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中共はベトナムにまで迫害の手を伸ばす(写真)

(明慧日本)ベトナムの首都・ハノイで行われる「法輪大法の修煉体験交流会」に参加する予定だった13人の台湾の法輪功修煉者は、帰国予定の2010年5月12日を繰り上げて、10日に帰国した。13人はベトナムに滞在中、絶えず現地の公安から監視・妨害を受けた。さらに、強制連行された人もいた。これ以外にも、聶淑文さん(78)は、入国を拒否されて空港で即座に台湾に強制送還されたこともあった。現地の移民局の話によると、聶淑文さんは法輪功修煉者で、入国拒否の人物だという。事情に詳しい人の話によると、この背後には中共の陰が潜んでいるという。

ベトナム警察の検証を受ける台湾の法輪功修煉者(中)

 2010年5月9日、ベトナムの法輪功修煉者は初めて首都ハノイで「法輪大法の修煉体験交流会」を催した。全国から約150人の修煉者が交流会に参加した。これは、ベトナムの法輪功修煉者が行った2回目の交流会である。

 中共が迫害の手を海外に伸ばし、「ブラックリスト」が各地で出現

 過去11年間、中共が国内で法輪功修煉者を直接に迫害する以外も、度々海外へ手を伸ばし、さまざまな手段で法輪功を誹謗中傷するなどの騒動を起こした。例えば、貿易利益あるいは外交の圧力を通して、現地政府の法輪功への表彰や声援を阻止し、また、法輪功を憎むよう海外の華人を煽ったりした。駐アメリカ・カナダ・イギリス・日本などの中国大使館・領事館が、海外在住の中国人のパスポートの更新を拒否する案件が続々出ている。

 近年、中共はさらに度々ブラックリストを使って、各国の法輪功修煉者が自由に「一国両制」の香港に入国できないようにしている。過去8年間、香港政府によって暴力で送還された法輪功修煉者の数は240人に上る。さらに信じがたいことに、2007年の「七・一」(7月1日は香港が返還された日)期間中、香港政府はブラックリストを照合するため、香港の航空会社に旅客リストの提供を要求した。そのため、航空会社は台湾支社に電子メールを送った。

 中共はベトナムにまで迫害の手を伸ばす

 情報筋によると、今回の事件はベトナム共産党の上層部も関わっているという。

 13人の法輪功修煉者はベトナムで、観光中にも現地の公安から監視や妨害を受けた。5月9日、「法輪大法の修煉体験交流会」に参加した際、現地の公安が会場の外で監視し、正午になると、10数人の公安が突然会場に押し入り、台湾の修煉者を囲んでいた。この件に関して、台湾の駐ベトナム台北経済文化事務所は強い関心を示した。

 調べによると、ベトナム共産党は中共の指示により、ベトナムの法輪功修煉者を迫害した案件が度々あった。ベトナムの法輪功修煉者・範さんは、「これまでも、公安はよく家宅捜査を行っています。法輪功の書籍を没収し、家族を脅迫するなど、また、理由もなく法輪功修煉者を強制連行し、留置場で滅多打ちすることもありました」と語った。

 今回の交流会の最中にも、公安が電波を使ってマイクを妨害したり、停電させたりした。

 初めてベトナムを訪れた張さんは、中共が迫害のためにここまでするとは思いもよらなかったという。「この件を通して、私達は共産党の本質が欺瞞・嘘・恐怖そのものであることを再び認識しました」

 張さんは、台湾の民衆及び世界のすべての人々が中共の邪悪な本質を見極めるよう呼びかけている。

 2010年5月22日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/12/223488.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/5/16/117074.html

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