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裁判所は弁護を恐れて開廷を中止、家族に弁護士の解雇を迫る

(明慧日本)黒竜江省七台河市新興区の裁判所は、李新春さんたち5人の法輪功修煉者の裁判を2010年4月1日と2日に開廷した。裁判はもともと2010年2月2日の予定だったが、弁護士の無罪の弁護及び民衆の傍聴を恐れて、開廷を中止した。しかも、裁判所は法輪功修煉者の家族に弁護士の解雇を脅迫した。

  2009年9月22日午後、七台河市公安局の「610弁公室」の主任・畢樹慶及び警官ら10人あまりは法輪功修煉者・李新春さん、郭其中さん、姜波濤さん、関淑雪さん、劉芳栄さん及びパソコンを売っている業主の張秀蓮さん姉妹を強制連行し、家財を没収した。警官は李新春さんの鍵を奪い取って、李さんの家に侵入し、恐喝したり脅迫したりして、子供たちは恐れて体調が悪くなった。張秀蓮さん姉妹はひどく迫害され、肺癌の末期にかかった李鳳波さんたち3人は家に帰った。

 新興区の裁判所は李新春さんたち5人の法輪功修煉者に、4月1日の開廷を通知し、3月29日にやっと家族は通知書を受け取った。

  ひどく迫害され肺癌末期の李鳳波さんも召喚状を受け取った。召喚状に書いてあった5条はデマであったが、共産党は李さんが出廷し、その5条を認めるように要求した。今、李さんと家族は体の苦痛に耐えるだけではなく、毎日心配で恐怖の中で過ごしている。

  新興区裁判所は2010年2月2日に5人の裁判を開廷する予定だったが、正義を持つ北京の弁護士、家族及び一部の民衆が傍聴すると、法輪功修煉者への迫害は法律違反だとバレてしまうため、弁護士と民衆を恐れて、開廷をキャンセルした。家族は何度も関連部門に聞いたが、担当者はいつお互いに責任をなすりつけた。家族の中で、70歳を超える2人の母親は、半年も自分の身内の状況が分からず、「610弁公室」の主任・畢樹慶に聞いたが、畢は電話で下品な言葉でののしった。

  李新春さんの娘、劉芳栄さんの母親及び姜波濤さんの妻は、無罪の弁護を弁護士に頼んだ。しかし、裁判所は劉芳栄さんの家族が頼んだ弁護士を解雇するように脅迫した。

 ほかに弁護士を頼んだ法輪功修煉者の家族2人にも、裁判所は弁護士を解雇しろと脅迫し、誰が弁護士を頼んだのかと聞いたりしていた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中國語のページを參照

  2010年4月12日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/4/1/220805.html

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