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上海:楊金淼さん一家3人は連行され、不法な裁判を強いられる

(明慧日本)上海の楊金淼さん一家は、法輪功の修煉によって、幸せに恵まれ睦まじく暮らしていた。しかし中共の厳しい迫害に晒されて、幸せな家庭を無情にも破壊された。2008年6月4日、楊金淼さんは法輪功の無実を証明するビラを配布しただけで、警官に逮捕された。さらに警官は、彼の家に駆けつけて家中を荒らした上、二人の娘まで誘拐した。2009年2月11日、上海市浦東新区の裁判所は楊さん一家の無罪釈放を主張した弁護士の意見を聞き入れず、親子共に3年6ヶ月の禁錮刑の判決を下した。一方、娘の楊海燕さんは洗脳班に入れられて理不尽な迫害を加えられた。

 楊金淼さん(70)は上海市の楊浦区資料局を定年退職していた。娘の楊海燕さん(37)は上海行家事業有限会社の元職員で、妹の楊海蓉さん(35)は上海市城市設計研究院の浦東分院の元職員である。しかし、3人が法輪功の修煉を続けたため、中共の迫害を受けて2001年末にみなが不当解雇された。

 2008年6月4日、浦東区・洋涇西鎭小区で楊金淼さんが法輪功のチラシを配布しているところを見た、洋涇街道夜防隊の翁芝扣は浦東洋涇派出所の警官に通報した。そして、楊さんを逮捕した警官の陳国栄、沈小平、倪華らは上司の陳天山、路愛宝、沈洪らの命令を受け、楊さんの家を荒らしに行く時、民間人の李品琪と姚智勇を現場へ連れて行った。それは、現場で偽の証拠を作るために、彼らを偽の証人に仕立てるためである。

 その時、ちょうど家にいた楊海燕さんと楊海蓉さんは連行され、浦東公安分局国保四処に拘禁された。そこで警官らは、この一家の親子を昼夜に関わらず拷問していた。さらに、浦東新区拘留場に不法に拘禁した。

 2008年6月27日、上海市公安局浦東分局局長の張倹は、浦東新区検察院から罪のない楊金淼さんと楊海蓉さんへの逮捕状を手に入れた。7月2日、楊海燕さんは誘拐されて青浦の「法制教育学校」へ移送された。それから、毎日のように強制的に洗脳されて、北京オリンピックが終わるまで続けられた。

 2008年8月、警官の俞と周偉卿は「審問」の名義で楊海蓉さんを連れ出した。その後、彼女に対し5日間連続で寝かせないという拷問を強いた。

 2009年2月11日、上海浦東新区の裁判所は楊金淼さんと楊海蓉さんに対し公開裁判を行った。そのうち、傍聴者を親戚2名に限定して、それ以外の人は傍聴を許さなかった。裁判に北京の弁護士・唐吉田さんと黒龍江の弁護士・韋良月さんを含めた4名の弁護士が家族の依頼で立ち向かった。

 裁判中は、弁護士の無罪主張や有力証拠などは裁判官の石耀輝に無視され、それどころか彼らの発言まで許されなかった。審判長・劉娟娟、審判員・石耀輝と王美玲、書記・銭氏と陳氏、新区偽人民検察院の戴黎といった輩もこの裁判を邪魔した。彼らにとって法律の存在は余計なものだった。こうして、楊金淼さんと楊海蓉さんの3年6ヶ月の禁錮刑という不法裁判をでっちあげた。

 明らかに無実の罪と、判決に反対する親子は、上海市第一中級裁判所に一連の理不尽な迫害と不法裁判に対し上訴を求めた。裁判中の違法行為や審理期間に、多くの証言と物証が無視されたこと、裁判官が弁護士の発言の権利を奪ったことなどを申し立て、二審裁判所の公開審理に無罪釈放の正当化を主張した。しかし、それの前に上海市第一中級裁判所の裁判官・陳星は家族と依頼された弁護士の上訴を禁じて、3年6ヶ月の不法判決を強行していた。その何日か後、裁判が終わったことを通知する一通の「裁定書」が弁護士側に届いた。

 (注:法輪功修煉者を迫害する主な責任者らの情報、中国語ページを参照)

 2009年9月5日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/9/3/207642.html

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