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上海市徐匯区:李桂芳さんは不法に連行され5カ月以上も拘禁

(明慧日本)上海市徐匯区に在住の法輪功修煉者・李桂芳さんは2009年4月23日の夜、警官らに強制連行され、徐匯留置場に不法に拘留された。中国共産党の役人は、李さんに実刑判決を下そうと企んでいる。これ以前の2008年10月21日にも連行されたことがあり、その時は1カ月間拘留された後、監視付で釈放された。

 徐匯区湖南街道五原路734弄五号に在住の法輪功修煉者・李さん(54歳女性)は、2008年10月21日、宝山区警察署の警官、及び610弁公室の役人ら数人が、李さん宅に不法に進入した。そして李さんを連行した後、大法書籍と、数千元の現金、パソコンなどの物品を持ち去った。李さんは宝山留置場に不法に拘留した。

 当日の夜、李さんは重い心臓病の症状が現れ、付近の病院で救急治療を施した際、血管注射をしたら薬が逆流するので、病院側は治療を諦め、留置場に戻した。しかし病状が治まらないため、今度は李さんを南匯刑務所病院に搬送した。李さんは拘留されていた期間中、耐え難い拷問を受け、警官の脅迫や厳しい尋問を受けた。28日間経過した後、警察は徐匯警察分署の監視つきを条件に仮釈放した。

 徐匯警察分署はこの案件を引きついだ後、李さんの日常生活に対して更なる迫害を加え、李さん宅に行っては騒ぎ、玄関のドア叩き、名前を呼んだときに迅速に現れないと「再び連行して刑務所にぶち込むぞ」と騒いでいた。警官らの脅迫に李さん一家は常に恐怖を感じて、毎日落ち着いた生活ができなくなった。

 2009年4月22日の夜、居住区委員会書記が自ら出動し、李さんが逃げないように監視していた。23日に警官らは再び李さんを連行し、家宅にあったパソコンや、書籍などを持ち去った。

 李さんは徐匯留置場に不法拘留されてからすでに5カ月が経過し、李さんに関する情報は絶たれ、家族からの生活費、日常生活用品の届けも許可されないという。家族は派出所に李さんの近況を尋ねたが、派出所の警官からの返事は、「刑罰を下されるのを待っていればよい」というものだった。その後、家族は留置場を尋ねたが、何の情報も入手できなかった。法律によれば李さんは警察署に1カ月間拘留された後、この案件は検察庁に引き渡され、起訴するかどうかは検察庁の判断に委ねるという。しかし、徐匯警察分署は法律を無視して5カ月以上に亘り李さんを拘禁している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年10月2日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/9/24/208928.html

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