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問題が発生する時の兆しに注意すべき

(明慧日本)近頃、わが地域で沈痛な事件が二件発生しました。

 一つは、二人の修煉者が真相資料を配っている時、警察に拉致され、もう一人は、警察に家宅捜査され、拉致されました(現在、この修煉者はすでに家に帰っています)。

 また、資料を作成する機械は故障するばかりであり、資料を作成する問題においても、修煉者の間にしょっちゅう矛盾が発生しました。

 このすべては、問題が発生する兆しであり、師父のご啓示であったにもかかわらず、誰も悟っていませんでした。修煉者たちは、取りあえず仕事を中止して、静かな心で法を学ぼうとしましたが、じゅうぶん重視しておらず、表面的にやってしまいました。修煉者が拉致されてはじめて、修煉の厳しさが分かりました。

 もう一つの事件は、ある修煉者はまだ若いものの、「三つのこと」をうまくやっていましたが、病魔により死亡しました。家族が彼が入院してから死亡するまでに18日しかかかりませんでした。入院する一週間前、彼は私の家に来て「何も食べたくない、ちょっと寒気がする」と話していました。私が、発正念することを勧めると、彼は、発正念はしていると答えました。

 しかし数日後、ある常人から彼が重病で余命数日しか残されていないという話を聞きました。事情の厳しさを分かった私は、他の修煉者に連絡して発正念し、師父の加護を願いました。

 その修煉者が病院から帰った後、見に行きました。元々非常に元気だった彼は、横になったまま自己管理もできなく、声も非常に弱かったのです。

 法も暗誦しても、正念を発しても何の効果もありませんでした。彼の家族の話によると病魔の干渉はすでに2ヶ月に達し、家で2回も気絶をしましたが、他の修煉者には教えなかったのです。また、最後になって死を恐れる心がかなり大きかったそうです。

 これほど大きい問題が発生したので、冷静に考え、内に向けて探しました。たくさんの漏れを見つけましたが、もっとも重要な原因は、問題が発生する時の兆しに注意しなかったのです。問題の発生は、数日間で決まるものではありません。師父は数回にかけて啓発してくださいましたが、誰も悟っていませんでした。

 明慧にも数篇の病魔に関する文章がありますが、内に向けて探しませんでした。機械が故障し、病気が重くなり、矛盾が多発するなどは、我々の心性を向上するチャンスなので、少しでも気をつけないとより大きい魔難に出会う可能性があります。

 大法は一体であり、いつ、どこにいても忘れてはいけません。問題が発生すると、他の修煉者といっしょに正念を発し、漏れを探して、互いに協調しなければなりません。修煉者の間に相談できないことはありません。

 病気にかかると、師父の加護をお願いすると同時に、他の修煉者を誘って背後の要素を除去したほうがいいのです。前に修煉者たちは、資料を配ることにおいていろんな意見がありました。他の修煉者らが配らないと、資料を作成する修煉者はあせって自ら配ります。

 その点について、他の修煉者は反対しました。資料スポットの正常な運行に影響があるかもしれないからです。これは修煉者たちが互いにうまく協調しなかったため起こった問題です。

 このような場合は、手元の仕事を中止して、法を学び、交流しあう必要があります。内に向けて探し、外に向けて探してはいけません。これは師父が我々に教えてくださった秘法です。修煉者の間には、互いに寛容し、魔難の中でいっしょに成熟しなければなりません。「共同に精進し、前程に光明たり」(『洪吟』「容法」)

 修煉者は、常人と違います。常人は、「法輪大法は素晴らしい」と言うだけで奇跡が起こりますが、修煉者は、「法輪大法は素晴らしい」というだけでは足りません。修煉者の病気は、自分の業力の要素だけではなく、他の空間の迫害要素もあります。強い正念でそれらの要素を除去しなければなりません。「弟子の正念足りれば、師に回天の力有り」(『洪吟二』「師徒の恩」)

 修煉者が師父のご加護をお願いするのは正念ですが、常人の助けを求めるのは、外に向けて探すのと等しいです。見た目には師父にお願いしているらしいですが、実は常人の助けを求め、自分の魔難を解決しようとします。

 内に向けて探してみたが、我々には逃れることができない責任があります。地元の修煉者とうまく協調しておらず、いまだに法を実証しようとしない修煉者さえいます。

 神韻の「箸の舞」は、一本の箸は折れやすいが、数本の箸は折れにくいということを表現しています。

 執着を捨てれば、生死がなくなります。生死を捨てれば、執着がなくなります。この二つの事件は、私に大きい衝撃をくれました。

 初めて書く心得ですが、他の修煉者たちと交流したいと思っています。次元の問題で、間違った認識かも知りませんが、修煉者たちの慈悲たる指摘をお願いします。

 2009年8月27日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2009/8/26/207172.html

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