日本明慧
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師に手伝って法を正し 絶えず精進する(三)


文/吉林省の大法弟子

(明慧日本)

 四、師を信じ、法を信じる

 本当の正念の源は法です。師を信じ、法を信じるとは単純に法を何回暗記したか、大法の仕事をどのくらいやったかによるものではなく、緩まず学法し、着実に修煉し続けることにあります。また真に、法とは何かを認識できてはじめて、旧勢力の按配を破り、法の威力を現すことができます。

 ある同修の自宅に行った時のことです。もう1人、別の同修がやってきて、私に、「彼の家は地方国家保護大隊のスパイらに監視されているから、パソコンなどを取り出さないといけない」と言いました。私は、「あなたは家に帰らないでください、泊まるところを手配してから、あなたの家に行って、必要な物を取ってくる」と言いました。そして、私は同修の泊まるところを按配し、家に帰りました。

 翌日、私はその同修の家に行きました。ビルの下には数人の私服警官が待ち伏せしていました。私の第一念は「師父、私を加持してください、私がやることは最も神聖なことであり、漏れがあったら、それは法で正します」と言いました。私は上の階に上りました。入ってみたら、同修も家にいました。「警官が外にいるのに、どうして戻ってきたのか?」と聞いたら、彼は「必要なものを運ばないといけない」と答えました。私は、「必要なものは私が運ぶから、私にください。30分後、あなたもここを離れなさい」と伝えました。その時、私の念はとても確固たるもので、誰も私を動かすことはできませんでした。

 私はパソコンなどをよく梱包してから、自転車に乗せました。しばらく自転車で走ると、オートバイの音が聞こえてきました。振りかえてみたら、スパイが2人尾行していました。私は走りながら、正念を発しました。ある住宅街にいくと道が袋小路になっていて、道はすべて鉄の手すりで封鎖されていました。それもとてもしっかりしたものでした。後ろにはスパイがいたため、私も油断せず、「師父、弟子を加持してください」と言いながら、片手で自転車を掴み、もう一方の手で鉄の手すりを引っ張りました。見た目にはとてもしっかりしているようですが、小さな隙間が出来上がりました。私は自転車でそこを通り抜けました。この時、2人のスパイは追いつき、「どこに逃げるか!」と叫びながら、手で私を掴もうとしました。しかし、頭が鉄の手すりに遮られてそこを通れませんでした。私は自転車に乗り、正念を発しました。最終的に、私は彼らの尾行から脱出することができました。

 この数年間、私はずっとよそでアルバイトをしていたため、常に仕事の現場が変わり、更に多くの人に接触することができました。高所での作業だったので、常に危険なことが起きていましたが、私は師父と大法に対する確固たる信念を持っていたため、多くの奇跡に出会い、大法の威力を現し、更に多くの衆生を救い済度できました。事後、内に向かって探し、自分の持っている漏れは適時、大法の中で正すことができました。

 以前、わが市で施工しているとき、クレーンが2トンもある鋼管をつるしていました。私たちは3人で作業をしていましたが、その指揮をとる人が間違ったため、鋼管の一端が鋼粱にぶつかり、私の右手の人差し指にぶつかりました。指は全部砕かれ、皮が少しつながっているだけで、ほとんど切れていました。その指揮官はびっくりして、顔面蒼白になりました。作業をしていた人らはみな集まってきて、私の手をみては、みなぽかんとし、ある人がはやく病院に行って指を繋げなさい、遅くなるとやりにくくなると言いました。

 私はみなをみて、穏やかに言いました。怖がらなくても大丈夫です。私は一銭も請求しません。私は法輪功を修煉しているため、師父が見守ってくれているので、病院にいかなくても問題ありません。私は砕けた指を丸い形にさせました。私は血を拭きさえせず、切れたところを合わせてから、トイレットペーパーで包みました。なぜなら、師父の説法から、細菌は私の身に届いたら、すぐ死んでしまい、なんの作用も出来ないし、私は師父から宝物をいっぱい授かっているから、私も旧法の制約をうけないと分かっていたからです。

 当時、私は少しの痛みもなく、ただ指が少し痺れて、膨らんでいると感じただけでした。心の中では、「師父、弟子は必ずしっかり行います」と、師父に対する敬慕の念ばかりでした。それから、私は引き続き仕事をやり、夕方5時に退社しました。自宅に帰ってから、内に向かって探してみると、最近学法をしっかりしていませんでした。そして私は早速、学法を始めました。

 翌日、マネージャと従業員らが車で見舞いに訪れました。そして「早く病院にいって治療しないと間に合わない」といいました。私は彼らに私の指を見せ、「もうすでに繋がっているよ」と言いました。彼らはとても驚きました。マネージャは、「あなたが法輪功を修煉していることは知っていたが、まさにこれほど不思議なことがおきるとは」と言いました。私は彼に、間違った操作をした人に罰を与えないようにと伝えました。

 その翌日、100名以上の人が集まった集会で、マネージャは安全を強調し、「みなさんは仕事をするとき、少し怪我すると労災を申し出ますが、ある人をみてください。私が言わなくても、みなさんは彼が何をしている人かが分かっていますが、彼は一銭も請求しませんでした。また苦しい中、常に他人のことを考えていました」私に集会での出来事を教えてくれた人たちは、マネージャの真似をしながら、「彼がとても長い間、私を褒めていた」と言いました。

 この類の事例はとても多く、ここでは一々口にしません。この数年間、着実に修煉する中で、私は絶えず大法の法理が見えるようになりました。

 私は、「肝心なとき、ただ師を信じ、大法を信じ、物事を行う出発点は、大法を実証し、衆生を救い済度することである。完全に自分のことを考えず、真に宇宙の中のすべての正の要素に対して責任を負い、師父の必要とすることを円容すれば、それこそ師を助けて法を正すことである」と、悟りました。

 五、全体の昇華

 この2年間、わが市では迫害されている同修、また病業に陥った同修、邪に悟った同修が絶えず現れ、全体の協調はあまりよくできませんでした。

 私は他所でアルバイトをしていたため、大法の仕事は一部しか参加することができず、同修は常に電話で私に連絡をしてくれました。私は、自分が必ず、完全に全体に協力し、同修らと一体になって、共に法の中で昇華し、全体が向上して、三つのことをしっかり行い、更に多くの衆生を救い済度しなければならないと悟りました。

 しかし、自宅に帰ったら、収入がないといけません。どうしたらよいのか?私は以前勤めていた会社に行きました。1回目に会社へ行ったとき、彼らに仕事を按配してくれるように依頼し、彼らに真相をも伝えました。そこで、4人が三退しました。最後に書記は、「あなたのいう通りだと、共産党はもうおしまいになるのではないか?」と聞きました。私は「本当におしまいになります」と答えました。

 彼らは私に仕事を按配してくれましたが、給料は1000元/月でした。給料は多くなかったですが、あまりやることはなく、毎日一回ミに行ってみるだけで十分でした。こうして、私は大法の仕事をする時間が十分とれるようになりました。しかし、心性の関もありました。妻は、「1ヶ月に5000元稼げる仕事をやらず、1000元の仕事をしている。しかもいつも忙しくて家にいない」と言いました。私はただ笑いました。時間が長くなると、慣れてきて、彼女は何の文句も言わなくなりました。

 この2年間、全体の向上のために、私は常に小規模の交流会に参加していました。同修が困っていて、私に声をかけると私はほとんどの場合、そちらに足を運びました。また常に他所の県や鎮を訪問し、同修らと切磋琢磨し、いかにして三つのことをしっかり行うかについて交流しました。

 学法と交流を通じて、大部分の同修はまだ個人修煉の状態にとどまっていることが分かりました。交流会を通じて、この段階の同修はほとんどとても早く向上でき、法理上の認識も向上しました。常人の認識や観念から抜け出し、表にでていなかった同修も、集団学法に参加するようになりました。真相資料の配布をする勇気がなかった同修もいまは配布できるようになり、基本的に三つのことをしっかり行い、衆生を救い済度するようになっています。

 一部のまだ表に出られない人、病業がとても重い同修、邪な悟りをしている同修が、私に助けを求めてくると、私は即座に駆けつけます。

 そろそろ70歳になる、老年同修の自宅に行ったことがあります。彼女は、「自分は脳血栓になってまもなく1年になる。歩けなくなっていて、半身不随になり歩けなくなったが、とても同修と交流したい」と言いました。

 私は彼女と一緒に学法しました。数時間の学法と交流を通じて、彼女はとても感動し、「自分はやっと分かった」と言いました。私は帰り際、「明日は立ち上がりましょう」と言いましたが、彼女はその場で本当に立ち上がりました。

 しかしまだ娘さんに支えてもらっていました。私は、「師父は修煉者には病気がないと説法されました。師父は修煉者に向けて説法したのではないでしょうか? 今のままだと、どうやって衆生を救い済度できますか?」と言いました。

 彼女は娘に手を離すように示しましたが、娘さんは母を手離すことが出来ませんでした。同修は正念が強くなっていて、娘さんを押し離し、自分ひとりで歩きました。

 またある同修は私の家を訪れ、彼女の姉がもうだめだと言いました。彼女の姉は修煉者でしたが、しかし精進しておらず、すでに肺がんから脳がんに転移したということでした。私は当時、「師父はひとりの弟子も手離したくないとおっしゃったのに、どうしてうまくいかないのか?」と思いました。 私たちは一緒に、車で彼女の家に向かいました。家の中には大勢の人がいて、みな彼女を見守っているだけでした。

 私は彼女の耳元で、「あなたはまた修煉したいですか?」と聞きました。彼女は、「修煉したい」と答えました。私は「あなたに座ってほしい」と言い、みなで彼女を支え、座らせました。私は彼女に法を読んであげました。2時間後、彼女は自ら「床から降りたい」と言い、家族が支えようとすると、「要らない」と答えました。彼女は6〜7歩、歩きました。彼女は内心から「法輪大法はすばらしい!」と叫びました。家族はみなびっくりしていました。彼女は夫に、「私は大丈夫です」と伝えました。

 彼女の夫は、「これはどういうことか?」と聞き、彼女の息子の嫁は、「もっと早く話せばよかった。そうしていたら家のお金もすべて費やさなくて済んだはずなのに」と言いました。

 彼女の娘と孫らはこういいました。「これから真相を伝えに行きましょう。みな信じるようになるから、何も持たなくてもよいですね。病院に行って真相を伝えましょう、病院は葬儀の準備をしなさいと言っていたから」

 村の幹部らもドアを開けて、「あ、本当によくなったね!」と驚きの表情を隠さなかったのです。

 実は、私たちが自分たちを真に修煉するものと扱えば、大法にはできないことなどありません。そして、私たちは自分の使命をやり遂げることができます。「修は己にありで、功は師にあり」(『転法輪』)ですから。

 交流したいことはとても多いのですが、今日はこれくらいにします。

 師父、ありがとうございます! 同修のみなさん、ありがとうございます!

 (完)

 2010年2月21日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/1/14/216202.html

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