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湖南省の警官、拷問で意識不明となった法輪功修煉者の火葬を企む(写真)

(明慧日本)雷井雄さんは(30代男性)1997年、学生の時に法輪功の修煉を始めた。2000年の大学入試では数十人の生徒たちがカンニングしたが、雷さんだけが正々堂々と試験を受けたことが話題となった。その後、湖南師範大学に合格したが、大学側はもっとレベルの高い北京中央美術学院に推薦した。

 しかし、雷さんは1999年7.20、法輪功修煉者たちに対する迫害が始まって以来、6回も強制連行され、迫害され続けた。

 一回目は、大学在学中に雷さんは地元(嘉禾県)の610弁公室、公安に強制連行された。地元の留置場に29日間拘禁、迫害された。最後に公安局、610弁公室、警官らは1万元(日本円でおよそ13万円以上)をゆすり取った。

 二回目は、雷さんは警官らに強制連行され、迫害停止を呼びかけるため、留置場で12日間断食し続け、やっと家族の迎えが許可された。

 2001年、雷さんは迫害事実を上告するため、北京へ出発した。嘉禾610弁公室、公安は雷さんを長沙の労働教養所に強制連行し、半年間も迫害し続けた。その後、雷さんは地元の留置場で半年間拘禁された。

 2002年、雷さんは生活のため北京で働いていたが、嘉禾610弁公室に再び強制連行された。雷さんの勤め先の人達は、法輪功修煉者たちは善良な人であり、保釈するように陳情したが、嘉禾610弁公室に却下され、地元で働かせる手配を強制された。雷さんは地元の学校で教師となったが、5日後、再び嘉禾610弁公室、公安に強制連行された。

 2003年、雷さんは理由もなく広東省東莞の610弁公室、公安の指名手配となった。雷さんの父親、親戚まで強制連行され、公安局で不審な尋問を受けた。公安は「お前の息子はここの人に良い人になれると教えたが、その人たちが精神病になった」と言った。この話を聞いた雷さんの父親は「それは捏造だ、精神病になるはずがない。俺の息子は真、善、忍に従って良い人になった」

 2004年、雷さんは湖南長沙公安局に連行され、当日夜まで拷問されたため、意識不明の重体となった。公安たちは雷さんを火葬場に運び、火葬しようとしたが、正義のある女性警官に「彼はまだ死んでいない、火葬してはならない」と止めた。しかし、男性警官たちは「もう意識がないし、火葬してしまえ」と言った。女性警官は「まだ生きている。今後責任を問われたら、誰が負うのか?」と言い、雷さんを長沙中央病院に運んだ。

 雷さんは入院しても、警官らにめった打ちされ、歯が抜け落ちそうになり、あごの骨が砕けた状態となった。顔全体が激しく歪み、目が突起し、耳も聞こえなくなった。病院側は雷さんの気管を切り開いて、注射器で食物を入れた。雷さんの父親は「息子は法輪功修煉者で、罪のない人だ、治してほしい」と頼んだ。病院側は鉄のクリップで雷さんの顔を固定した。母親は雷さんの顔を見た瞬間、泣きくずれた。

 今も雷さんは顔がひどく変形しており、傷だらけで、職に就くこともできなくなった。

雷さんの顔写真

 雷さんは親戚の紹介で杭州にやっと就職できたが、2009年6月18日に杭州へ行く途中、広州空港で公安局員にまた強制連行された。今回の連行理由は財布の中に小さい刃物があるため、その後は連絡のないまま行方不明となった。

 2009年7月、ある人から「雷さんは6月28日の晩、広州の警官に貴州の留置場に移された」との連絡があった。さらに、8年の不当判決を言い渡されたという。

 2010年2月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/1/11/216090.html

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