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穏やかな口調で真相を伝えよう


文/四川大法弟子

(明慧日本)ある同修は店員をしています。同修はいつも接客しているとき、お客さんに大法の真相を伝え、「三退」を勧めています。先日、1人の中年の女性客が店に来ました。いつものように同修が真相を伝え始めたとき、女性は次のように話しました。

 彼女は、「ある日、外国から1本の電話が家にかかってきました。電話に出ると相手の方がせき込んでいる口調で私に『三退』を勧めてくれました。もし、『三退』をしないと命が危ないと話しました。私はしばらく待って、その意味と具体的な内容を聞きたかったのに、相手はすぐに電話を切ってしまいました」と同修に話しました。

 彼女は「私はその電話の後、しばらくぼんやりして、段々不安になりました。最近、『脱党』のことを聞いたことがあり、真相紙幣(大法の真相を書いてある紙幣)も見たことがありましたが、どこで、どうやって、どのように、『三退』するのかわかりませんでした。『三退』しなかったら、どんな結果になるのか知りたいのです」と話しました。話をしている彼女は茫然と焦って、「三退」の内容を知りたがっていました。

 同修はその事情をよく聞いた後、穏やかな口調で彼女に「よくわかりました。電話をかけてきた方に『三退』を勧められたのですね。しかし、なぜ、相手の方が急いで話して、すぐに電話を切ったかと疑問を持っておられるのですね。恐らく、相手の方は何らかの事情があり、続けて話ができなかったのだと思います。相手の方は本当に奥さんのために、急いでいる口調で話したと思います。なぜならば、中共政権は数十年来、いろいろな運動を起こし、不法な手段を使い、8000万人を死なせました。中共政権のやり方は道義上許すことは出来ず、必ず天の罰を受けなければなりません。『天が中共を滅ぼす』ことは必然です。ですから、『三退』して、自分で自分を救うことは、一人ひとりにとって、非常に緊急な事です。奥さんの生きる道で重大なことだと思い、奥さん自身へ災いが及ばないように、相手の方は急いで『三退』を勧めたのだと思います。これはきっと相手の真心と本意だと思います」と話しました。

 同修の説明を聞き、彼女は「そういう道理があったのですね」と少し不安がはれたようでした。同修は「もし、今度電話がかかってきたとき、疑問があれば、すぐに相手の方に聞いたほうがいいと思います。きっと答えてくれますよ。外国から電話をかけてくる人は忙しい中で、中国大陸の民衆に『三退』を勧めているので、電話に出る人によって考え方や知りたがっていることが違うし、恐らく時間も限られているので、完全な説明は無理だと思います。その辺のことを理解してあげましょう」と言いました。彼女は「そういうことでしたか、わかりました。そのとき私もただぼんやりして聞いていたので、何も聞かなかったのです。その後、意味がよくわからなかったから、不安がいっぱいでした。あなたの話を聞いて、安心しました。ありがとうございます」と言いました。

 その後、彼女は仮名で「三退」をしました。

 このことを聞いて、私は「現在の民衆は、早く『三退』し、未来を選択することが生きるうえで重要なことになっている」と認識しました。「三退」は、生命が存続できるかどうかで本当に肝心なことです。師父は「人間はその組織から脱退しなければ、その一分子、一粒子、その構成要素の一部になっているので、神々が悪人を消滅するときの目標となります。人類でこの一幕が始まったとき、人間に機会を与えることはもうありません。大法弟子が真相を伝える中で既に人間に十分な機会を与えましたが、歴史の今日では、人間は必ず生命の未来の道を選択しなければならず、真相を聞くか聞かないかも人間が未来を選択しているのです」(『世間に向かって輪を回す』)とおっしゃいました。

 師父のこの経文を勉強して、民衆に「三退」を勧めるとき、なぜ、「三退」しなければならないのかをはっきり伝えるべきだと私は思います、それを伝えることによって、民衆が真相を理解して、「三退」をします。勧める相手は私たちが本心から完全に相手のためを思い、本当に相手を救いたいと思い、私たちの私的なものが入っていないと感じたら、相手はきっと自然に「三退」すると思います。

 中国大陸の今日の民衆は、どこかで常に共産党文化の侵害と影響を受けています。それゆえそれぞれの人に当然異なる「三退」を妨げる問題があります。そのために私たちは真相を伝えるとき、しっかりと説明し他人の立場に配慮しなければなりません。言葉の使い方は出来る限り偏らず、あまり高い次元のことを話さないようにしましょう。そうではなければ、真相が伝わらず、かえって相手をもっと下に突き落とすことになります。ですから、私たちが穏やかな話しぶりや慈悲の心を持って、真相を伝えれば、民衆が持っている「三退」を妨げるものを次々に溶かすに違いありません。そしていっそう多くの衆生を救い、われわれの使命を遂げることができます。

 個人の少しの体得ですが、不適切なところがあればご指摘をお願いいたします。

 2009年8月22日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/8/16/206612.html

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着実に行い、真相を伝える道をしっかりと歩む