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黒竜江省伊春市:呉さん兄弟が受けた迫害(写真)

(明慧日本)黒竜江省伊春市在住の呉文錦さん(40)は法輪大法の修煉を始めてから、常に「真・善・忍」の教えに従って自分を律するようにしている。2009年11月2日夜、友好区公安分局のテキ清峰、610弁公室の付国志・劉明晨・孟凡金らに連行され、伊春拘留場に拘禁された。

 1999年、中共によって法輪大法が弾圧されて10年来、呉さん兄弟4人のうち3人が想像を超えるひどい迫害を受けていた。一番上の兄・呉文峰さん(50)は目が不自由なため、警官による嫌がらせ・連行・殴打・監禁などの迫害から逃れることができなかった。三番目の弟・呉文章さんは河北省唐山市の冀東刑務所に監禁され、その間に一度危篤状態に陥り、摂食不能や視力衰退の症状が出ても釈放されなかった。

両目を失明している呉文峰さん

 呉文峰さんは、かつて熊に襲われて失明し、人生のどん底に落ちた。法輪大法に出会ってはじめて、心の苦痛から解放され普通の生活に戻ることができた。呉文錦さんは二人の兄が法輪大法の修煉を始めてから、心身ともに変わったことに驚き、修煉の道に入った。

 2003年6月7日深夜1時ごろ、秦皇島山海関公安局一科と西関派出所の警官は呉文峰さんとほかの法輪功修煉者の自宅に突入し、彼らのノートパソコン・プリンタ・テープレコーダー・DVDレコーダー・現金などの私有財産を強奪した。そして、警官が呉文峰さんの大家さんを脅して、1700元の家賃と1000元の罰金をゆすり取った。

 呉文峰さんは派出所で宙づりにされ(いわゆる上縄という拷問)、警棒で殴打された。警官の楊勇は「供述しないと、生き埋めにするぞ」と脅しながら、20分ほど暴行を加え続けた。翌日の夜、第二拘留場に拘禁された。

 2003年7月2日、釈放された呉文峰さんは帰りの汽車の中で佳木斯鉄道分局公安処政保科に連行された。友好分局永紅派出所へ送られたうえ、残りの現金1000元を奪われた。2003年9月22日、東升敬老院で身柄を拘束されたが、敬老院で生活に必要な費用は呉文峰さんの給料から引かれた。2004年3月から2006年3月の間、呉文峰さんの給料は伊春区「610弁公室」の指示で支払われなくなった。また、修煉をやめるという転向書にサインをするよう強いられたが、迫害に抗議するため18日間断食をした。その後、釈放された。

 呉文錦さんは、1999年に法輪大法の修煉を始めてから、低血圧や胃病や腎臓炎などの病が次々と治った。彼女は「真・善・忍」に従って自分を律して、常に相手のことを思いやっていた。

 法輪大法が弾圧された1999年から、呉文錦さんは秦皇島第二拘留場で拘禁され、迫害を受けていた。2003年9月、釈放され伊春に戻っても、地元の派出所と「610弁公室」の警官から嫌がらせなどの迫害を受け続けた。彼女の姑は心臓病を患っており、迫害の影響で持病の心臓病がひどくなり、薬に頼る日々でうつ病になった。2006年3月7日、呉文錦さんは兄の呉文峰さんともに不法に連行されたが、呉文錦さんは脱出した。2009年11月2日夜、彼女は再び強制連行され、伊春拘留場に拘禁された。

 呉文章さんは修煉を始めてから、乱暴な性格が変わってとても思いやりのある人になり、古くからの腎臓病も治った。

 2000年11月23日、呉文章さんたちは北京へ真相を伝えに行った。天安門広場で「法輪大法は素晴らしい」と横断幕を掲げたら、警官がやってきて暴行を加え、パトカーへ無理やり押し込んだ。その時、呉さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫びながら、暴行される同修を救おうとした。そして、北京郊外の大興公安分局所属派出所へ連行された呉文章さんは拷問を受け、個人情報を言うよう脅かされ続けたが、最後まで一言も話さなかった。また、警官に「私たちはみな良い人です。法を犯していません」と訴えると、さらに暴行を加えられて体はぼろぼろになった。警官らは顔が血まみれになるまで殴り続け、疲れ果てたため暴行を一時やめた。そして、15日間拘禁された。

 2003年6月、秦皇島山海関で法輪功修煉者に対する大規模な一斉逮捕が行われた。呉文章さんは家を離れて路頭に迷った。

 2004年4月30日、呉文章さんは山海関長寿山で真相のスローガンを壁に貼り付けた時、山海関分局の警官・付勇らに連行され、ひどい虐待を受けた。呉文書さんが断食で迫害に抗議すると、山海関第三拘留場の王永恒らからひどい暴行を受けたうえ、強制灌食も受けた。15日を経過した後も拘禁され続けた。呉文章さんは修煉をやめるという内容の保証書のサインを拒否したため、迫害がエスカレートしたうえ、3年半の懲役刑を不法に言い渡された。

 2009年12月9日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/27/213388.html

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