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四川省重慶市:大学生の呂震さんが殴打され死亡した状況(写真)

(明慧日本)重慶大学国際金融学部の学生だった法輪功修煉者・呂震さんは、山東省刑務所内で法輪功の書籍を回し読みしたとして2009年6月20日、警官の陳岩らに指図を受けた服役囚の数人が、拷問を加え殴打し続けたため、21日の朝、33歳の若さで早死にした。生前の呂さんの身体は健康そのものだった。

  刑務所側は家族に通知した死因は、心臓疾患による突然死だという。しかし、呂さんには心臓の持病がなく、家族にも心臓の持病を持つ人がいなかった。

  6月30日の検死した際、呂さんの遺体には無数の痣が残っていた。胸部や脳内にも出血した痕跡があり、更に内腿あたりの皮肉が腐乱していた。検死した結果、呂さんの死因は明らかに殴打によるものだったと判明した。

呂さんの写真

  呂震さん(33歳男性)は1976年7月25日、山東省の蒙陰県に生まれた。重慶大学に入学後、法輪功の修煉を始め、「真・善・忍」の教えに基づいて自分を厳しく律し、学部の優等生だったという。2000年5月、法輪功のため政府へ陳情した理由で退学処分を受けた。

  同年の6月に再度政府に陳情したため、1年の労働教養に処されたと同時に、大学側に学士の称号を剥奪された。

  呂さんは刑務所で警察らに酷刑をもって拷問され、頭上や腕などに深い傷跡や痣が残っていた。全身に浮腫みがきて、顔が変形していた。 釈放後でも呂さんは落ち着いて生活することができなかった。現地の「610弁公室」の役人らは毎日のように家に来て、スピーカーででたらめな文言を放送し、呂さんと接触しないように周りの市民に呼びかけていた。家族への迷惑を考慮し、呂さんは仕方なく家を離れる道を選択した。

  2004年3月再び強制連行され、同年の12月に11年の実刑を言い渡された後、山東省刑務所に収監された。所内には法輪功修煉者を「転向」させる専門組織があり、メンバーは警官が率いる刑事犯罪者らで構成された。

  呂さんは「転向」を拒否し続けたため、朝5時から深夜3時ごろまで、両手を頭に抱えた姿勢でしゃがむように強制された。毎日2〜3時間しかの睡眠を取れず、拷問され続けた。その上、毎日絶えずに法輪功を誹謗中傷する言葉を聴かされた。

  呂さんはこのような迫害を受け続けたため、2009年6月21日、前日の殴打により死亡したという。

  2010年1月8日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/12/29/215255.html

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