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湖南省:法輪功修煉者が杭州駅で強制連行される

(明慧日本)湖南省辰溪県の法輪功修煉者・余紹奇さんは2010年5月4日、杭州駅の待合室で電車を待っていたところ、警察の身体検査に遭い、法輪功の迫害真相資料を数冊携帯していたため、強制連行され、県の「610弁公室」に引き渡された。

 余さん(32歳男性)は短大卒業後、辰溪県気象台に就職し、今は副主任の職にある。1994年から法輪功の修煉を始め、以前患っていた心臓病などの疾病は消え去り、健康を取り戻した。余さんは県から「雷峰に学ぶ模範者」として、また「優秀職員」として表彰された。余さんは善を行うのが好きで、お金を拾ったときは警察に届け、交通事故で負傷した人を病院に運んであげるほか、消化活動に積極的に参加し、被災者への寄付をしていた。

 中共(中国共産党)は法輪功を迫害してから、余さんは幾度も強制連行され迫害された。1999年に北京中央政府に陳情したことで、仕事を一時解雇された。余さんの父親は県の民生局の副局長の地位にあり、息子が法輪功を修煉しているとの理由で副局長の職を解かれた。気象局の局長、紀律検査の書記も処分を受けた。2000年1月、余さんは再び北京中央政府に陳情を行うとした際、家族の阻止に遭い、不幸なことに4階から転落して落下し、身体が不自由となった。

 2006年6月、余さんは松葉杖を使い、陳情のため苦労して北京の天安門広場に到着した。待ち構えていた警官らに拘束され、当地の駐北京事務所に引き渡されたが、数日後、余さんは奇跡的に脱出に成功した。再び中央政府が集中する中南海に陳情に向かった。そして、再び警官らに派出所まで強制連行され、殴打され、タバコの火で焼かれるなどの屈辱を受けた後、当地の国家保安大隊の警官、労働組合の人らに引き取られ地元に戻った。不当に拘留され、警察に5千元ゆすり取られた後に釈放された。

 以後、余さんは少なくとも7回拘留され、2005年11月に労働教養刑に科され、3ヵ月ほど精神病院に監禁され、薬物による迫害を受けた。この後、2ヵ月ほど洗脳班に送られ、殴打、吊るし上げる、首を絞められ窒息させる、灌食、性的な屈辱などの拷問を受けた。耳が殴打により切断され、鼻や口から出血し、内臓は負傷していた。

 2007年9月20日午前、余さん気象局で仕事していたところ、突然10数人が事務所に侵入し、余さんを強制連行した。後になって分かったのだが、この10数人は「610弁公室」の幹部だったという。「610弁公室」の幹部らは、余さんを懐化洗脳班に送って迫害し続けようとし、職場に対し教育要員として一人の派遣を強要した。

 2009年9月下旬、国家保安大隊の謝開基、ゴン志仁ら6〜7人が、余さんが迫害を受けた事実を明慧ネットで暴露したと疑い、余さん宅に不当侵入し、パソコンを持ち去ろうとしたが、余さんの母親の阻止に遭い失敗し、パソコンに保存していたものを持ち去った。

 警官、「610弁公室」の役人らの度重なる家宅捜査、脅迫、ゆすり、強制連行によって、余さんの両親は心臓病や精神衰弱となり、余さんの妻は余さんと離婚した。余さんはの祖父は、共産党のために尽くしてきた幹部である。しかし、文革のときに批判され、迫害された。晩年になって年金の支払いを中断された。

 2010年5月15日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/10/223236.html

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