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旧勢力の按排を全面的に否定する


文/中国の大法弟子

(明慧日本)この前、修煉していない夫(法輪功を支持している)にお願いして、明慧ネットが提供したDVDを入れる袋のデザインと作り方にならって、神韻のDVDを入れる袋を作ってもらいました。数日後、夫は私に「夢の中で派出所の警官に両手の人差し指の指紋を採られた」と言うのです。夫は続いて「恐らく私がDVDの袋を作った時の指紋が、採集されたようだ」と言いました。私は何も考えずに言いました。「そんなことはありえない話で、あなたは家にいるのではありませんか? 旧勢力の按排を否定し、私たちが行っていることは最も正しいことで、最も素晴らしいことですよ」その時はこのことについて特に気にはしなかったのですが、しかし心の中では少しばかり穏やかではありませんでした。

 翌日になって夫が話したことが繰り返し脳裏に現れました。私はそのよくない考えを否定し排除し、その念が消えたように思いました。そして私は法の暗記を始めました。ところでそのよくない念がまた現れ、いくら排除してもし切れませんでした。そこ、思わず迫害されるのではないかという恐怖心、心配する心、疑心などで頭がいっぱいになりました。法の暗記もできなくなり、正念を発しても効き目がありませんでした。私は内に向けて探し始め、恐怖心が作用していることは分かり、それを取り除く努力と、旧勢力の按排を否定する努力もしましたが、精神的に落ち着きませんでした。迫害されるのを連想し、恐怖感に襲われ、自分自身をコントロールできませんでした。そのとき脳裏に一念だけが残っていました。それは「どんなことがあっても最後まで修煉し続け、途中で修煉を止めない」ということでした。そして今後、夫には大法のことを手伝ってもらわないとまで考えてしまい、その考えが間違っていることも分かっていました。とにかく居ても、立つてもいられないような気持ちで、まるで生と死を選択しなければならないような気分に追い込まれてしまいました。

 私は仕方なく自分が記した修煉ノートを開いてみると、最初に眼に飛び込んできた言葉は「法理のうえで認識できた問題は、自分の修煉にとっていいことである」ということでした。そこで私は急いで師父が『2008年ニューヨーク法会での説法』を開いて勉強し始めました。師父はこのようにおっしゃいました。「特に迫害に遭ってからのこの数年間、皆さんが行なった法を実証することの中で、どのような具体的なことに遭っても、皆さんに教えたことがありますが、それはいずれも良いことで、それはあなたが修煉したから現れたことです。あなたが思っている如何に大きな魔難にしても、苦痛にしても、いずれも良いことです。それはあなたが修煉したから現れたことです。魔難の中で業力を消すことができ、魔難の中で人心を取り除くことができ、魔難の中であなたを向上させることができます」 そして師父は以下のようにもおっしゃいました。「大法弟子が物事を見るとき、必ず逆の立場から見なければならないと言っています。三界は逆になっていますが、皆さんは正しく歩まなければなりません。常人が良くないと思っているものは、修煉者、ここから離れようとする生命にとって良いものになります。常人と同じ考えであれば、あなたは永遠に常人のままであり、永遠にここから離れることができません」 私は早速このたびの出来事はよいことであることに考え方を改め、心の底からそう思えるように、自分の執着心を取り除くチャンスだと捉えるようにしました。そのとき恐怖心、心配する心、疑心などの執着心は瞬間的に消え去りました。私の全身は軽くなり、心理状態も平穏に戻り優越感さえ覚えました。

 その後、私は改めて自分をそうさせた原因は何かについて考えてみました。それは旧勢力の按排を否定しなかったこと、衆生を救い済度するこの神聖なことを常人の仕事と思ったこと、夫が夢の話をした後、私は「そんなことはありえない話で、あなたは家にいるのではありませんか?」と簡単に口にしたことは、すでに旧勢力の按排を受け入れ、これが邪悪に大きな隙を与えてしまったことに原因にありました。そして妨害されたことについて悪いことと捉えたことが、常人的な考え方であり、常人の次元まで落ちてしまい、だから正念を発しても効果がなかったのです。

 そのほかには、自分が受けた迫害(5年間の強制収用所での迫害)に対して重く見過ぎたこと、以前より自分のよくない念を取り除いていなかったこと、師父がおっしゃった「前面的に旧勢力の按排を否定する」という法を完全に理解していなかったこともありました。まさに師父がおっしゃったように「完全に法に則っている人を誰もが動かすことができません」(『2005年サンフランシスコでの説法』)

 心性が向上し、理念がますます明晰となりました。正法時期の大法弟子として行っている法を実証すること、衆生を救い済度することのすべては、偉大な壮挙であり、宇宙の中で光り輝いています。いかなる迫害になるような証拠も存在しません。すべての妨害は仮相なのです。修煉者は宇宙の正の法理に基づいて行わなければなりません。私たちの生命が法に溶け合えばこそ、責任を持って無条件で衆生に奉仕し、宇宙の中の正の要素に責任を負えば、負の要素は逃げ場がなく解体されるのです。

 「念を正しくすれば 悪はじぐに崩る」(『洪吟二・何を恐れる』)。大法弟子は歴史における主役です。師父がおられ、法があり、すべて師父の言われた通りです。「歴史はこれらの邪悪のために切り開かれたのではなく、大法弟子を成就させ、衆生がこの最後の時期に救われるように歴史が切り開かれたのです」(『2004年ニューヨーク国際法会での説法』)

 2009年10月25日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/10/17/210523.html

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