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法を実証する中で人心を修めて捨て去る(一)


文/中国の大法弟子

(明慧日本)正法が進むにつれ、新宇宙が新たに創られる過程の中、我々大法弟子に与えられた時間はますます少なくなりました。この最後の段階をどのように正しく歩み、どのように衆生を済度する中で常人の心をなくして宇宙の特性に同化するかの問題は、すべての大法弟子が厳粛に対処しなければならず、さらに修煉の道で避けられない問題です。

 過去を振り返ってみると、たくさんの経験、教訓がありました。師父の慈悲なるご加護のもとでここまで辿り着き、そして、修煉の道は本当に狭く、しっかりと返本帰真の道を歩まなければならないと悟りました。本当に師父がおっしゃった通りです。「理智をもって法を実証していき、智慧(ちえ)をもって真相をはっきりと伝えていき、慈悲をもって法を広めて世人を救い済度していく」(『精進要旨・理性』)次に、自分の正法修煉の体験を書いて、同修と交流したいと思います。

 大法を守る中で常人の観念をなくす

 邪悪がとても狂気な状態であった時に、元凶の羅幹(中共の専ら法輪功を迫害する首謀者の一人)が我が地区にやって来ました。私が住んでいる地域の入り口に、師父を誹謗中傷するスローガンが看板に書かれていました。これはとても目立って、衆生を害しているため、取り除かなければならないと同修と交流していました。恐怖心に駆られて意見は賛否両論でした。

 結局、私と普段よく一緒に行動する同修と同じ意見でまとまりました。それは、師父の弟子として、私たちは決して大法と師父を誹謗し、衆生を害する標語の現れを許してはならないと思っていたからです。夜、私たちは長い竿を使って、墨で標語を塗ってから帰りました。しかし翌日になってみたら、その墨は洗浄されて元のスローガンがそのまま復元されました。それで夜、また行って塗りましたが、翌日になって、新たなスローガンが付いていました。

 当日夜、いろいろ準備してガソリンで濡れた雑巾を使ってそれを燃やそうとしました。現場の手前で、私はちょっと周りを偵察してからにしようと思いつきました。私たちが標語の下まで行った時、両サイドの林中に6、7人の姿が動いているのに気付きました。私は小さい声で、「慌てないで、ゆっくり帰ろう」と言いました。帰ってからある同修の話によると、私達が帰る際に「捕まえよう」「ちょっと待て、見てみよう」との話が聞こえていたそうです。

 翌日、私は他の同修のところに交流に行きました。皆は、毎日行うのは危険で、きっと待ち伏せしているから、とりあえずは待ってみようの意見でした。家に帰って何度も考えても、邪悪が師父を誹謗中傷することを放っておくわけにはいけませんでした。しかも、あの辺は大勢の人が出入りをして、多くの衆生が毒害されてしまいます。

 前回行った同修と皆で一緒に失敗の原因を分析してみました。当時、心が落ち着かず、常人の方法で考えていたと話しました。この事を常人の中の事と思って、法理に基づいて認識しておらず、そしてこの背後に邪悪の要素があることを認識しませんでした。

 真剣に切磋琢磨し、各自が常人の観念をなくして、しっかり正念と自信を強めました。純粋な心をもって12時の発正念をして、その背後の邪悪な要素を取り除いてから家を出ました。

 私達が塗ろうとする所から30メートル離れた所に宿直室があって、私は当直人に対して発正念をしました。あの人が頭をあげてみると、すぐに我々が何をやっているのかが分かります。しかし、彼はずっと頭を下に向けて新聞を見ていて、後に電気を消して寝ました。

 同修が標語を全部塗り終わる際、近くの暗いところからパトカーのサイレンが鳴りました。私は自転車を押して、片手で立掌し、発正念しながらパトカーに向かって行きました。車中の警官はサイレンを鳴らしながらそばの住宅の方を眺め、自分の相棒を探しているようでした。私を見かけて彼は車のエンジンをかけようとしました。しかし、なかなか始動がかけられず、後にハンドルの上に伏せてあわてながら私を見ていました。しばらく対峙していて、同修が安全な所に離れたのを見て、私は自転車に乗って帰りました。

 私が無事に帰ってきたのを見て、同修達は安全に撤退してから一緒に私のために発正念し、大丈夫だ、必ず戻ってくると思ったと私に話しました。翌日、邪悪は赤い布で標語を包んで隠しましたが、風に吹かれて中身が露出され、とても見えにくかったのです。数日後、標語および綱を全部撤去して、それ以降は二度とかけられませんでした。

 この事を通じて、法を実証する中で必ず法理に基づいて行うべきで、全体に協力し合って、考えが一致すれば威力が大きくなるのだと分かりました。常人の観念を持って解決しようとすれば、常人におけるトラブルが発生します。物事自身は高次元の生命が按排したものなので、常人の手段を使おうとしたらできないわけです。異なる空間の邪悪な要素を滅してから、初めて大法を守る目的に達することができます。

 (続く)

 2009年12月2日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/11/25/213153.html

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