元・膵臓ガン患者の物語
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明慧日本)以下は、カナダの華人新聞社に投稿された文章です。

 私は籍洪といいます。法輪功修煉者です。私が貴社に投稿したのは、江沢民をはじめとする中国共産党が法輪功を迫害し、誹謗中傷によって、多くの善良な華人が騙されて法輪功を誤解し、或は敵対的な態度で法輪大法とその修煉者に対しているからです。私から見れば、これは公正ではなく、社会の道徳を損ない、深い意味で宇宙の大法を否定し、非常に危険なことです。このため、私は自分がどのように法輪大法の修煉に入ったか、どのように大法の中から大いに受益したかを書きしるします。これを通して法輪大法が正法であること、法輪大法が、人々に道徳の回復と心身の健康を教え、返本帰真を導く偉大な法であることを実証したいのです。

  私の体験

 私の家族は癌の家系です。私の父・2人の叔父・祖母・義理の叔父は皆、癌に罹りました。私の世代は、私と姉及び従兄もこの悪運から逃れられませんでした。数えてみると、私たちの家族には癌に罹った人が8人いました。今日、私と姉を除いて他の人は皆、亡くなりました。

 私は1995年の秋、体調が悪いため、病院で検査を受け、胆嚢系に問題があると言われました。CT検査の結果が出ると、医者は私に「具合が悪くなってどれぐらい経ちますか」と聞きました。私は「しばらく経っています」と答えました。医者の表情から、私は自分の病気があまりよくないと感じました。その後、更なる精密検査のため、大きな病院に行き、「膵臓に病変がある」と診断されました。その年、私は43歳で、息子は14歳でした。夫の両親と夫は私のいないところでひそかに泣きました。良い治療を求めて、家族は私を北京中日友好医院に送りました。そこで、専門医に膵臓頭部の中期と末期癌と診断されました。この癌は最も悪いもので、患者にとって最も苦しいものです。死亡率はほぼ100パーセントだと、私ははっきり分かりました。

  当時の私の気持は、本当に言葉で表せませんでした。私は涙を浮かべながら、「死にたくありません。助けてください」と医者に言いました。しかし「この病気だから、誰も助けられない」と私にははっきりに分かっていました。膵臓頭部の癌に圧迫された胆管は胆嚢汁の流れが悪いため、私は全身が真黄色になり、食事もできず、重篤状態に陥りました。診断がはっきりした数日後、病院で手術を受けました。医者が私の腹腔を開くと、膵臓の腫瘍は静脈の血管と粘着していました。摘出不能であることが分かり、手術は中断しました。家族に状況を説明して、保守治療で命を延ばすことに同意してもらい、消化系の働きを保つために胆管と十二指腸をつなぐ手術を行いました。これは死を待つしかないと宣告されたようなものでした。手術室の外にいる夫はこれを知って涙があふれました。

  術後、私は姉に病状を聞きました。姉は事実を言ってくれました。当時、私の頭は真っ白になり、沈黙してしまいました。治療が不可能にも関わらず、家族は相変わらず治療を求めました。私は漢方薬を飲んだり、化学療法を受けたりしました。癌の痛みや化学療法の副作用やストレスの中で、私は一日一日苦しみをなめました。特に子供のことを考えると、心がたいへん痛みました。ある日、私は病院で息子からの電話を受けた後、この子は将来独りぼっちで身を寄せるところがなくなると考えると、涙が止まりませんでした。

  精神的苦しみと肉体的苦しみで、辛い毎日を過ごしました。「家族は全力を尽くしてもこの病気を改善できず、世の中に私を救う人がいない。私はこの世にいるが、この世のすべてが私と関係がないようだ」と考え、孤独感にさいなまれました。「世間を離れ、お寺で余命を過ごそうか」と考えたこともありました。術後、私の体重は45キロを下回りました。髪の毛は、ほぼ脱落してしまい、顔色は黒と黄色でした。

  96年の末、私の身体は更に弱くなり、痛みも強くなり、食事もできなくなりました。夫に病院に行くことを勧められましたが、私は「一旦入院すると出られない」と思って行きませんでした。ある朝、私は外で気功を練習している人たちを見ていました。ある年上の女性が近づいてきました。彼女は「私はあなたの状態を数日見ました。法輪功を練習してみましょうか? 今日、私たちは李先生の講法ビデオを放映します」と話し掛けてくださいました。私は彼女についていき、ある協調人の家で録画を拝見しました。当日、そこに座っていた私は穏やかで、とても気持がよかったのです。その後、その協調人は『転法輪』を貸してくださいました。私は3日間で読み終えました。4日目の朝4時すぎ、私は彼女について煉功点に行き、北風と雪の中、皆と一緒に1時間の動功をやりました。その日から今日まで、私は煉功をやめたことがありません。

  当時の私は毎日、朝と晩に煉功し、昼間は他の修煉者と一緒に『転法輪』を勉強し、家で『転法輪』を写しました。私は「一人の人間が生まれた時、時間概念のないある特殊な空間に、その人の一生がすでに同時に存在しており、一生だけではない場合もあります」(『転法輪』「宿命通功能」)を読み、自分の病気は運命の中に本来あったことが分かりました。李先生は「人生を変えるにはもう一つ方法があります。 実はこれが唯一の方法で、すなわちこれから修煉の道を歩むことです」とおっしゃいました。私は何の障碍もなく、この修煉の道に入りました。

  当時、「私のような重病人は李先生に受け入れられるのか?」と考えたことがありましたが、この念はすぐ無くなりした。私は病気の治療を求めず、死に向かっても、付き添ってくれるものがあるからです。私の孤独感が消え、背中に一つの暖かい高い壁があるように何も恐れませんでした。とても気持がよかったのです。知らないうちに身体が良くなり、痛みや嘔吐や下痢が現れても、「これは身体を調整してくださっている」と分かり、食事と睡眠もよくでき、体力が強くなりました。1〜2カ月の間に私は大きく変りました。お正月、私に会いに来た親戚の皆は私の変りように大いに驚きました。5月になると、私の体重も回復しました。

  学法煉功をするにつれ、私は人生の目的とその意味がよく分かるようになり、常に李先生の教えどおりに行動し、修煉者の基準に基づき、先生がおっしゃったように「心性が高まってくると、身体にも大きな変化が起こります。心性が高まってくると、身体を構成している物質も間違いなく変化が起こります」(『転法輪』)のとおりでした。

  私は身体が丈夫になり、以前の慢性咽喉炎、胃腸炎も消えました。今、私は65キロの体重がある健康な人間です。私の命は法輪功修煉のお蔭で延びました。いつも、李先生の『シドニーでの講法』の「私は皆さんから何も求めず、一円も取らず、皆さんに善に向かうことだけを教えます。私は何も求めません。皆さんを済度しに来たのです、私はあなたの善に向かう心が向上できることを求めます」を思い出して、涙があふれます。法輪大法は私と家族を救っただけでなく、無数の人々に心身の健康をもたらし、道徳を回復させました。

  私は自分の話を通して、皆さんに「法輪大法は正法であり、人々に道徳を回復させ、返本帰真の宇宙真理なのです」ということを伝えたいのです。私は多くの善良な華人の同胞に共産党の宣伝を信じないように望みます。

  法輪大法はすばらしいです!

  私はConnie Jiと申します。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2001/7/10/13199.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/11/11/54421.html)     更新日:2011年12月9日
 
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