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ついに一歩を踏み出した


文/遼寧省の法輪功修煉者・暁麗

(明慧日本)私と妹はともに修煉者です。私たちは長い間、常人のことで忙しい日々が続き、しっかりと法を学ぶことができませんでした。しかし、トラブルが深刻化するあまり、内へ向かって探すことを忘れてしまいました。その結果、邪悪に弱みに付け入れられ、妹が連行されました。数十人の警官が妹を囲み、カメラで撮影していました。私は魂を揺さぶられるようでした。その時、落ち着かず、正念はとても弱くなりました。最初に頭に浮かんだのは、バックにあるものが調べられることでした。自分が法輪功修煉者であることが見つかり、逮捕されることを恐れていました。その時、師父の言葉を思い出すことができず、発正念を忘れ、自我に執着する心だけで頭がいっぱいでした。

 妹が連れ去られ、私1人だけが残されました。以前、ウェブサイトで同修が逮捕される文章を見て、悲しいけれど、今のように驚くことはなく、自分の身の回りに起きるとは思っていませんでした。しかし、この出来事はまるで天が落ちたように衝撃を受けました。妹が逮捕されたのは私の責任だ、もう少し精進し、法理に従って妹といつも切磋していれば、こんなことにならなかったはずです。妹は私にもう少し精進し、法をたくさん学ぶことを望んでいましたが、妹の口調が良くないと嫌がり、彼女の話を聞きたくなく、いつも些細なことで妹とけんかになり、いつも常人の考え方で考え、法理に従って悟らず、何かに遭うと相手の欠点を見て、内へ向かって探しませんでした。

 私はとても後悔して、絶えず泣き「自分のせいだ」、「妹を守ることができなかった」などと口にして、完全に情の中にはまり込んで抜け出せない状態でした。

 妹が逮捕されて3日目、妹の夫が警察に呼ばれた後、私の家に来ました。私をにらみつけながら、凶悪な警官のように問いつめ、良くない言葉を口にしました(普段、お互い話すことは少なく、とても礼儀正しかった)。私は耐えられず、師父の言葉の「しかし、往々にしてトラブルが発生するとき、それが人の心の奥深いところを刺すような激しいものでないと煉功の効果が上がらず、向上につながりません」(『転法輪』)を忘れ、彼と口ゲンカをしていまい、この関を突破できませんでした。

 私は家のものを会社の寮に送り、夫と子供を連れて寮に行きました。会社の支配人、同僚は巻き込まれることを恐れ、夫は圧力を感じて大きな声で反発しました。私は必死に同僚たちに法輪功の真相を伝えましたが、誰も聞こうとしませんでした。しかし、私はとても冷静で、私たちは間違っていない、私たちは最も正しいことをしている、正法は必ず成し遂げられると思いました。

 この事件で弁護士を頼みました。しかし、弁護士は警察に行き、帰って契約金を返しに来て立ち去りました。為すすべがなくなったときに、母から電話がかかってきました。「怖がらないで! みんな(同修)が私のために正義の弁護士を雇い、この数日弁護士と連絡をとっている」と言うのです。私はとても感動して涙を流しました。慈悲で尊敬なる師父に感謝し、尊敬なる同修に感謝します。みんなが私に力を与え、みんなのおかげで正念が強くなりました。

 しかし、数日後、連絡が途絶えたので、少し焦って母に電話をかけました。母は明日、一緒に妹の釈放を求めに行こうと言いました。しかし、私は恐怖心が重く、家に帰れず、まして妹の釈放を求めることはなおさらです。母が来たおかげで正念が強くなりましたが、心が落ち着かず、妹の夫が言った「すべて警官に話した。明日警官があなたたちを探しにくる」という言葉がずっと頭の中に現れ続けました。これは恐怖心を取り除くときであると分かり、絶えず自分を励まして内へ向かって探し、絶えず発正念をしました。

 初めて妹の釈放を求めに行く時、夫に反対され、行くことを拒否されましたが、それでも行きました。行く途中で、夫が電話をして「妹の夫が行かなくなった、あなたたちも行かないで」と言いました。それにもかかわらず留置場に向かいました。しかし、夫からまた電話がかってきて「おばさんの娘が高熱なので、早く帰ってきて」と、怒りながらとてもいらだって言いました。障碍がとても大きくなったと感じました。間もなく留置場に着く所で、夫から再び「私の予感では良くない、早く家に帰って、私の言ったことは間違いない」とメールが来ました。携帯電話を持つ手に汗が出て、焦り始めました。母は「早く帰った方がいい」と言いました。私は逃げるように家に向かいました。実際、すべて自分に恐怖心があるため、この関を突破することができませんでした。私はとても悲しくて、絶えず発正念をして邪悪の要素の私に対する妨害を取り除こうと努力しました。これは私の修煉の道だと分かっており、この関を必ず突破すると決心しました。そして次の日、母に明日一緒に行こうと言いました。

 2日目、私と母は国家保安局に行きました。少し緊張感がありましたが、心理状態をできる限り平常に保つようにしていました。その結果、関係者は責任者がいないので午後に来るように、と言いました。私たちは近くで発正念をして、午後になるとまた戻りましたが、やはり責任者は1人も戻ってきませんでした(邪悪は私たちに会うことを恐れている)。当時少し焦って、「責任者が出て来なければ私たちはここを出ません。妹は真、善、忍に従って善良な人になり、心身ともに恩恵を受けているのに、どこに逮捕する権利がありますか」と関係者に言いました。その日の夜、母は入り口の前に座り続け、家に戻りませんでした。2日目の朝、出勤前に国家保安局に行き、母と少し話した後、責任者が不快な表情で現れました。私と母はその責任者に真相を伝え、妹に会いたいと強く求めました。その責任者は「数日後に釈放するので、今は会わせることはできない」と言いました。私と母は完全に彼の言葉を信じず、弁護士と連絡することを待たず、自分たちですべきことを行いました。私はついに一歩を踏み出しました。数日後、妹は邪悪に負けることなく、耐え続けて、ついに釈放されました。

 今回の妹の救出を通じて、正念の威力、全体のエネルギーを感じ取りました。偉大で慈悲な師父が、精進しない私と妹を見捨てることなく見守ってくださったことに感謝しています。尊敬なる師父の済度に申し訳ないと思っています。同修が温かい手で私たちを助けてくれたことに感謝します。

  2009年10月22日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/10/4/209576.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/10/16/111634.html

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