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新しい修煉者が真相を伝える中での体験


文/中国の大法弟子

(明慧日本)先日、同僚と長時間法輪功について交流しました。家に戻ってから交流の中での同僚の姿と態度で頭が一杯になり、2時間くらい経ってようやく落ち着きました。テレビでの法輪功に対する誹謗中傷のままで大法を測り、すでに中共(中国共産党)に洗脳されていましたが、彼女は自分では非常に中立的だと思いこんでいました。中共の修煉者に対する残虐な迫害に対しても非常に冷淡で、こんなことは自分とは関係がないと言いました。この同僚は日ごろ非常に穏やかで善良で、道理も良く分かっていました。なので、彼女のあの言い方は、私には完全に予想外でした。当然こんな言い方は相手の本当の考えだとはいえませんが、とにかく私は切ない思いでいっぱいでした。

 見た目は穏やかで、道理もよく分かっていたとしても、彼女が大法の真相を受け入れる程度が高いとはいえません。自分の観念で相手を枠にはめ、その枠から外れたら自分は落ち込んでしまいます。師父はこのようにおっしゃいました。「皆さんが時に物事を考える時、ある習慣を形成しました。つまり、私は何かをしたい。このことをこのように行い、あのことをあのように行い、非常に周到で、とても行き届いていると自分が思うまで考えるのです。いざそれを行なう時になると、実際の情況は千変万化しており、かえってうまく行かなくなりました。(笑) 行き詰まったらまた考え直すのです。このように事を行なうのではありません。正念を使ってください。自分がこのように行なうべきだと思っているように行なえば良いのです。問題にぶつかったら、自然にどのように解決するかが分かってきます。正念が強ければ全てが順調になり、きっと良く行なうことができます」(『大ニューヨーク地区法会での説法と法の解説』)

 私はずっと真相を伝えるとき、どのようにしたら落ち着いて「寛容の心」を修めることができるかを考えました。目覚めていない衆生を自分の世界に溶け込ませ、相手の佛性を啓発することがよいと思いました。そのため真相を伝える時、疑問文を多く使おうと思いました。疑問文は啓発の作用があり、相手を刺激したり、圧倒したりしません。

 この間同修の文章で嫉妬心の問題についての同修の話に深く同感しました。私は真相を伝える時、常人を軽く見る現象があり、自分が常人より優れていると思っていました。これが衆生に溶け合うことに多くの影響を与えました。もう一つですが、自分は修煉してから囲碁に昔ほどはまってはいませんが、常に大きな試合の結果を気にしていました。実はゲームやスポーツなどの勝負を気にすることは闘争心で、これらの闘争心が真相を伝える中で容易に心のバランスが崩れる原因でもありました。

 師父はずっと強調されたように、新しい修煉者が正法の過程に追いつくためには「方法は一つしかなく、つまり法を多く勉強することです」(『二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法』)と言われました。私は2008年に修煉を始めてから毎日『転法輪』1講と他の経文を学び続けています。三つのことを行うことでは多くの差がありますが、法の力が少しでも穏やかな心理状態で真相を伝えられるようにしていることが分かります。

 上海万博が近づいてから、あらゆる地下鉄の入り口でスキャナーを用意して、人々のかばんを検査している安全管理員をどこでも見かけます。この間、万博の期間中どのように法を実証するかについて考えた時、自分の生死に関わったときも法を実証する事を続けられるかと自分に聞いてみました。答えは「できる」でした。この答えが出た瞬間、直ちに全身に熱い流れを感じ、何かを突破したことが分かりました。

  この後『転法輪』を読む時、次の段落が目に留まりました。「気功師はみなこれらのものを持っており、一部の気功師の出した物質は、機器がないため測定のしようがありません。 機器で測定できるところから見て、気功師の出した物質は非常に豊富です」 われわれが衆生を救うために使っているCD、小冊子、真相の文章などは神が人を救う道具であり、常人の機械で測れるはずがありません。真相資料が入っていても何の問題もありませんでした。

 万博は私達が真相を伝える良いチャンスでもあります。子供時代の友人、同級生などが万博を見に上海に遊びに来たとき、私は上海にいてみんなが私に連絡をしてきました。表面では、かれらは上海に遊びに来るのですが、実際は救われる機会を掴むために来るのではありませんか? 師父は何回も私が緩んでいる時、悟らせてくださいました。救われることを待っている衆生を裏切ってはなりません。われわれは自分を良く修め、衆生を多く救い、将来に遺憾を残さないように頑張りましょう。

 個人の悟りが限られているので、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

  2010年5月4日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/26/222276.html

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