日本明慧
■印刷版   

中国ではオバマ大統領も、自らネット封鎖を突破しなければならない

(明慧日本)米オバマ大統領は2009年10月16日、上海で約400人の学生と質疑応答を行ったが、オバマ氏の発言は中国共産党(中共)当局に封鎖、改ざんされた。北京では上海での答弁を生中継するホワイトハウスのホームページ(Whitehouse.gov)にアクセスしようとしても、映像または音声の通信エラーが出て、答弁の様子が見れないという。ホワイトハウスのFacebookホームページも当時の答弁を生中継した。しかし、Facebook、Twitter、Youtubeなどのサイトは中国で封鎖されている。ドイツ通信社のある中国大陸Twitterユーザはこのような書き込みを残した。「オバマ大統領は中国で自分のTwitterブログを更新したいならば、ネット封鎖を突破しなければならない」

 オバマ大統領でも中国でネット封鎖を突破しなければいけないというのは、いわゆる「中国の特色」を示している。これは中国の多くのインターネット利用者の悲しみである。また中共が思惟硬化、情報公開などを恐れていることを示している。これに対して、中国建国60周年記念式典で表した「強大さ」と一致していない。臭い物に蓋をする背後には、偽物の強大さがある。

 中共はなぜここまで情報の公開を怖がっているのだろうか?しかも、オバマ大統領のインターネットを利用した自由な演説の内容を堂々と削除した。これもまた、中共にいかなる幻想も抱いてはいけないと教えてくれた。

 ある人から、今の中国ではインターネット封鎖の状況が軽減されているのではないかという質問もあったが、現実ではまったく変わらず、むしろ厳しくなる一方である。中共は莫大な人力・財力をかけて、建国60周年式典を挙げた後も、ネットワークの封鎖は緩和しなかった。そのため、海外の「封鎖を突破するソフトウェア」の技術者達はそのソフトウェア(例えば「自由の門」と「無境界サーフ」など)を、封鎖の対策として絶えずバージョンアップしている。

 海外メディアは中共の数十年間にわたる中国国民に対する犯行を暴露した。もし中国国民が中共の本性を知れば、徹底的に中共を放棄し、その上、中共の極悪非道の人を裁く。これが今の中共が怖がっている原因である。

 中共がインターネットを封鎖すること自体が犯罪行為であり、人が情報を知る権利と言論の自由を奪った。ネット封鎖により、中国のインターネット利用者が監視された。真相を知るため、真実の世界を知るために彼らはネット封鎖を突破しなければならない。

 最近では、中国のネット利用者が封鎖を突破して、ビッグニュースを知った。それは、スペインの国家裁判所が法輪功を迫害する江沢民、羅幹、薄煕来、賈慶林、呉官正を「ジェノサイド」、「拷問罪」で起訴したことだ。スペインの起訴は画期的な意義があり、中国の民間人を励ますとともに、中共の高層を動揺させた。国際社会では大きな反響を及んだ。

 近い将来、中共の官僚達は江沢民らと同じく、正義と法律の審判に臨むしかない。

 2010年5月28日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/11/23/213176.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/12/12/113062.html

■関連文章