほかの修煉者と真相を伝え、衆生を済度することについて交流している。昼間は法の書き写しや暗記をして、ほとんど1時間ごとに発正念をしている。彼は警察、囚人及び外来の訪問者など接触できる人のすべてに真相や共産党脱退について説明してきた。それで、多くの人々が共産党組織から脱退を決めた。時間が経つとともに真相を知る人が増え、多くの人が『九評共産党』や『解体党文化』の本を読み始め、修煉者の手伝いをする人も現れたのだ。

 刑務所の環境は特殊なため、自由に行動することができない。彼はよく朝ごはんの時間を利用して、ほかの場所にいる人々に真相を伝えている。時間が無ければ、二言三言話すとすぐ本題に入り、相手にどこの村に住んでいるか、ここにいつ来たのかを聞いて、相手の答えを聞いてから本題に入り、相手が「三退(共産党員、青年団員、少年先鋒隊からの脱退)」について知っているか尋ねる。もし三退に同意してもらうと、相手の名前を記録するようにしている。早いときは数分間で一人の三退を決めることもある。

 彼は口癖のように、刑務所はほかのところと異なり、一回逃したらまた二回目のチャンスと巡り合うチャンスがないかもしれないから、ここの衆生にとっては10数年も真相と接触することができないかもしれない。私たちが彼らの唯一の希望で、一人も諦めてはいけないのだと言っていた。私は感心して、彼と比較すると差が一目瞭然だ。私も彼との話で衆生を済度する責任と重大さを改めて認識できた。

 このような極めて苦しい環境で一人一人の衆生を済度し、監禁されている修煉者に積極的になるように励ました。確かに私たちはいまだに迫害されているが、しかし、どんな環境であれ、行うべきことを行っていく。また、自由な環境にいる修煉者たちにぜひ時間や環境を大切にして、法を学び、衆生を救い済度するよう希望する。

 2009年8月10日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/8/8/206129.html

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