日本明慧
■印刷版   

衆生に真相を伝えることで心性を高める

(明慧日本)今日は自分が真相資料を配る中でどのように修煉し、心性を高めたのかを同修たちと交流したいと思います。

  2006年のある日、私と同修達は『共産党についての九つの論評』を配るために再び農村に向かいました。そこは広い町で、二人は東の方へ、二人は南の方へ、私とAさんは西の方へ向かい順調に配りました。しかし、南のほうへ向かった同修達は時間通りに約束した集合場所に戻って来ませんでした。私たちは2時間近く待ちましたが、やはり戻ってきせんでした。焦っている私を見てAさんは「一緒に探しにいきましょう」と誘ってくれ、二人で探しに出かけました。少し歩いたところで道に北の方へ向かって歩いている人が二人いるのを見て(私たちが家に帰る方向)、Aさんは「彼女たちじゃない?」と言いました。私はそうかもしれないと答えました。すでに深夜2時頃でしたので、はっきり見えませんでした。Aさんは彼女たちを呼びにいきましょうと言いました。そのとき、相手がライトをつけ私たちに向けて「何をしているんだ?」と聞いてきました。私は人を探していると答えました。私は彼らを見ることなく前へ進み、Aさんはついて来ていると思っていました。なぜなら、今私たちが来たところに戻ってしまえば、元の場所にいたほかの同修たちまでも危険にさらされる可能性があるからです。

 しかし、私と一緒にいたAさんは来た場所に戻りました。すれ違った人たちはAさんについていったのです。私は結構な距離を歩き、後をついてきた気配がないので、振り返ると私は一人だったのです。同修たちが警官に身柄を拘束されるかもしれないと思いましたが、私は怖くはありませんでした。ただ同修は捕まってはならない、迫害されてはいけない、私たちは人を救うことをしている、最も良いことをしている、邪悪は私たちを迫害する度胸がないと思っていました。「あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります。」(『転法輪』)私たちは一体であり、必ず一緒に家に帰ると思いました。

 しかし、今はどうすれば良いだろうかと思った私は、戻ることに決めました。場所を探して近距離で発正念をしました。元来た場所にだいぶ近づきました。彼らが話していることがはっきりと聞こえてきました。ちょうど目の前に大きくて太いセメントの土管があり、私は中に入り発正念をしました。両手を結印すると、警官は怖くなり大声で誰か来い!と叫びました。これを聞いた私は、急いで胸の前に手を立てると、師父に助けを求めました。「師父、弟子は師父に面倒をかけたくはないのですが、でも今回は、師父に助けていただきたいのです」と正念を出したとき、警官の声が小さくなりました。しばらく聞いていると、彼女たちが真相を伝えているのが聞こえ、それから警官は彼女たちを解放し、帰り道まで教えてくれました。

 もう一つは今年の夏に農村で資料を配ったときのことでした。私たち8人で4つの村を回りました。同修の車で行きました。私たち4人は大きい村に行き、資料を配り終わって車に戻り、私は「まだ配っていない村はありますか?」と2回も聞きましたが答えてくれる人はいませんでした。もう一度聞いてみると、Bさんが「全部配り終わったでしょう?!」と不機嫌そうに答えました。それを聞いて私の心は平穏ではありませんでした。配り終わったと聞いて、発正念を続けませんでした。

 こうして意外にも、私たちは邪悪に入り込む隙を与えてしまいました。車がある村に着くと、運転していた同修はこの村は配っていないと言い出しました。私たちは車を降りて配りに行きました。私とBさんは同じ道を配ることになり、数軒しか配っていないのに、犬がほえ始め、家の中から人が出てきてライトで私たちを照らそうとしました。私は前、Bさんは後ろを歩き、私たちは隠れたので見つけられずにすみました。それからまた配り始め、Bさんは貼る係りで、私は彼女を待たずに進みました。何軒かを配るとまた家から人が出てきてライトを照らしましたが、私はすぐにれんがの塀の後ろに隠れました。塀の高さわずか1.5メートルで、幅は0.5メートルでした。その人はそこに立ったまま動きませんでした。私はどきどきして、怖くなってきました。次の瞬間「あれ、私は人を怖がっている!」そう思うと自分がおかしくなりました。この一念が出たため怖い物質が一気に散りました。私は法を暗唱し始めました。自分の怖がる心をなくしました。嬉しかったです。このとき自分に歓喜心が起きていることに気づきもしませんでした。師父が言いました。「修煉の他の方面と過程の中でも、歓喜心が生じないように気をつけてください。この心は非常に魔に利用されやすいのです」(『転法輪』)ある家の玄関のところで、赤い色をしたライトのようなものを見つけて、ちょうど見ているときに、家の中からいきなり懐中電灯を持った人が私に向かって飛び出してきました。私は急いで発正念をしました。このときは怖がる心などなくなっていました。彼は私をライトで照らして「あれが防犯カメラだと気づかなかったのか!?」と言いました。私は「知りませんでした」と答え、彼は「危なかった!あと少しで君を殴っていた」と言いました。「わたしは良い人ですよ、なぜ殴るの?」と聞き返しました。彼は「早く行って、行って」と言うので、私は一緒に配りにきた。Bさんを探しに行きましたが、見つかりませんでした。彼女は車に戻って私を待っていました。長い時間私を待ったため不満をもらしましたが、私は気にしませんでした。家に着くと、私は「良かった」と言いました。同修は「どこがですか? もう少しで殴られるところでしたよ!」と言いました。「今回は本当に内に向かって探せるようになりました。たくさんの執着心をなくせて、自分が一気に進んだ気がします。今回を通じて私は正念とは何かを知ることができて、本当に良かった」と私は言いました。

 どのように師父の要求通りに正法の道のりについていくかを今はっきりと分かりました。私は最後の道をしっかりと歩み、しっかり学法をして、しっかり発正念をし、自分の内に向かって探し、人間の執着心をなくして、三つのことをさらによく行っていきたいと思います。

 ありがとうございます、師父。ありがとうございます。同修。合掌

 2010年1月12日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2009/12/25/215033.html

■関連文章
大法弟子の言動を通じて、衆生に真相を伝える
あらゆる機会に法輪功の真相を伝え 衆生を救い済度する(三)
あらゆる機会に法輪功の真相を伝え 衆生を救い済度する(二)
「修煉」について悟る
山を越えて真相を伝える
大法弟子の行動が真相を伝える
優しく落ち着いて真相を伝えると威力がもっと大きくなる
孫に導かれて真相を伝える
真相を伝え衆生を救う老父の心
人を救うときは的確に真相を伝えるべき