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河北省:法輪功修煉者が受けた迫害

(明慧日本)河北省清苑県に在住の法輪功修煉者・王東海さんは、中共(中国共産党)当局による一連のひどい迫害によって、2009年1月25日午後4時頃に死亡。享年51歳の若さだった。

 王さんは喘息などの多種の疾病を患っていたが、1997年に法輪功の修煉を始めてから、心身ともに回復した。法輪功が中国共産党により弾圧されて以来、王さんは法輪功の無実を陳情するため北京に行ったことで、労働教養所に送り込まれた。獄中生活で、強い太陽の光りに晒されて椅子を高く持ち上げさせる虐待や、ビンタを張られるなどの暴行、修煉を放棄させる目的の保証書を作らせるなどの迫害を加えられた。最後に、400元をゆすり取られたことで、釈放を許された。

 2001年7月、王さんは再度北京へ行き、法輪功の真相を伝えたため、警官に連行された。派出所で監禁されている間、頭を猛打されて1時間ほど失神したり、食べものを与えられずに2日間飢え、極度に衰弱した体で労働を強いられた。

 その後、王さんは清苑留置場に移送され、全密封式監禁部屋で法輪功修煉者・数十人と共に監禁された。25日後、王さんは家族が施設に1万元を恐喝されたことで、留置場から一時出所により家に帰された。

 しかし、王さんは釈放された後も、ずっと警官に嫌がらせ・監視・尾行・家宅捜索を受けた。その間、一度家から警官に強制連行され、1千元をゆすり取られた上、暴行や睡眠はく奪などの虐待を加えられた。

 2006年7月、王さんは法輪功の真相の内容のDVDを持っていたため、5500元の罰金を科され、立つこともできないほどひどい鞭打ちをされた。

 家族と共に精神的に大きな圧力を感じ、その上、絶えず警官らによる私生活への妨害で、心身共に疲れ果てた王さんは病に罹って死亡した。

 2010年5月2日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/2/222715.html

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