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夫は8年間拘禁され失明、妻も連行される(写真)

(明慧日本)上海宝山区の法輪功修煉者・張英さん(39才女性)は2009年9月8日午後、長寧区の警官に強引に所持していた物を奪われ、姑の家から連れ去られた。

法輪功修煉者・張英さん

 張さんが連行されるのは4回目。張さんの夫・藍兵さんは、不法に10年の実刑を言い渡され、上海市提藍橋刑務所で迫害を受けて、両目がほぼ失明状態になり、家に帰ったばかりである。張さん夫妻は、結婚間もない頃から迫害に遭い、8年間離ればなれの生活が続いていたが、最近やっと一家団欒の生活を取り戻したが、再び連行されて別れ離れになった。

 張さんは、上海宝山区南大路210弄13号502号室在住。張さんは、困っている人がいたらすぐに助けてあげ、優しくて親切で、誠実な人柄である。法輪大法を修煉してから、張さんは宇宙の真理と人生の本当の目的を知った。中国共産党が法輪功の迫害を開始してから10年が経ち、張さんの家庭もひどい苦痛をあじわった。張さんと藍兵さんは2001年に同時に連行された。その頃の彼らはまだ結婚して間もない時だった。

 張さんは上海閔行公安分局シェン庄派出所で7日間、連日連夜の尋問を受け非人道的な迫害に遭った。警官は張さんを殴打し、張さんの顔を地面に押し付けて、両手を後ろにして手錠をきつくかけ、膝で背中を抑えつけて平手打ちをし、髪の毛を強く引っ張ってベルトでたたいた。それでも屈服しない張さんを見て、警官は再び地面に押し倒し、身体が動けないように縛り、手は手錠で強く締めた。その手は饅頭のように腫れていた。

 張さんは閔行区留置所に移送されて拘禁された。2ヵ月の間ずっと手錠をかけられたまま拘禁され、労働教養所に移送されても手錠をかけられたままだった。張さんは労働教養所で断食して迫害に抗議したが、警官は17日間手錠をかけたまま窓に吊るし上げた。

 労働教養所に拘禁されていた間、張さんは断食して迫害に抗議したが、水一滴すら飲まなかった。そんな張さんに、警官は残酷な迫害を続けた。壁を正面にして張さんに上半身を下げさせ、手を後ろに上げたまま、鉄でできた窓に手錠をかけた。さらにトイレにも行かせず、スタンガンで張さんの口に電気ショックを与え、過酷な労働を強制した。張さんはこのようにして苦しめられた。

 張さんが2回目に迫害されたのは、剛山労働教養所で半年間拘禁され、宝山区留置所で15日間拘留された時だった。張さんは宝山区留置所で断食して抗議を始めた。苦しい灌食を受け、手を後ろにして手錠をかけ鉄の門にかけられた。裸足で一日中水の中に立たせ、鼻には灌食用のチューブが差し込まれた。ある日の夜、当番の警官は張さんがもう耐えきれないと見て、手錠はまだ門にかけたままだったが、地面に座らせた。当時は秋の終りの10月で、夜はとても寒いにもかかわらず、水たまり場に座り、鼻にはチューブが差し込まれたままで、両手は痛くて動かせず、睡眠もとれない状態だった。張さんが受けた迫害は想像もつかないくらい残酷なのである。

 この状態が続き、張さんは立つことすらできなくなり、横たわるしかなかった。身体は極度に貧弱し、毎日殆ど飲み食いができない状態で、顔が変形した。 

 張さんは2005年9月24日の朝、3回目の連行になるが、宝山区610弁公室に連行された。「インターネットの閲覧」という笑える罪名を着せられた。張さんは宝山区留置所で断食したが、結局、刑務所病院に送られた。それから1年間、青浦女労働教養所に拘禁された。警官の隊長は、張さんを毎日労働教養所の工場現場にある小さいイスの上に長時間座らせ、迫害をした。それで張さんは何度もけいれんを起こして失神した。

 その後、張さんは2006年9月に釈放された。家に戻った後、地元の派出所は、張さんの家族にすぐに張さんの状況を報告するようにと求めた。さらに人を派遣して24時間監視させて、追跡した。張さんの夫・藍兵さんは、長年上海市籃橋刑務所で8年近くにわたって迫害され、心身共にボロボロになった。高血圧や、両目の下が充血してほぼ失明状態になった。幸いなことに、いろんな方面からの救助を受けてやっと釈放された。張さん夫妻が家でみんなと揃うのは容易なことではない。しかし、張さんはまた9月8日に連行された。張さんと藍兵さんは、何の違法行為をしていないにもかかわらず、10年間にわたって絶えず心身共に迫害を受け続けてきた。

 張英さんは帰宅してからも、夫が不法に拘禁されているに加えて、両親の面倒を見なければならず、就職活動のため大変苦労した。しかしやっとの思いで見つけた仕事をしてまもなく、地元の610弁公室の関係者による妨害のため仕事を辞めさせられた。このように、江沢民政権の法輪功修煉者に対する経済面の迫害政策の下で、張英さんは大変不安定で困窮な生活を強いられてきた。

 張英さんの夫の藍兵さんも上海氏提藍橋監獄で8年にわたる迫害を受け、さらに高血圧、目の出血のため両目が失明した。紆余曲折の末釈放されやっと奥さんの張英さんと再会できたが、さらに迫害を受ける結果となった。

 10年にわたる不安定な生活を経て、80歳になった張英さんの両親は子供たちと会わない日々を強いられた上、自分の日々の生活のために苦労している。「私たちの娘は何も違法なことはしていません。ただ真・善・忍の信念を捨てなかっただけです。法輪功を習えば良い人になるし、体も健康になるのに、間違ったのでしょうか? なぜこんなことになるのでしょうか?」と張英さんの両親は憤慨した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年9月26日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/9/19/208629.html

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