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8年前に連行された61歳女性修煉者、未だ迫害続く

(明慧日本)黒竜江省大慶市に在住の馮艶さん(61歳女性)は、健康になるため法輪功の修煉を始めた。法輪功の教え「真・善・忍」に従って修煉し、持病が治ったうえ、良い人間になった。しかし、中国共産党による法輪功への弾圧政策により、この10年間あまり、多くの迫害を受けたという。2002年、馮さんは警察により強制連行され、3年の不当判決を言い渡された。労働教養所から家に戻っても、絶えず警察からの嫌がらせを受け続けた。

 馮さんは1996年12月から法輪功の修煉を始めた。数日を経て、リューマチや低血圧・心臓の持病・胃潰瘍などが治り、心身と共に健康になった。隣近所や知人はみな、「まるで別人に変わったかのようだ」と不思議がっていた。

 2002年1月13日午後の1時頃、密告を受け4人の警官が自宅に来た。「水道代の徴収人」と偽り、ドアを開けさせ押し入った後、電話で数十人の警官を呼び寄せた。その場に居合わせた20数人の法輪功修煉者と共に、馮さんも強制連行され、家にあった10数冊の法輪功の書籍や師父の写真と資料も奪い去られた。

 派出所に連行され、警察の誘導尋問を拒否したため、馮さんは暖房器具に30分ほど手錠を固定された。午前1時ごろには大慶留置場に移送された。馮さんは、この拘留は憲法違反だとし、抗議のため3カ月間も絶食し続けた。その間毎日、警官数人に引っ張られ、場所を移動させられ強引に灌食された。あるときは5、6人に抑えつけられ、管を鼻から気管に差し込まれ、窒息によって全身が冷たくなった。このような拷問が毎日続けられた。

 その後、馮さんは3年の実刑判決を言い渡され、ハルピンの労働教養所に送られた。入所した途端、法輪功を放棄するよう強要された。労働教養所は、放棄しない修煉者には寝させず、一日中、法輪功を誹謗中傷するビデオを見させる。法輪功を放棄する旨の保証書を書かせ、放棄すると、今度は法輪功と創始者を罵らせる。それができないと、本心からの放棄と認めないとして法輪功修煉者を転向させる。

 また、6月と7月の暑い季節なると、ウジ虫のわいた腐った料理を食べさせられる上、グランドで歩行訓練を受けさせられる。強い日差しに照らされ、日射病になるのも日常茶飯事だった。また、毎朝6時から午後6時まで、爪楊枝や箸作りを強要され、正午になると、やっと僅かばかりの休憩時間を与えられるという重労働を強いられることもある。

 このような獄中生活を終えた馮さんだが、出所後も警官からの嫌がらせが絶えない。

 2010年2月24日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2010/2/22/218531.html

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