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スペイン裁判所による江沢民起訴認定を読んだ感想

(明慧日本)明慧ネット11月21日の報道によると、スペイン国立法廷はこのほど、「ジェノサイド」(集団虐殺罪)と「拷問罪」を犯したとして、中国前国家主席・江沢民、羅幹、薄熙来、賈慶林、呉官正らに対する起訴を認定した。さらに、6週間の回答時間の後、被告がスペインに入国しなくても、スペインと法的に締結している国に被告が足を踏み入れた際に、送還を要請できるという。

 ジェノサイド及び拷問罪は、中国社会のみならず、国際社会に対する犯罪である。スペイン国立法廷の判定は、国際社会がますます江沢民迫害政権の罪悪を認識し、もはやこれ以上、善良に対する迫害を容認しないことを意味する。

 江沢民政権の法輪功修煉者に対する残酷な迫害は10年も続いた。過去10年の間、少なくとも3,336人の中国の法輪功修煉者が迫害のため死亡した。このうち多くの修煉者は拷問や虐待によって殺されたのである。しかも、実際の死亡者は3,336人にとどまらない。さらに、少なくとも6,000人以上が実刑判決を言い渡され、十数万人が不法に労働教養処分を受けている。洗脳を受けている修煉者ははかりしれない。法輪功修煉者は皆、法輪功への信仰を放棄することを強いられ、拒めば直ちに拷問を受けることとなる。そのため、迫害を受けているのは法輪功修煉者のみならず、法輪功修煉者の家族や親友も間接的な被害者である。

 迫害は江沢民政権により1999年7.20から始まったが、その前の1999年6月10日から、法輪功修煉者を迫害するためすでに610弁公室が設立されたのだ。610弁公室は中国各地区に支部が設けられ、納税者の税金で維持されている。610弁公室は法輪功を弾圧するためだけに設置した専門的な機関で、中国の憲法、法律およびあらゆる司法系統を凌駕する特別党務機構であり、その性質はナチスドイツの「ゲシュタポ」に類似するとされる。

 迫害がもたらす苦難は、時間の推移とともに増している。明慧ネットを見れば分かるように、毎日中国大陸で起きている迫害の情報が報道されている。中には不当に十数回も逮捕され、何度も実刑判決を言い渡され、何度も労働教養処分を受けた人もたくさん見られる。このような大規模でかつ長期にわたる血なまぐさい迫害は人類の文明に対する侮辱であり、いかなる正義のある人にも受忍できるものではない。

 これほど長期にわたる迫害の中、法輪功修煉者たちは真・善・忍に対する信仰のもとで、危険を顧みず中国の人々に真相を伝え続けている。海外の法輪功修煉者も真・善・忍の素晴らしさを百以上の国・地域に広めている。中国にしても、国際社会にしても、いたるところで法輪功の素晴らしさ、そして江沢民政権の迫害の残酷さを知るようになった。そして、ますます多くの人々が正義を選択した。

 一方、江沢民政権はいつか必ず訪れるであろう裁きから逃れようとして、迫害の情報を封鎖すると同時に、マスコミを通して歪曲された報道やでっち上げた嘘を日々報道している。さらに、国際社会に対して経済利益を通して圧力をかけている。だが、本当に正しい信仰は決して一時的な圧力を前にしてなくなることはない。スペイン法廷の判定はそれを物語っている。このような法廷は必ずより多くの国々で現れることを、私たちは信じている。そして、中国国内でも、ますます多くの弁護士が法輪功修煉者のために弁護するようになった。近い将来において、江沢民及びその追随者らは、中国で法律の裁きを受ける日が必ずやってくるに違いない。

 人間世界の法廷とは別に、江沢民政権も必ず天理の審判を受ける。そして、すべての世人の言動も天理の判定を受けるであろう。スペイン法廷の示した判定は、正義は必ず邪悪を一掃する行方を示していると同時に、すべての人々への成すべきことの手本ともなっている。

 2009年11月22日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/11/21/213045.html

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