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大紀元の翻訳に携わり体得したこと(二)


文/オーストラリアの大法弟子

(明慧日本)

 修煉の位置づけを正しくする

 仕事の中でも、自分の心が法の上にあると、周囲の情況もきっと変わってくると、私は悟りました。8月初め、新しい仕事が見つかりました。面接の時、新しいプロジェクトのリーダーになるようにと求められました。その時、私は心の中でためらいました。リーダーになれば、きっと多くの精力や時間を費やさなければなりません。では、大法のプロジェクトはどうなるだろうと、少し心配しました。そのころ、ちょうど私は翻訳の仕事にとても励んでいる時でした。

 2週間後、新しい会社に出勤してみると、前に言われたプロジェクトの許可はまだおりておらず、私は当面、まずシステムメンテナンスの仕事をするようにと指示されました。一瞬、これは師父の按排だと悟りました。メンテナンスの仕事をする中で、奇跡が起こりました。彼らを4年間も悩ませていた難題を、私は1週間で解決したのです。私は、割り当てられた仕事はいつも素早く完成させ、しかも、私の書いたプログラムはほとんどミスがありません。経営者はとても喜んでいます。仕事を速くかつ良く仕上げてから、さらにいくらかの暇な時間に、学法か翻訳の仕事をします。

 そして私はこう悟りました。常人の仕事を確実に行い、ひいては最善にまで仕上げなければなりませんが、大法弟子として、大法を永遠に第1位に置かなければなりません。私が本当に内心から大法と修煉を第1位に置いた時、常人の中の仕事が思い通りに、順調になっただけでなく、また自分の修煉と大法を実証する上で、便宜が提供されるようになりました。

 法を暗記する体験

 修煉の初期から、私はいつも時間が足りないと感じていました。ふだんの雑多な時間、たとえば通勤時間、食器洗いの時間、洗濯物を干す時間など、1人になる時間を全部切り詰めて大法を暗記しました。もし師父が説かれた法をすべて私の空間場に映すことができれば、その空間ではなんと壮大な光景になるだろうと想像しました。

 法を暗記する過程は思想業力と闘う過程でもあります。師父は『オーストラリア法会での説法』に、「あなたの思想業力があなたをひどく妨害していることです。あなたに本を読ませず法を学ばせていません。あなたが眠くなり、寝てしまい、正念正覚を失うようにしています。ひいては、思想業力がはなはだしい場合、妨害を出現させます。あなたの頭の中で字を表します。大法を破壊する魔もこのようにすることがあります。ひいては考えの中であなたと喧嘩したり、あなたに話し掛けたりして、法を勉強させないのです。これは明白ではありませんか? これは思想業力または外来の妨害が作用しているのです。それはあなたに昇華させないのです」と説かれた通りです。

 以前、しばらくの間、私が法を暗記しようとすると、すぐ頭の中にまるで映画が上映されているかのように、様々なシーンが現れ、全然暗記に集中できません。その時には、まだ発正念して妨害を排除することを知らず、ただ必死に集中しようとしました。集中力が戻ると暗記し、しばらくして集中力がまた散ってしまいます。そしてまた、戻るとすぐ暗記します。このように何日も経って、やっと乗り越えられました。

 先日、通勤電車で座って法を暗記しようとすると、すぐに眠くなりました。必死に目を開けようとすると、『転法輪』の文字が宙に浮かび始めます。これは思想業力の妨害だと分かり、私は立ち上がって、引き続き暗記しました。立っても眠くなりますが、私は「眠い」ことを認めず、ただ必死に目を開けていようとしました。結局、降りるまで「佛法はこの上なく奥深いものであり」(『転法輪』「論語」)の一節しか暗記できませんでした。何回、心で読んだか知れません。電車を降りると、頭がすっきりとしてきました。このような状態は2、3日続き、最後にやっと乗り越えて、また心を静めて法を暗記することができるようになりました。

 以上、些細ではありますが私が体得したことです。

 同修の皆さん、ありがとうございました。

 再び、偉大な師父にお礼を申し上げます。

 (2010年オーストラリア法会発表原稿)

 2010年2月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/1/18/216458.html

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