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河北省:警官は罪のない国民を連行している

(明慧日本)河北省遷安市の法輪功学習者・段林霞さんは2010年3月1日午後2時頃、自宅で警察に強制連行された。同じく法輪功学習者の聞翠娟さんも3月2日の午後3時頃自宅にて連行。強制連行の理由は北京で「両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)以下、両会と省略」が開催中だからという。

 段林霞さんが連行された経緯

 段林霞さん(50歳女性)は、遷安市馬蘭庄供銷社(販売協同組合)の元職員。法輪功を修煉するまではリューマチなどの腰の持病に悩まされ、仕事ができない状態だった。1998年6月頃から法輪功の修煉を始めると、長年苦しんできた持病が全て完治した。

 しかし7.20以降、段林霞さんは陳情のために上京したが、警察に強制連行された。そして、馬蘭庄公安出張所に移送され、10数日間残虐な虐待と拷問を受けた。その後、釈放されたが、仕事は首になり、収入が無くなった。2000年7月、段林霞さんは再び警察に連行され、一ヶ月間不法に拘禁され拷問を受けた。その後、何度にもわたって警察に連行された。毎回、家族は保釈金として3500元を支払わされ、保釈された。あるとき、唐山市楽亭県で警察に口を殴る、蹴るなどの暴行を受け、更に家族に7千元支払わせてから保釈された。

 2007年10月、遷安市の警察らは大勢の法輪功学習者を強制連行した。その時、段さんが夫と一緒に遷安市国保大隊・彭明輝らに真相を伝えた。しかし、逆切れされ、遷安市留置場に拘留され、数日後、親族は1万元を保釈金として支払うよう強要され、保釈された。留置場では段さんの夫が警察に高電圧のスタンガンで電撃されるなどの拷問を受けた。段林霞さんの娘婿(修煉者ではない)も強制連行され、保釈金を支払い保釈された。今回の迫害で、段林霞さんの体は大きいダメージを受けた。筋肉が萎縮し、手足が変形して、自力で生活することが出来なくなった。それから一年後、煉功で徐々に回復していったという。

 2010年3月1日の午後2時頃、警察5人が段林霞さんの自宅に不法侵入し、何の証明書の提示もなく、家宅捜査を行った。そして、段さんの娘が使用していたパソコンを没収した。警察は更に段さんを強制的に連行した。強制連行の理由は「両会」期間中だからだということ。

 聞翠娟さんが強制連行されるまでの経緯

 聞翠娟さん(43歳女性)は遷安市楊店子鎮瀋家営村に在住。1999年の初め頃、家族で法輪功の修煉を始めた。実は聞さんは修煉を始めるまでは、毎日のように夫婦喧嘩をしていた。しかし、法輪功と出会ってから「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」という教えのもとに、法に照らして自分に厳しく要求し、唯々善い人間になろうと毎日のように頑張っていた。しかし、法輪功に対する迫害が始まり、聞翠娟さんは県の知事に手紙を書き、自分が修煉してから変化したこと、心身ともに法輪功の恩恵を受けていることなど、自らの経験を伝えた。その結果、強制連行されて修煉を辞めるよう強要されたが、拒否したら殴打された。2週間以上監禁され、様々な拷問を受けた後釈放された。

 2000年12月、中共が遷安市で洗脳班を設けた後、聞翠娟さんは洗脳班に入れられ、迫害を受けた。洗脳班の責任者・張来儒、趙新民(現在は政法委副書記)、楊玉林(現「610弁公室」副主任)、李成霞、石玉梅らから様々な拷問を受けた。

 2007年10月、「第17回党大会」期間中という理由のもとに、聞翠娟さんを公安局に連行した。公安局で何の理由も無く聞翠娟さんに高電圧のスタンガンで電撃を繰り返し、聞さんが危篤状態に陥ったため釈放された。2008年、北京オリンピック前に聞翠娟さんは再び強制連行され、開平労働教養所に監禁され拷問を受けた。その結果、体に酷い糖尿病、高血圧の病状が現れ、二カ月後に釈放された。

 2009年、中共は「建国60周年」開催という理由のもとに、警官らは聞翠娟さんの自宅に侵入したが、聞翠娟さんは留守だった。2010年の3月2日、「両会」期間中という理由のもとに、警官は再び聞さんの自宅を侵入し、聞さんは強制連行された。

 2010年3月7日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/3/5/219300.html

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