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吉林刑務所、法輪功修煉者を殺害した事実を隠ぺい

(明慧日本)吉林省ユイ樹市在住の法輪功修煉者・張建華さんは6年前に、吉林刑務所で迫害されて死亡した。同所は張さんの死因を隠ぺいするため、偽装工作をして責任を逃れようとしている。

  以下は当時、張さんと同じ施設で拘禁された修煉者がその一部の迫害真実を述べたものである。

  2004年の旧暦新年早々、わたしは吉林刑務所へ移送された。ある日、リーダーである受刑者から、「『抻床』は耐えられる人がいない。しかも、ある刑事犯の受刑者がこの拷問で死亡した。しかし、施設側は死者の家族に心臓病で死んだと伝えた」という話を耳にした。自分の記憶では当時、その事件について誰も口にすることが許されないことであった。実際、張さんが『抻床』で殺害されたとき、刑事犯だとでっちあげられたという事実は一部の受刑者やリーダーは知っている。

  明慧ネット2004年6月の報道では、50歳過ぎの張さんは2004年はじめ頃にすでに吉林刑務所に拘禁された。旧暦1月30日に、張さんは数人の受刑者に囲まれ暴行された後、「厳管隊」で迫害され、胸部や腹部に腫れの症状が現れた。しかし、何ら治療を受けることもなく続けて「抻床」で拷問された。結局、翌日の午後3時、すでに死亡した張さんの遺体が発見された。

  「抻床」とは、二つのシングルベッドを合わせて、法輪功修煉者を両ベッドの真ん中に置き、両手と両足が動けないように、両ベッドの4つの端に縛り付け、ベッドを揺らしたり、引き離したり、引っ張ったりすることで修煉者を虐待するもの。この拷問を受けた者は、耐え難い痛みが全身に走る。一部の修煉者は気絶するほど虐待され、筋肉が切断され骨折する者もいたという。また、一部の修煉者は精神に異常をきたし、身体障害者になるまで迫害された。

  2010年4月1日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/3/31/220732.html

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