■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/01/06/mh070364.html 



遼寧省:非公開裁判で王身倫さんに懲役5年の実刑判決

(明慧日本)遼寧省営口市ハツ魚圏区に在住の法輪功修煉者・王身倫さんは拘禁から5カ月後の2009年11月18日、非公開裁判で5年の実刑判決を言い渡された。しかし、王さんの家族は裁判所から通知を受けておらず、留置場の警官から王さんが起訴されたことを聞いた。

 王さんは2009年6月10日、法輪功の真相を伝えたためハツ魚圏区の国家保安大隊の王洪魁らに連行され、ハツ魚圏留置場に拘禁されていた。連行された当日の午後、王洪魁は王さんから自宅のカギを奪い、8人の警官を連れて王さんの家を家宅捜査した。王さんの妻・余志紅さんが家に帰りドアを開けると、警官たちが家を荒らしていた。警官は余さんに「おまえを捕まえに来たが、おまえはいなかったから夫を逮捕した。一緒に来い」と言った。余さんは「あなたたちとは一緒に行きません。あなたたちがやっていることは犯罪です」と言った。警官らは王さんの家からノートパソコン、プリンタ、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の説法DVD、ビデオカメラ2台、MP3二個、印刷紙とディスクなどの私物を没収した。王洪魁は余さんに、書類に署名するよう求めたが余さんは拒否した。王洪魁は自分で署名し、没収したものを持ち去った。

 その後、国保大隊は王さんの家から没収した物品を証拠品として、この案件を公安局法制科に提出した。法制科の張広業が検察院に起訴した。検察院は逮捕状を出したが、その後、証拠不足で却下した。しかし、張廣業は再び検察院に起訴した。

 検察院が裁判所にこの案件を送検し、王さんの家族には知らせず非公開裁判を行った。80歳になる王さんの両親は検察院に息子の無罪釈放を求めた。検察院は真実を話そうとしなかったが、王さんの母に懇願され、裁判所に送検したことを教えた。裁判所から5年の実刑判決を言い渡されたことを知った老夫婦は涙を流し、王さんとの面会を要求した。しかし、裁判所はこれを却下した。2人は留置場に戻り、2009年11月18日に裁判が開廷されたことを初めて知った。

 これまで、王さんの妻と息子は毎日、検察院と公安局に王さんの無罪釈放を求めていた。信仰を持つことは無罪で、法輪功を修煉することは無罪だと主張した。しかし、検察院と公安局はいつも責任を言い逃れた。2009年9月23日の夜10時、ハツ魚圏国保大隊が王さんの家に侵入し、王さんの妻・余志紅さんと息子・王志運さんを連行した。王さんの隣のマンションに住んでいた余さんの両親は、余志紅さんが助けを呼ぶ声を聞き、父はただちに志紅さんの家に向かった。父が志紅さんの住んでいるマンションの下に着くと、警官が「入ればおまえも逮捕する」と脅した。父は志紅さんとその息子が連行されるのをただ見ていることしかできなかった。

 当日夜、王さんの家を訪れていた、董氷さん(法輪功修煉者)と董さんの父・弟、瀋広海さんとその妻(その後、彼らの家も家宅捜査された)、楊麗君さん(64歳・医者)、法輪功修煉者の華世君さん・孫麗さん夫婦も連行された。

 楊麗君さんは重度の高血圧と心臓病を患っているため、2日後に釈放された。連行から36日後、董氷さんの父と弟が釈放され、他の法輪功修煉者は今もなお拘禁されている。

 2010年1月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/11/24/213218.html

明慧ネット:jp.minghui.org